知らない相手との交配になりますので、交配についての最低限の知識を学んでから交配に臨むようにしましょう。
アメリカンコッカースパニエルの飼い主仲間の犬を交配相手として選ぶ場合もあると思いますが、飼い主仲間であってもよく話し合うことが大切です。
安心できる交配相手の選び方は、プロのアメリカンコッカースパニエルのブリーダーに交配を依頼するという方法です。
プロのブリーダーは、アメリカンコッカースパニエル専門であり、犬の交配の基礎知識はもちろん、アメリカンコッカースパニエルの特徴を熟知しています。
過去に何頭も出産させているので、知識と経験が豊富です。
より良い交配相手はドッグショーに出場させているようなアメリカンコッカースパニエルです。
そのような犬を所有しているブリーダーを見つけ交配を依頼することで、子犬は優秀な血統を引き継ぐ事ができます。
交配の時期
交配ができるようになる時期は、性別問わず性成熟をしてからになります。
若すぎる時期には交配することはできません。
目安としては、メスは初めての生理以降、妊娠可能となります。
アメリカンコッカースパニエルの生理は、平均生後6〜12か月に初めて訪れます。
オスも同様に生後6〜12か月で交配ができるようになります。
オスもメスも性成熟をして初めて交配ができますが、1回目の生理では状態が未熟ですので、2回目の生理以降の交配がおすすめします。
さらにメスの発情がくれば交配適期となります。
犬は生理中が発情期で、オスは基本的にメスが発情していれば交配することが可能です。
一番いい交配のタイミングは、生理が始まってから、10〜12日後が目安になります。
交配が出来なくなる年齢は6〜7歳です。
アメリカンコッカースパニエルは中型犬の一種ですので、人間の年齢にすると40〜44歳ということになります。
それ以上の年齢で交配させると様々なリスクが発生しますので、交配はこの時期までにしましょう。
確認しておくべき交配相手の注意点
アメリカンコッカースパニエルでしたらどの子でもいいというわけではありません。
交配相手として、飼い主同士、アメリカンコッカースパニエル同士でお互いに納得したうえで交配をさせなければ、トラブルに繋がります。
そこで気を付けなければならないこと、確認しなければならないことを紹介します。
- 血統書の有無
- 病気の有無
- 性格
- 体格
まず、血統書の有無については、同じアメリカンコッカースパニエルということを血統書上で、もう一度しっかり確認することが大切です。
次に、病気の有無については、現時点で何か病気にかかっている場合、犬同士の感染や子犬への遺伝など、トラブルのもととなり、交配相手にふさわしくありません。
例えば、関節系が弱いなどの遺伝的な病気です。
子犬が欲しいことが目的ですので、子犬に特に影響のある遺伝疾患には注意しておきましょう。
また、性格面の相性が合わなければ、うまく交配できないなどの影響が出てきます。
体格は、メスがオスより大きい分には問題ありませんが、メスがオスより小柄な場合、通常出産が難しくなる場合があります。
アメリカンコッカースパニエルの子犬をどうするか決めよう
アメリカンコッカースパニエルは、1度の出産で3~7頭の子犬を産みます。
その子犬全部を育てていくのか、数頭を引き取り、残りを誰かに貰ってもらうのかどうか、産まれた子犬をどうするかは、しっかり決めておくことが大切です。
口約束だけで、生まれた後突然、もらわれる宛がなくなったとなっては、多くの子犬を抱えてしまうことになります。
双方が不幸にならないために、きっちり決めることは決めるようにしましょう。
万が一、奇形や先天性疾患を持っている子犬が生まれたら…
生まれる子犬は、全てが五体満足で健康で生まれてくるとは限りません。
時に、奇形や先天性疾患を持って生まれてくることもあり得ます。
そういったことが起きた場合、みなさんはどうしますか?
健康な子犬であれば、貰い手もいるでしょう。
でも問題がある子犬は難しいことが多いです。
さてそうなった時、生まれてきた小さな大事な命に変わりはありません。
コメントを残す