【獣医師が解説!】犬の口腔内腫瘍の種類、なりやすい犬種や治療方法について

犬の扁平上皮癌 骨浸潤について

骨浸潤というのは、つまり軟部組織に腫瘍が発生して、その腫瘍がその下の骨まで浸潤していくことをいいます。
扁平上皮癌では、この骨浸潤が非常におこしやすく、77%の確率でおこってくるとされています。

犬の扁平上皮癌 腫瘍の治療について

扁平上皮癌は、一般に転移率が低いため、治療において重要なのは、原発性腫瘍のコントロールとされています。
よって、部位的に外科的切除が可能であれば、広範囲に上顎骨切除、下顎骨切除が実施されます。
また、放射線治療も単独、および外科と併用で選択されます。
(以下に各々の反応率、局所再発率、生存期間中央値、1年生存率について記載します。
)その他化学療法や、近年では分子標的剤を使用した治療も注目をあびています。

また、癌の痛みを和らげ、進行を遅らせる目的で非ステロイド性抗炎症剤(NSAIDS)もよく使用されます。

 

犬の扁平上皮癌 外科治療について

  • 反応性:良好
  • 局所再発:0〜50%
  • 生存期間中央値(*):9〜26ヶ月
  • 一年生存率:57〜91%

(*)生存期間中央値は、患者の半分が再燃(腫瘍が再発すること)、あるいは死亡し、半分が寛解状態(腫瘍が全く認められない状態)で生存している地点です。

 

犬の扁平上皮癌 放射線治療について

  • 反応性:良好
  • 局所再発:31〜42%
  • 生存期間中央値:16〜36ヶ月
  • 一年生存率:72%

犬の扁平上皮癌 腫瘍の予後について

一般的に、扁平上皮癌の生存期間中央値は26〜36ヶ月以内とされています。

 

犬の口腔内腫瘍について まとめ

犬の口腔内腫瘍についていかがでしたでしょうか?犬の口腔内腫瘍にもさまざまな種類がある中、主に犬のメラノーマ(黒色腫)と犬の扁平上皮癌について説明させていただきました。

愛犬がいつもと違う場合は動物病院や獣医師にまずは相談してくださいね。
 

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