しつけの基本!犬に「お手」を教える方法

グレートデーン

ただ中には頑なにお手をしない犬も存在します。

おすわりや伏せは簡単に覚えたのに、お手だけは絶対しようとせず、犬の前足を掴もうとすると怒ってくる場合があるようです。

考えられる理由として、

スキンシップ不足があります。

普段から、犬の体どこを触っても平気なように、犬とスキンシップを取ることが大切です。

毎日ブラッシングやマッサージをして、スキンシップを取りましょう。

そして、身体中ブラッシングやマッサージができるようになり、犬を仰向けにしても黙ってさわらせてくれるようになったら大成功。

改めて、「お手」のトレーニングを始めましょう。

コツとして、しつけトレーニングでご褒美として、おやつを使うのはちょっと…という人もいますが、犬の「お手」は本能の延長線上にあります。

最初のきっかけがおやつ欲しさであったとしても、覚えてしまえば、おやつなしでもすんなりしてくれるようになります。

なかなか手を伸ばしてくれない犬には、おやつなどのご褒美を使って、犬のモチベーションを上げてあげるのも方法の1つです。

犬がお手をできるとこんなメリットが

犬がお手をできると様々なメリットが生まれます。

例えば、

  • お散歩帰りや、ちょっとした手の汚れを拭いてあげたいとき、「お手」の一言で、手を自ら差し出してくれるので、拭きやすくなります。
  • 慣れないと苦労する犬の爪切りも、「お手」の合図で、割とすんなり手を預けてもらえます。
  • ご飯や大好きなオヤツが目の前にあり、興奮状態でコントロール不可になっている犬でも、おすわりと「お手」をさせることで、落ち着かせることができます。

番外編なメリットとして、

  • あなたが食べているオヤツを分けて欲しいというお裾分けして欲しい「お手」
  • 遊んでくれ!という要求の「お手」
  • 何かを伝えようとしている訴えの「お手」
  • 怒られてしまいごめんね〜という反省の「お手」

など、完全にコミュニケーションツールとして「お手」を活用する犬がたくさんいます。

飼い主の私たちも、その時々の犬の「お手」をするときの顔の表情などを見て、何を言おうとしているのか、そのうち簡単にわかるようになり、意思疎通が今まで以上にできるようになります。

注意点として、

犬は自分の要求を通そうとして、「お手」をしてくる場合が多々あります。