犬が噛む理由。それぞれの対処法について

ラブラドール,茶色,取り合い

噛まれて困る物を噛んでいる時「それはダメ~!噛んじゃダメなのよ~」、手を噛まれたら「痛いから噛まないで~」など興奮してペラペラと叱っても、犬にとっては喜んでいると勘違いさせていることがあります。

叱る時には、「だめ!!」「痛い!!」など単発的な言葉を使って、叱った後は無視や放置をして叱るようにしましょう。

また、マズルを押さえつけるマズルコントロールをして対処している方もいるでしょう。

マズルコントロールは犬のしつけに効果的な場面もありますが、本来犬はマズルを触れられることを嫌います。

例えば、ブラッシングを止めてほしくて噛んだ時にマズルコントロールをしてしまうと、嫌なことを止めて欲しいと意思表示をしただけなのに更に嫌な思いをさせることになります。

これによってブラッシングに対しての嫌悪感が増してしまうでしょう。

無暗にマズルコントロールでしつけようとするのはやめましょう。

噛み癖のしつけ方法

犬の噛み癖へは、基本的に前述で紹介した噛む理由に合わせた対処を繰り返していくことで防いでいくことができますが、それでも噛み癖が収まらない場合には、サプライズを用いたしつけを行っていきましょう。

サプライズとは、視覚や聴覚、嗅覚、味覚などに刺激を与えることで犬の行動を静止させ、静止したあとに他のおもちゃやおやつなどに興味を向けるしつけ方法です。

例えば破壊行動の噛み癖へのしつけには、味覚のサプライズを使います。

事前に噛まれて困るものにビターアップルなどの味覚的サプライズを仕込んで置きます。

それを犬が噛んだ瞬間に「苦味」というサプライズが起こることで、びっくりした犬は噛むという動きが止まります。

この時に、あらかじめ準備しておいたおもちゃやおやつなどのご褒美で褒めてあげて、興味を他に向けていく方法です。

これを何度も繰り返していくことで、噛むのを止めていくようになるでしょう。

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