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「肥満は万病の元」とも言われる通り、太ってしまうことで病気の原因へとなってしまうことも考えらます。
決められたフードの量を与え、適度な運動をさせ、適正体重の中に入るように体重管理をしてあげることが大切です。
アメリカンコッカースパニエル
「シニア期」の体重推移と注意点
シニア期とは?
犬の老化には個体差もありますが、だいたい犬の7歳以上は「シニア期」と呼ばれる時期に入ります。
「老犬期」や「高齢期」と呼ばれていることもあります。
シニア期の体重推移
シニア期には明確な適正体重というのはありません。
ただし、遊び好きで運動量が多いアメリカンコッカースパニエルは、成犬期では比較的筋肉が付いたがっちり体型をしている犬種ですが、シニア期に入るとだんだん運動量が減ることで、筋肉が落ち体重も減少していきます。
成犬期の体重から極端な変化をさせないことが重要です。
シニア期の注意点
シニア期の注意点①「体重減少」
緩やかな体重減少であれば、一般的なことですので特に問題はありません。
ただし、極端な体重減少が見られる場合には、病気の可能性が隠れているかもしれません。
「シニア期になると体重減少があるのは当たり前」だと油断はせず、体重の変化に気を付けてあげましょう。
シニア期の注意点②「食事」
シニア期に入って、筋肉が落ちていくと消費エネルギーも落ちてしまいます。
それにも関わらず、食べるフードの種類が同じで量も同じのまま与え続けてしまうと、自ずと太ってしまうことになるでしょう。
病気にもかかりやすいシニア期ですので、適度な運動と年齢にあったフードへの切り替えが大切となってきます。
アメリカンコッカースパニエルの適正体重のチェック方法
アメリカンコッカースパニエルが肥満であるかどうかは、骨格の個体差が大きくあるため、体重だけでは判断できないところがあります。
自分の愛犬が肥満なのかどうかは、健康にも影響を及ぼすことですので知っておく必要があります。
一見して肥満だと分かる場合は明らかな肥満ですが、触ってみて分かる隠れ肥満もあります。
今回は触ってチェックする方法をご紹介します。
チェック部位①「首」
首周りから肩にかけて脂肪が付き、首が短くなったように見える場合には肥満です。
逆にゴツゴツした骨の触感がある場合には、痩せすぎです。
チェック部位②「肋骨」
胸に手を置いて肋骨の上をそっと上下に撫でてみましょう。
肋骨が浮き出ているのが見えたり、撫ぜた手に肋骨が触れたりするときは痩せすぎ、逆に強く押しても、骨に届かないくらい皮下脂肪が付いている場合には肥満です。
チェック部位③「背中」
首から尻尾の付け根の背骨のラインを触ってみましょう。
背骨がゴツゴツと手に触れるときは痩せすぎ、強めに触っても背骨に触れることができないのは肥満体型です。
背骨があることがわかる程度に触れられるのが適正体型となります。
チェック部位④「お腹」
上から見たときに後ろ足の少し前にあるウエストラインが適度にくびれているのが標準体型です。
全くくびれがなく、明らかに樽状に見える場合には肥満です。
アメリカンコッカースパニエルは太りやすい!!肥満に注意
ここまで紹介してきた内容の中でもお分かりかと思いますが、アメリカンコッカースパニエルは太りやすい体質を持っています。
食べることが大好きですので、おやつをおねだりしてきたり、食べ物への執着心が強い様子が伺えるでしょう。
陽気で甘えん坊なアメリカンコッカースパニエルからおねだりをされると、可愛くてつい言うことを聞いてしまう飼い主さんも少なくはないようですね。
そのせいもあって、アメリカンコッカースパニエルが肥満になってしまうこともしばしば。
肥満は、骨や関節への負担になるだけでなく、内臓へも負担をかけてしまい様々な病気を引き起こす原因となってしまいます。
食事と運動のバランスをしっかり管理して、肥満にならないよう注意してあげましょう。
また、避妊・去勢手術をしているアメリカンコッカースパニエルであれば、さらに太りやすい体質になりますのでより注意が必要となります。
この記事のまとめ
- アメリカンコッカースパニエルの成犬時の大きさは、体高35.5~39cm体重7.0~13kg程度
- 成長期とは、生まれてから生後1年頃までの期間のこと
- 最も大きく成長するのは生後2か月頃まで、その後は1年ごろまで緩やかに成長する
- 成長期では、食事の栄養バランスに注意
- 成犬期は、1歳~7歳位までの期間のこと
- 成犬期では、健康的な体を維持していくことが必要
- シニア期は、7歳以上のこと。個体差があり。
- シニア期には体重減少が見られる
- シニア期の大幅な体重減少に注意
- シニア期には、適度な運動と年齢にあったフードへの切り替えが必要
- アメリカンコッカースパニエルは太りやすいので肥満に注意!!
「アメリカンコッカースパニエルの年齢別の体重推移と注意点」さいごに
太りやすい犬種であるアメリカンコッカースパニエル。
そんなアメリカンコッカースパニエルを飼育するにあたっては、適正体重を頭に入れて年齢に見合った食事管理・体重管理をしていくことが大切となってきます。
肥満は様々な病気のもとです。
適正体重でいられるように、定期的な体重計測や、その結果や年齢に応じたフードの管理がとても重要です。
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