アメリカンコッカースパニエルが吠える理由を考えてみよう

基本的には訴えられた要求には応えないことが原則です。
要求に応えてしまうと「吠える=要求が通る」と認識させてしまい、また同じように吠えるように、それがいずれ吠え癖となってしまうでしょう。

対処法③ 社会性を身に付け様々な経験を積む

社会化が不足していると「知らないもの」が増え、警戒や恐怖心から吠える対象が増えてしまうことになるでしょう。

できれば子犬期から様々な経験をさせてあげることが大切です。
知らない・見慣れないものが減ってくるにつれて吠えることもおさまってくるでしょう。

対処法④ ストレスを取り除こう

ストレスが原因の場合は、ストレスの原因となるものを取り除くことで収まっていくでしょう。

まずはストレスの原因が何なのかを知ることです。
そして、運動不足が原因なら散歩量を増やす、コミュニケーション不足が原因なら一緒に遊ぶ時間を増やすといったストレスの根本から解消してあげることを努めてあげましょう。

対処法⑤ 多頭飼いの場合はリーダー犬を重点的に

多頭飼いの場合1匹が吠えると他の全員吠えだしてしまいますよね。
こんな時、犬たちの声で飼い主の声もかき消されてしまい、つい叫んでしまう飼い主さんもいるかとは思いますが、こういった時には犬たちの中のリーダー、あるいは率先して吠えている犬に重点を置いて対処していくことが効果的です。

対処法⑥ 獣医師に相談してみよう

病気が原因と考えられる場合には獣医師に相談しましょう。

分離不安症では、愛犬との距離間を適度に保って接するようにすることで症状を和らぐことがあります。
留守番トレーニングやサークルで1人で過ごす時間を設けるなど少しずつ段階的に行っていくと良いでしょう。

ただ認知症が原因なのであればしつけ云々の問題ではなくなってくるため、1度獣医師に相談してみると良いでしょう。
症状によって安定剤を処方してくれることもあります。

吠える前に対処するのが効果的

できれば犬が吠えてから対処するよりも吠える前に対処する方が無駄吠え対策に効果的です。

基本的に犬は吠え始める前に何らかのサインを示しています。
耳を立てるあるいは寝かせる、尻尾を巻き込む、じっと同じ方向を見つめる、飼い主のことを見つめてくるなど何らかのサインを示しているはずです。
この吠える前兆とも言えるサインを見逃さず注意したりお座りの指示を出すことで、吠えることを防ぐことを心掛けましょう。

他にも、アメリカンコッカースパニエルは、運動量も多く甘えん坊な犬種です。
普段からたっぷりと時間をかけて遊んであげたりすることで、無駄吠えのきっかけを取り除いてあげることもできることがあります。

無駄吠えへのNG対処法

無駄吠えが多い子の場合、飼い主の対応が間違っている場合があります。
無駄吠えをしつけ直す前に、飼い主さん自身の愛犬への接し方を見直してみましょう。
飼い主さんが愛犬の無駄吠えを煽っていることもあるのです。

NG対処法① オーバーリアクション

アメリカンコッカースパニエルの吠え声は、響くので割と大きく感じますよね。
うるさい!!とつい感情的になってしまう飼い主さんもいらっしゃるのかもしれません。
しかし、愛犬が吠えている最中に感情的になって叱ったりしていませんか?
これはNG対処になります。

飼い主が過剰に反応してしまうことは、「吠える=かまってもらえる」と認識してしまう可能性があります。
無駄吠えが収まるどころか吠えを助長することになってしまうでしょう。

そうならないためには、飼い主さんが冷静に端的に指示を出すことが大切です。

NG対処法② 叩くなどの体罰

人から犬への体罰で犬は学習することはありません。
それどころか信頼関係が崩れてしまったり、防衛のため攻撃に出ることもあるかもしれません。
絶対に叩いて言い聞かせたりするようなことはしないようにしましょう。

NG対処法③ 叱りっぱなし

愛犬を叱ったあと、叱りっぱなしにしてはいませんか?
叱ったあと無視をし続けていては、犬は学習することができません。

何がダメで何が良いのかをしっかり教えてあげる必要があります。
吠える犬に対してお座りの指示を出しっぱなしも同じことです。
お座りができたらそのことを褒めてあげてください。

この記事のまとめ

アメリカンコッカースパニエルが吠える理由を考えてみよう
  • アメリカンコッカースパニエルは無駄吠えが比較的少ない犬種。
  • 吠える理由「警戒・威嚇・縄張り意識」「要求吠え」「不安・恐怖」「ストレス」「興奮」「他の犬につられて」「病気」
  • 吠える時の対処方法
    「“お座り”などの指示で落ち着かせよう」
    「要求には応えないことが原則」
    「社会性を身に付け様々な経験を積む」
    「ストレスを取り除こう」
    「多頭飼いの場合はリーダー犬・あるいは率先して吠えている犬に重点を置いて対処する」
    「病気が原因なら獣医師に相談」
  • 無駄吠えへの対処は吠える前に対処するのが効果的
  • NG対処法
    「感情的に叱るなどのオーバーリアクション」→かえって愛犬を煽ることに。
    「叩くなどの体罰」→信頼関係をも崩すことに
    「叱りっぱなし」→何がダメで何が良いのかを教えてあげる必要がある。

アメリカンコッカースパニエルが吠える理由を考えてみよう さいごに

アメリカンコッカースパニエルは賢い犬なので、無駄吠えに関してはそれほどこじれることは少ないでしょうが、個体差もあるので、中にはよく吠えるアメリカンコッカースパニエルもいることでしょう。

犬が吠える時は必ず理由がありますので、対策を考えるには、まず何故吠えているのかという理由を見つけてからにすると効果的です。

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