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バセンジーの基本情報
バセンジーが広く知られることになったのは20世紀後半ですが、歴史的には非常に古く、紀元前から存在していた最も古い犬種と言われています。
「吠えない犬」ということで知られていますが、全く吠えないというわけではなく「ワンワン」ではなくヨーデルに似た風変わりな声を出して感情を表現します。
日本での飼育頭数が少ないとても希少な犬種です。
バセンジーの歴史
歴史① ~ルーツ~
バセンジーは、アフリカのコンゴ共和国を原産とする犬種です。
歴史は非常に古く、紀元前7000年~5000年頃から存在していたと言われています。
中央アフリカのコンゴに住んでいたピグミー族が狩猟に使っていた土着犬で、エジプトのファラオへ贈り物として伝わったと考えられています。
エジプト王国の滅亡後には、コンゴの奥地で数千年に渡って知られることなく野性的に生活を続けていましたが、1895年イギリスのアフリカ調査団によって発見されました。
そして1895年以降、アフリカからイギリスへ持ち込まれようとしました。
しかし、ジステンパーにかかり何度も失敗に終わっていました。
その後1930年代になってからやっとイギリスで個体数を増やすことに成功します。
1940年代後半にはアメリカに渡り、1956年に公開された映画「Good-bye, My Lady」によって、人気が急上昇していくことになります。
バセンジーの特徴
- 体重10~12kgの中型犬
- 筋肉質な体に長い脚。驚異のジャンプ力を持つ。
- おでこのシワ
- 独特な鳴き声
特徴① ~大きさと身体的特徴~
バセンジーは体高38~43cm体重10~12kgの中型犬です。
バセンジーは筋肉質な体に太い首、長い脚、くるりと背中に巻き上がった尻尾をしています。
トロットスタイルと呼ばれる独特の走り方をすることも特徴的です。
細長い顔立ちとシワがよったおでこに、ピンと立った小さ目の耳をしています。
通常犬の発情期は少なくても年に2回はありますが、バセンジーはオオカミと同じで年に1回の発情期ないという特徴も持っています。
特徴② ~吠えない犬バセンジーの感情表現方法とは?~
「吠えない犬」と言われているバセンジーですが、吠えずに感情をどのように表現するのか気になりますよね。
他の犬よりも感情表現が少ないとも言われていますが、信頼できる相手だと認識していくと共に様々な感情表現を見せるようになります。
バセンジーが吠えないというのは、「ワンワン」と吠えないということであり、全く鳴かないというわけではありません。
ヨーデルのような鳴き声や、「クックッ」といった不思議な声を出して感情を表現することもあります。
他にも、嬉しい時には耳を倒す、しっぽの根本を小刻みに振ることや、困った時には顔のシワをさらにおでこに寄せるなどの方法でちゃんと感情を表現します。
接すれば接するほど感情が読み取れるようになることも、バセンジーの魅力の一つです。
特徴③ ~驚異のジャンプ力~
バセンジーは運動することが大好きな犬種です。
優れた運動能力を持っているため、高くジャンプをすることもできます。
成犬なら人間の大人の腰あたりの高さまで軽々とジャンプすることができるため、飼育環境や外出先などでは、ジャンプをして逃亡する可能性を考慮しておく必要があります。
特徴④ ~被毛の種類や毛色~
バセンジーの被毛は、短毛で滑らかな毛質をしています。
短毛の犬種は抜け毛が多いと言われていますが、バセンジーはシングルコートで抜け毛が少ないという特徴も持っています。
毛色には、レッド、ブラック、トライカラー、ブリンドルがあり、胸部や腹部には白になっています。
バセンジーの価格相場
子犬の価格相場
バセンジーは国内ではあまり見かけない犬種ですが、子犬の販売価格はだいたい10~25万円前後の価格で販売されていることが多いようです。
価格差が大きいバセンジーですが、これは明確な価格基準が設けられていないためです。
そのため、子犬の「血統」「容姿」「月齢」「毛色」「性別」などからブリーダーによって価格が決められています。
中には希少犬種ということで希少価値を加味して高い金額が付けられていることもあるようです。
また、希少犬種なだけにメスは繁殖目的で手元に残そうとすることが多いため、メスの子犬が販売されている場合にはオスよりも高い金額が付けられることもあります。
その他にも見た目のかわいらしさを加味して金額が付けられることもあるようです。
いずれにしても、提示されている価格設定をしっかり確認し、納得できる価格であるか検討するようにしましょう。
子犬はブリーダーから
バセンジーは日本での繁殖頭数が少なくとても希少な犬種です。
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