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その後は成犬になるまでに緩やかな成長を見せ、体重はおよそ2~5倍に増加していきます。
主に筋肉組織が発達していき、そのうちの生後4~5カ月頃には脂肪組織が発達し始める時期となります。
こうして生後10か月~1年頃までに成犬の体つきへと成長していくこととなります。
年齢別のサイズの目安
成長過程において、愛犬のパピヨンが順調に成長しているのか不安になることもあるでしょう。
そこで年齢別にサイズの目安を把握しておきましょう。
パピヨンの体重推移
◆出生時…約100~150g
パピヨンが生まれたときの体重は約100~150gです。
片手の平に乗せても余るくらいの小さなサイズです。
出生時の体重は命の重さに直結しているとも言われており、これよりも少ないと死亡してしまう可能性が高くなると言われています。
◆生後2週…約400g~500g
そこから生後1週間ほどで250g~300gに。
出生時のほぼ倍の重さになります。
さらに2週間目ともなると更に順調に体重を増やして400g~500gほどになります。
◆生後2ケ月…約1kg~1.5kg前後
出生時の10~15倍までに増えています。
◆生後4ケ月…約1.8~2.2kg前後
この時期には骨組織や筋肉組織もある程度成長して、食欲が旺盛な頃です。
◆生後6ケ月…約2.3~3.5kg 前後
これ以降は体重の増加が緩やかになっていきます。
また、個体差によっては、この時点ですでに成犬としてのサイズになり、体重にあまり変化が見られないパピヨンもいます。
◆生後10ケ月…約3~4kg前後
その後、生後8ヵ月頃には2.7~3.7kgほどに、生後10ヵ月頃には3~4kgの成犬サイズへと成長していきます。
◆成犬期…約3~4kg前後
生後10ケ月以降の成犬期になってからは、健康のためにも体重管理を行っていくことが大切です。
◆シニア期…徐々に減少していく
シニア期(高齢期)に入ると老化に伴い体重は減少していく傾向にあります。
老化が見られる年齢は個体差が大きいですが、一般的には7~8歳ごろからシニア期と呼ばれています。
老化に伴い、運動量や減ることで筋肉量が減ったり、食欲が少なくなることで体重の減少が見られることとなります。
個体によって体重推移もそれぞれ
体重推移の目安をご紹介しましたが、あくまでも目安です。
ご自宅のパピヨンが目安と大きく異なった体重だったとしてもそれほど心配する必要はありません。
成犬時の平均体重が3~4.5kgと1.5kgの差があるように、体重推移にももちろん差が出てきます。
そのため、生後6ヵ月で体重が2kgぐらいしかない場合もあれば、すでに3.8kgぐらいあるパピヨンもいたりします。
また、体のサイズは親犬からの遺伝によるところが大きいものの、必ずしもそのサイズになるとは限りません。
親犬の体重が2.5~3kgであっても、その子犬のパピヨンは4~5kgにまで大きくなるということもあります。
したがって、ほかのパピヨンや親犬と比べてサイズが小柄だったり、大きかったりするのはよくあるケースですので、気にしなくても大丈夫です。
成長期は定期的に体重管理を
愛犬の体重が成長期の体重目安と異なるからと言って不安に思う必要はありませんが、愛犬の体重推移は管理してあげるようにしましょう。
成長期では、体重の推移が健康のバロメーターにもなります。
定期的に順調に成長しているか確認してみるようにしましょう。
体重が増えない場合は動物病院へ相談を
体重がどんどん大きくなるはずの成長期、適正な食事を与えているにも関わらず体重の増加が見られない場合には注意が必要です。
発育不良に陥っている可能性や先天的な疾患を患っている可能性が考えられます。
もし体重が増えないような場合には病院で検査を受けるようにしましょう。
成長期に食事制限はしないこと!!
国内では小さい犬ほど好まれる傾向にあり、「小さいこと」にこだわり過ぎる傾向があります。
そのため、迎えた子犬があまり育ち過ぎてしまわないよう食事を制限してしまう飼い主さんが少なからずいるようです。
しかし体作りに大切な成長期の食事制限は、犬の健康に大きな弊害を及ぼすことになるでしょう。
犬の成長期は、体のサイズが成長するだけではなく、内臓や体質などあらゆるものを構成するとても大切な時期です。
この時期に食事制限をしてしまうと虚弱体質な子になってしまうことでしょう。
適正な食事を適正な量、しっかり与えて健康に育つよう努めてあげるようにしましょう。
思っていたより大きく育つことはよくあるものです。
それもまたその子の個性だと思って愛情持って育ててあげてくださいね。
愛犬パピヨンの適正体重を知ろう
成長期を終えてからも愛犬の健康のためには体重管理は大切なことです。
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