初めて犬を飼う方にもおすすめ!パピヨンが飼いやすい理由

パピヨン,犬,茶白

室内犬に必須のトイレのしつけにおいても、「愛犬がトイレを覚えてくれない」「教え方がわからない」「時間がかかり大変」という声はよくあることですが、パピヨンの場合は、「1回教えただけで覚えられた」ということも珍しくありません。

それほどまでに学習能力が高く、しつけやすい犬種と言われる犬種となります。

ただし、間違ったしつけ方をすると、それも覚えてしまうので気をつけてください。
子犬の頃には、トイレのこと以外にも、無駄吠えや噛み癖の防止、散歩の仕方、留守番に慣れさせる・・・など、さまざまなことを教えていかなければなりません。

パピヨンは褒めながらトレーニングすることで積極的に覚えていこうとしますので、初心者にもしつけやすく、しつけのしがいもあり、そのしつけやすさは飼いやすさの要因の1つとなります。

理由⑤ 犬種特有の疾患が少ない

犬には、すべての犬に共通してかかりやすい病気、年齢によってかかりやすい病気、さらには犬種ごとにかかりやすい病気があります。
パピヨンも病気にかかる可能性があることに関しては例外ではありません。

それでも、パピヨンは犬種ごとにかかりやすい病気が比較的少ないと言われています。
これは、パピヨンの歴史のなかで、犬種として確立される過程で他犬種との交雑が少なかったこと、急速な小型化をせずに時間をかけて固定化されたことが、犬種特有の病気が少ないことに繋がっていると考えられます。

このことは、飼いやすい犬種と言われる要因にもつながっているでしょう。

パピヨンは長生き犬種!!

近年では獣医療の高度化などによって犬の寿命も延びてきていますが、その中でもパピヨンは長生きすると言われる犬種の1つです。

平均的な寿命は、13~16歳と言われています。
ちなみに最長寿命は23歳という記録が残っています。

◆パピヨンがかかりやすい病気

  • 骨折
    パピヨンは活発的で運動や遊ぶことが大好きですが、脚が細いために骨折が多いと言われます。
    肥満を予防する、床で滑らないようにする、ソファやベッドの上り下り・階段を避けるなどして足への負担を減らすことで予防しましょう。
  • 膝蓋骨脱臼(パテラ)
    小型犬が多く発症しやすい病気で、後肢にあるいわゆる「膝の皿(膝蓋骨)」が外れてしまった(脱臼した)状態を指します。
    小型の犬種の場合、内側への脱臼(内方脱臼)が多くみられます。
    軽度であれば症状が出ないこともありますが、重症になると後肢の痛みを伴います。
    完治させるには、外科的な手術が必要となります。
    肥満を予防する、床で滑らないようにする、ソファやベッドの上り下り・階段を避けるなどして足への負担を減らすことで予防しましょう。
  • 進行性網膜萎縮
    網膜が縮んでいき、痛みを伴わずに視力を失っていく病気です。
    この視力の低下は徐々に進行するため、気付くのに時間がかかることが多く、家具にぶつかる、側溝にはまるなどのサインが見られるようになります。
    病院で進行性網膜萎縮と診断されたら、ぶつかりやすいところに障害物を置かないなど、愛犬の生活に不便がないような配慮が必要となります。
  • 眼瞼内反症
    眼瞼内反症はまぶたの縁が内側に入り込むことによって、まつ毛やまぶた自身が目に当たってしまう状態を言います。
    程度が軽い時は、抗炎症薬や抗菌薬の点眼によって目の痛みを軽減、重度の場合は外科的手術によって、内反している眼瞼を切除することもあります。
  • 白内障
    白内障とは、目の中の水晶体の一部や全体が白く濁った状態をいいます。
    加齢に伴って白内障にかかる確率が上がります。
    暗い場所での視覚が悪くなり、目が見えない不安から攻撃的になったり、夜鳴きをするようなこともあります。
    目薬で進行を抑えることができます。

パピヨンを飼うならこんな人におすすめ

パピヨン,犬,横

紹介してきた通り「パピヨンは飼いやすい」と言われることが多い犬種です。
その理由からも初めて犬を飼うという人にもおすすめできる犬種と言えるでしょう。

他にも、愛犬と一緒に遊びたい、子供の遊び相手になって欲しい、愛犬に甘えられたいという方にもパピヨンがおすすめです。
アジリティーやディスクなどの様々なドッグスポーツでも活躍している犬種ですので、身体を動かすのが好きな方にもおすすめです。

また、フレンドリーで順応性が高いため多頭飼いにも向いていると言われています。

一方で、パピヨンは体のサイズの割に活発で運動が大好きです。
「超小型犬だから室内だけで大丈夫」「お散歩いらず」と考えている方には向いていません。

また、甘えん坊な性格をしているため、留守番が長くなるご家庭はパピヨンに寂しい思いをさせてしまうかもしれません。
留守番の寂しさから吠えるなどの問題行動が見られることがあるようです。

この記事のまとめ

初めて犬を飼う方にもおすすめ!パピヨンが飼いやすい理由
  • 一般的に飼いやすい犬種の基準は「体のサイズ」「運動量」「お手入れ」「しつけやすさ」といった点が考慮される
  • パピヨンが飼いやすい理由
    「抜け毛はあるが比較的少なめ」「体臭が少ない」 →掃除が楽
    「トリミング犬種ではない」 →お手入れが楽。トリミング料金が抑えられる
    「穏やかで愛玩犬らしい性格」 →家庭向き
    「物覚えがよくしつけやすい」 →初心者でもしつけやすい
    「犬種特有の疾患が少ない」
  • パピヨンは初心者にもおすすめ
  • 愛犬と一緒に遊びたい、子供の遊び相手になって欲しい、愛犬に甘えられたいという人向き
  • 「運動・コミュニケーション量を確保できない」「留守番が多い」人にはおすすめできない

初めて犬を飼う方にもおすすめ!パピヨンが飼いやすい理由 さいごに

パピヨンは飼いやすい特徴を多くもった犬種であることは間違いありません。

それでも実際に犬を飼い始めると、想像以上にやらなければならないことがあったり、しつけに手間がかかったりと、想像よりも大変だったなんてことはよくある話です。
それは飼いやすいと言われるパピヨンにおいても言えることです。

ご自分の性格やライフスタイルと照らし合わせ、飼いやすいかどうかを判断するようにしてくださいね。

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