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豆乳にはオリゴ糖が含まれており、腸内の善玉菌であるビフィズス菌や乳酸菌などを増やす役目をしています。
悪玉菌と善玉菌のバランスがとれることにより、腸内環境が整います。
犬に与える豆乳 最初はスプーン一杯から始めよう
豆乳は犬にとっても体に良い食品ですが主食にはなりません。
あくまでも栄養補助食品ですので一度に多量に与えないようにしましょう。
食べ過ぎると下痢や嘔吐の原因になります。
ドックフードでの野菜の割合は食事の10%程度とされていますので、2kgの犬ならば豆乳15ml、3kgの犬で20ml、4kgの犬なら25mlということになります。
これはあくまでも目安ですから、最初はスプーン一杯から始めてみましょう。
次に通常のペットフードにかけてやるなどして、慣れてきたら少しずつ量を増やしていきます。
犬は量より回数が多いほうが喜ぶといわれています。
豆乳を一日1回ではなく数回に分けて与えるといいかもしれません。
物足りなさそうにしているときは、豆乳を水で薄めて増やしてやると満足させられます。
冷たい豆乳はお腹を下すことがありますから、少し温めてから与えるほうがいいでしょう。
嫌がらずに食べてくれるようになったら、豆乳を使ったご飯やおやつなどにも挑戦してみましょう。
犬の食事はともすれば好物の肉食に偏りがちです。
多くの栄養素が含まれた豆乳をうまく利用してバランスのいい食事を作ってあげましょう。
犬に豆乳を与えるとき注意することは?
犬に豆乳を与えるときにはどんなことに注意すればいいのでしょうか。
豆乳を与える前に知っておきたい注意点を調べてみました。
犬に豆乳はダイエットにならない!?
豆乳は人間のダイエット食品として人気がありますが、犬にとってはダイエット食品にはなりません。
豆乳のカロリーは100mlで45.9カロリーです。
体の小さな犬にとってはカロリーオーバーになります。
犬にとって豆乳の摂り過ぎは肥満の原因にもなりますので注意が必要です。
犬に豆乳の過剰摂取は腎臓の負担になる!
豆乳は消化吸収のいい食品ですが、大量に取りすぎると腎臓に負担がかかります。
腎臓に疾患のある犬は獣医師に相談してからにしましょう。
利尿作用のあるカリウムも含まれているので頻尿をおこすこともあります。
くれぐれも大量に与えないようにしましょう。
犬に与える豆乳は無調整を選ぼう!
豆乳には調整豆乳と無調整豆乳とがあります。
無調整豆乳は加熱した大豆をそのまま絞りパックにしたものです。
無調整豆乳は大豆の青臭い味や独特な匂いエグミなどがあり、そのまま飲むのが苦手な人が多いようです。
無調整豆乳に砂糖・香料・塩・果汁などを加えて飲みやすくしたものが調整豆乳です。
飲みやすいので調整豆乳のほうを好む人が多いのですが、犬には砂糖や塩などが入っていない無調整豆乳を与えましょう。
豆乳と大豆アレルギーについて
体に優しく栄養豊富な豆乳ですが、一番気をつけておかなければならないのが大豆アレルギーです。
与え始めは気づかないことも多いのですが、もともと大豆アレルギーの因子を持っている犬が、豆乳を与え続けることで発症します。
●豆乳を与えると目や口のまわりが赤くなり痒みがある
●耳の内側や脇や股をよく掻くようになった
●豆乳を与えると下痢をする
上記のような症状が現れたら豆乳を与えるのを中止し、必ず獣医師の診断を受けましょう。
犬に豆乳を与えてもいい? 最後に・・・
豆乳は犬にとっても栄養価の高い食物だということがわかりましたね。
牛乳を与えられない成犬には嬉しい飲み物でもあります。
調整豆乳は飲みやすく口当たりもいいので、つい人間と同じものを与えたくなりますが、犬にとって過剰な塩分や糖分は健康を害することがあります。
少し飲みづらくても無調整豆乳を選んであげましょう。
豆乳は犬の主食にはなりません。
あくまでも栄養補助食品として毎日の食事に加えてあげましょう。
アレルギーには十分注意して、過度に与えすぎないようにすれば、子犬から老犬までどんな犬にも与えることができます。
ネットを検索すれば、豆乳を使った美味しいご飯やおやつのレシピがたくさん出てきます。
楽しみながら作ってみてください。
きっと愛犬も大喜びしてくれますよ。
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