Contents
そして長く番犬をしてきたことから、警戒心が強く、知らない人が触ろうとするとガブッと噛みつき、トラブルになることもあります。
子犬の頃から甘噛みをさせないようにし、本噛みになる前に、噛むことはダメなことと学習させることが重要になります。
成犬になってからでは、なかなか噛み癖を直すのは苦労します。
愛される柴犬になってもらうために、自分でできなければ、柴犬と共にしつけ教室に通い、極力、成犬になる前に噛み癖は直すようにしましょう。
散歩
- 目安は1日2回朝晩30分
- 時間よりも質に重視する
かつては猟犬として山岳地帯を走り回っていた柴犬は、俊敏で運動能力が高く、運動量も多く必要です。
そのため毎日の散歩は欠かせません。
時間の目安としては1日2回朝晩30分ですが、柴犬の散歩は「時間よりも質」に重点を置いた方が良いでしょう。
散歩から帰っても落ち着きなくソワソワしている、興奮している様子が見られるようであれば、運動が足りていない証拠です。
かつては山岳地帯で活動的に駆け回っていたこともあり、ただ歩いて散歩するだけでは柴犬は物足りなく感じる場合があります。
途中で早歩きや走ったり、ボール遊びなどを取り入れたりするなど、柴犬の満足感を満たしてあげる工夫をして毎日散歩してあげましょう。
柴犬のお手入れ
柴犬のお手入れは、固い短毛の被毛は撥水性もあるため、お手入れは比較的簡単だと言われています。
ただし、換毛期での抜け毛が多く日々のブラッシングは欠かせません。
また、体をベタベタ触られることを極端に嫌う子が多いようです。
子犬の頃から体に触れられても平気になるよう慣れさせておきましょう。
柴犬はとてもキレイ好きな犬種でもあります。
そんな柴犬がいつも清潔でいられるように柴犬に必要なお手入れを見ていきましょう。
柴犬のお手入れ ポイント① ブラッシング
柴犬のブラッシングは、毎日散歩から帰った後に汚れを落とすよう習慣付けて行うと良いでしょう。
使う道具は主に3つで、スリッカーブラシ・コーム・獣毛ブラシの順番で使います。
- スリッカーブラシ:抜け毛やゴミを取り除いたり、毛玉を解くときに使います。
力を入れすぎず優しく毛を解かしましょう。 - コーム:抜け毛やゴミを取り除いた後、コームを使って毛並みを整えましょう。
- 獣毛ブラシ:毛艶を出すために獣毛ブラシを使いましょう。
軽く滑らせるように全身かけてあげましょう。
柴犬のお手入れ ポイント② シャンプー
柴犬は他の犬種と比べて、特別匂いがきついというわけではありませんが、屋外で飼っている場合や汚れやフケが溜まっている場合には、獣臭がすることもあります。
月1回を目安に犬用シャンプーを使って体を洗ってあげましょう。
全身に満遍なく毛が生えそろっているため、皮膚にまでお湯が行き渡りにくい難点がありますが、シャンプー前にブラッシングすることでお湯が行き渡りやすくなります。
シャワーヘッドを体に密着させて皮膚にまでお湯が行き届くようにして、2度洗いで丁寧に洗ってあげましょう。
この時のシャワーの温度は35℃前後が目安です。
柴犬のお手入れ ポイント③ 足裏・肛門周りバリカン
室内犬であれば特に必要となってくるのが、床で滑らないようにしてあげることです。
足裏の毛をバリカンでカットしてあげましょう。
また、汚れやすい肛門周りの毛を刈っておくことで清潔に保つことができます。
この時に肛門腺絞りも一緒にしておくと良いでしょう。
自分でできる自信がない場合には、トリミングサロンや動物病院でやってもらうと良いです。
柴犬のお手入れ ポイント④ 歯磨き
柴犬は丈夫な歯を持っているため、歯磨きが必要ないと思われがちですが、柴犬に限らず、犬は歯垢が溜まりやすく歯周病になるリスクが高い動物です。
健康のためにも、定期的に歯磨きをしてあげましょう。
できれば毎日磨くことが理想ですが、最低でも1週間に1回以上磨いてあげるようにすると良いでしょう。
柴犬のお手入れ ポイント⑤ 耳掃除と爪切り
立ち耳の柴犬は耳の中も汚れにくいため頻度も少なめで構いませんが、できるだけ耳の中のチェックは毎日行って、汚れていれば耳掃除をしてあげましょう。
合わせて爪が伸びているようであれば、定期的に爪切りもしてあげましょう。
柴犬の注意する病気
柴犬は比較的体が丈夫だと言われています。
しかし、そんな柴犬でもかかりやすい病気があります。
柴犬のかかりやすい病気を知っておくことで、あらかじめ病気にならないよう注意することや万が一に備えることもできます。
柴犬の注意する病気 その① アトピー性皮膚炎
アレルギーの元となるアレルゲンを吸い込むことによって皮膚に炎症が起きる病気です。
強い痒みを伴うことが多く、しきりに掻いたり噛んだりして痒みを解消しようとするため皮膚が傷つき脱毛や膿んでしまうことがあります。
治療法は、かゆみを抑える投薬治療とアレルギーとなっている原因を特定します。
予防法は、定期的なシャンプーで皮膚を清潔に保つことと、アレルギーとなる原因の物質への接触を避けることで予防できます。
柴犬の注意する病気 その② 膝蓋骨脱臼
膝のお皿の骨が脱臼する病気です。
高い場所から飛び降りたり、高くジャンプをするなど足への負担が多い場合に起こります。
脱臼の程度によって症状・治療法が変わり、軽症の場合には痛みもありませんが、症状がひどくなるにつれて歩き方の違和感や痛みを訴えるようになります。
治療法は、軽症であれば必要によって痛み止めを服用しながら自然に治るのを待ちますが、重症の場合には手術が必要となります。
フローリングで滑らないように絨毯を敷く、段差にはスロープを設置するなどの足にかかる負担を減らしてあげることで予防ができます。
柴犬の注意する病気 その③ 白内障
目の水晶体の一部や全体が、白く混濁する病気です。
老化によって起こりやすく、視力への影響や、最悪の場合失明の恐れもあります。
治療法は、投薬治療で進行を抑える方法と、手術によって人口の眼内レンズを目に入れる場合があります。
予防することができない病気ではありますが、早期に治療することで進行を抑えられることができる病気です。
柴犬の注意する病気 その④ 認知機能不全症候群
老化が原因で脳の機能が衰え、認知機能が低下する病気で、いわゆる「認知症」です。
11歳を超えた柴犬にリスクが高まると言われています。
症状は様々ですが、ぼーっとしていたり、今までしつけていたことができなくなる、夜泣きなどがあります。
治療法としては、薬物療法やサプリメントを用いて行います。
散歩コースを変えたり、知育玩具を与えるなどして脳を活性化することで予防することができます。
柴犬とのミックス犬
純血の柴犬もとても愛らしく、いろんな表情を見せてくれて魅力的ですが、柴犬とのミックス犬も負けてはいません!
様々な柴犬とのミックス犬。あなたはどれだけの種類をご存知ですか?
柴犬+ポメラニアン=ポメ柴
どっちの血が優勢するかで、ポメ柴のルックスはだいぶ違います。
凛々しい柴犬の顔だけど、ふわふわなポメラニアンの被毛を持っていたり。
一瞬キツネにも見えるルックスは、注目間違いありません。
柴犬+ブルドッグ=柴ブル
ブルドッグの緩いボディーラインに柴犬のつぶらな瞳、想像して見てください。
可愛くないわけがありません。
ブルドッグが優勢だった場合、ボディーラインやフェイスラインはブルドッグだけど、被毛が柴犬だったりします。
柴犬+プードル=柴プー
体の大きさやラインは柴犬だけど、被毛はプードルの被毛がミックスになって、凛々しい顔の中に、プードルの優しい雰囲気が加わり新しい犬種になります。
柴犬+コーギー=シバーギー
想像してください。
コーギーの体に柴犬の顔がくっついたのがシバーギーになります。
コメントを残す