そろそろつらい花粉症の季節!犬にも花粉症ってあるの? 

好発犬種

このようなアレルギー症状を起こしやすいといわれている犬種には、柴犬、シーズー、ゴールデンレトリーバー、ラブラドールレトリーバー、マルチーズ、フレンチブルドッグ、ビーグル、プードル、キャバリア、ウエスト・ハイランド・テリアなどが挙げられます。

症状

花粉をアレルゲンとするアレルギー症状は、人のようにくしゃみや鼻水などの呼吸器症状よりも、皮膚症状が強くでることが多いです。
下記のような症状がみられたら注意が必要です。

  • 体を床にこすりつける
  • 目の周りをかゆがり、足でひっかく
  • 後ろ足を使って、体をかく
  • 足先をがじがじと噛む
  • 耳をかゆがる
  • 涙が出る
  • くしゃみがでる

かゆみが主体になることが多いですが、特に目の周りや口の周りなどの顔面や、足先、脇の下などの部位のかゆみが強くでやすいです。

診断

診断として以下のようなものが挙げられます。

  • 飼い主からの病歴の聴取
  • 症状の現れ方:症状の出る時期、症状のおこる部位など
  • アレルギー検査:血清特異的IgE抗体測定
  • 毛検査や皮膚掻爬検査で寄生虫、カビなどの感染症疾患を除外する

治療

症状の現れ方によって選択していきます。
内科的治療として、かゆみがひどい場合はステロイド剤の使用や、場合によっては抗ヒスタミン剤、免疫抑制剤などが選択されます。

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