アメリカンコッカースパニエルの交配相手の選び方と注意点

きっと想像以上に手がかかるでしょう。

医療費も掛かるでしょう。

それでも責任持って飼い主さん自身が面倒見る覚悟はありますか?

交配をして子犬を迎えるというのは、決していいことだけではないことを忘れないようにしましょう。

プロのブリーダーに交配を依頼するには?

安全な交配の方法とすれば、やはりプロのブリーダーさんに頼ることになります。

料金はかかりますが、間違いない知識と経験で、様々な問題や危険を回避することができます。

さて、それではどうやって交配を依頼するブリーダーさんを見つけたらいいでしょうか?

もし、ご自身の愛犬をブリーダー さんから迎えていた場合、ブリーダー さんに相談することができますね。

そうではないという場合…

同じアメリカンコッカースパニエルを飼っている仲間から情報を得るということも方法ですし、1番情報量が多いのは、インターネットになります。

住んでいる地域にブリーダーさんがいない場合、どういう手順で依頼できるか等、確認しながら条件が合致するブリーダーさんを見つけましょう。

また、直接出向き、犬舎を見せてもらうようにします。

犬舎を見れば、どんな環境でパートナーの犬が育ち生活しているかを見ることができます。

プロのブリーダーに交配を依頼する場合の費用は、相手方のオス犬がチャンピオン犬だったり、血筋が良い、スタンダードに近いなどと条件が揃えば揃うほど高くなってきますが、大体5～10万が相場になるようです。

絶対してはいけない交配はこれ!!

犬同士の交配は自然の流れで～とはいきません。

特に出産をする母犬は命を懸けて出産に臨みます。

そんなか、絶対にしてはいけない交配というのがあるのでご紹介していきます。

近親交配

近親交配は、親子もしくは、同じ父母から生まれた兄弟・異母異父の兄弟などがそれに当たります。

奇形や遺伝疾患を発症しやすいとされているので、絶対に避けるようにしましょう。

母犬が父犬より小さい

この場合、母犬の体内で育つ胎児のサイズが大きくなることが多く、母犬の体に大変負担がかかり、難産になることが多い傾向があります。

別犬種の交配

ミックス犬というのが流行りました。

確かに個性を持つ見た目は大変かわいく、魅力的ではありますが、きちんとした知識や経験があるブリーダーでない限り、リスクが大きすぎるので避けるようにしましょう。

お互いの犬種のいいとこ取りしようとした結果、お互いの負の部分を受け継いでしまうという不幸な結果になることもあります。

また、ミックス犬と雑種は違うので、雑種なら丈夫なはずと思わないでください。

＊ミックス犬…純血同士の犬種を交配してできた犬

＊雑種…2種類以上の犬種が自然と交配しながらできた犬

交配適齢期は5才まで!!

アメリカンコッカースパニエルのメスは、8～10才位で生理が止まるといわれています。

ただし、その年齢まで交配のチャンスがあるわけではありません。

年齢とともにアメリカンコッカースパニエルも年老いてきます。

6才以降になると、徐々に子宮機能が低下してくるため、交配を考えている場合、5才までに交配するようにしましょう。

無理な交配での妊娠・出産は、間違いなくアメリカンコッカースパニエルの体に負担をかけ、出産とともに命を落とす可能性さえあるので、年齢やそのときの健康状態など、きちんとチェックした上で始めるようにしてください。

なかなか妊娠しない。どうしたら?

オスメスどちらも、健康上何の問題もないのに、なぜか妊娠しないということが稀にあります。

そういったことが起きた場合、まず諦める前に、獣医さんに相談してみることも方法です。

自然妊娠が難しい場合、人工授精という方法が犬にもあります。

犬の場合、不妊治療というものはありませんが、人工授精で妊娠できる可能性は残されています。

どうしても難しい時には、獣医さんに相談してみましょう。

この記事のまとめ

アメリカンコッカースパニエルの交配相手の選び方と注意点　さいごに

交配相手を選ぶにあたって、犬が交配相手を決める事はできません。

選ぶのは、飼い主同士ですので、飼い主同士が納得いく話し合いをしっかりした上で交配しましょう。

その際、相手のアメリカンコッカースパニエルの体質や特徴など、交配相手を実際に見て確認するこが、とても大切です。

愛犬との安全な交配、出産、子犬のためにも正しい知識を身につけ、注意点を事前に確認することで、交配のトラブルを避けることができます。

愛犬とみなさんのところに、かわいいアメリカンコッカースパニエル の子犬たちがたくさん生まれますように。