様々な病気にかかりやすくなり、骨や筋肉の衰えによりケガの心配も増えていきます。
それでは、10歳を超えると気を付けたい病気をいくつか紹介します。
- 癌・悪性腫瘍
- 認知症・小脳障害
- 気管支炎・肺炎
- 心不全・白血病
- 白内障・緑内障・ドライアイ
- 歯周病
- 外耳炎・中耳炎・耳腫瘍
- 関節炎・椎間板ヘルニア・骨粗しょう症
- 糖尿病・クッシング症候群・甲状腺機能低下症
- 前立腺肥大・子宮内膜炎
- 慢性腎不全・膀胱炎・腎結石膀胱結石・尿道結石
- 強迫神経症・分離不安 など
このように、全身的にかかりやすい病気が増えてきます。
犬の10歳 気を付けたい病気①
~肥満~
「肥満は万病の元」とも言われる通り、心臓や呼吸器系など内臓や足腰への負担が大きく様々な病気を引き起こす原因となります。
加齢に伴い基礎代謝が下がった老犬は、若いときと同じ食事を与えているとカロリー過多となり太ってしまうのです。
また高齢になると、運動不足にもなりやすく、より肥満になりやすくなってしまいます。
高齢犬用・ダイエット用のフードに変えるなどの食事内容と運動のバランスを考え、肥満を予防していきましょう。
犬の10歳 気を付けたい病気②
~認知症~
犬の場合、平均11歳になると「認知症」の症状が現れると言われています。
不明な部分が多い病気ですが、老化や遺伝、ストレスが認知症を促進させると考えられています。
認知症になると、睡眠時間が不規則になり夜泣きをしたり、食欲不振、無駄吠えが増える、トイレの失敗などの症状が見られます。
予防することが難しい病気で早期発見・早期治療が大切となりますが、犬にストレスのない生活を送らせてあげましょう。
また、規則正しい生活や運動、遊びなども症状の改善に有効的だと言われています。
犬の10歳 手術すべき?
犬が10歳になってから病気になったとき、例えその病気が手術すれば治る病気でも、高齢になればなるほど「麻酔のリスク」が高まります。
心肺機能の低下や呼吸系疾患が原因で副作用や後遺症が強く出やすいことや、麻酔に犬が耐えられるかという術中の危険性もあります。
10歳になると持病を患っていることも多く、心臓病や呼吸器疾患、肝機能障害、肥満、短鼻の犬種は特に麻酔のリスクが上がってしまうでしょう。
それでも、手術すべきか決断するのは飼い主さんです。
苦渋の決断になるかと思いますが、念入りに術前検査を行って犬の健康状態を把握し、担当の獣医師と相談の上で決断するようにしましょう。
まとめ
犬の10歳というと、一般的に老化の兆候が見られるころです。
10年もの間、共に過ごしてきた愛犬が老いていく姿を見るのはつらいものですが、近年では犬の寿命も延びて20歳まで生きる犬も少なくありません。
愛犬の余生が幸せで快適であるよう、これまでとは違ったケアも取り入れながら色々と工夫してあげましょう。
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