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混合ワクチンとはジステンパーやバルボウイルスなど、感染力が強く死亡率も高い感染症を予防することができるワクチンです。
主な種類は以下になります。
- 犬ジステンパー
- 犬バルボウイルス感染症
- 犬アデノウイルス感染症2種
- 犬パラインフルエンザ
- 犬コロナウイルス感染症
- 犬レプトスピラ病3種
一般的に5種か6種の混合ワクチンを接種することが多いようですが、犬のライフスタイルやその地域での感染状況などに応じて必要な種類が変わってくるので獣医師とよく相談して接種するワクチンを決めると良いでしょう。
混合ワクチンの他に狂犬病ワクチンというものがあります。
混合ワクチンの接種が任意なのに比べ、狂犬病ワクチンは接種を義務付けられています。
日本では1957年以降感染は確認されていませんが、万が一の感染を防ぐために年に一度必ず接種をしなければなりません。
4~6月の時期に各市町村から案内があり、自治体により多少値段は前後しますが約3000円で受けることができます。
動物病院で受ける場合は自由診療という形になってしまいますので、病院によっては大きく値段が変わってきてしまうかもしれません。
ポメラニアンの去勢・避妊手術にかかる費用
ポメラニアンを飼い始め、最初にどうするか決めるのが去勢・避妊手術です。
子犬のうちに済ませることで、さまざまなメリットがあります。
オスのポメラニアンの場合、
- マウンティングをしない(去勢手術時期による)
- 精巣腫瘍のリスクがなくなる
- 前立腺肥大の予防
- 会陰リスク軽減
などがあり、
メスのポメラニアンの場合、
- 妊娠の回避
- 乳腺腫瘍のリスク低減
- 子宮・卵巣の病気のリスクがなくなる
などがあります。
ポメラニアンの健康を守るため、また、万が一将来それらの病気にかかってしまった場合、ポメラニアンへの負担も大きく、かかる医療費も莫大になります。
去勢・避妊手術にかかる費用は動物病院によって費用は多少違いはありますが、大体の目安としては、去勢手術の費用は15000円~30000円ほどで、避妊手術の費用は30000円~80000円ほどです。
避妊手術の場合は入院が必要になることが多いので、その分も費用が加算になります。
また手術費用以外に、術前検査の費用が別途かかることがあります。
去勢・避妊手術に関しては、お住まいの自治体によっては、助成金を受けられるところもあるので、確認してみることをおすすめします。
万が一のために知っておこう!病気や手術でかかる費用
ポメラニアンと一緒に暮らしていく中、生涯全く病気もケガもない!という元気いっぱいの愛犬でいてほしいですが、予期せぬケガがあるかもしれませんし、年を取っていく中で、慢性的な持病を持つかもしれません。
犬がかかりやすい病気でかかる費用の目安をご紹介いたします。
ただ犬の医療費は、私たちのように公的保険制度がありませんので、動物病院によって医療費はバラバラです。
そこを踏まえた上で、参考になさってください。
椎間板ヘルニア
状態や病院に通院や入院をする日数によって変わってきます。
手術1回、入院6日間で、およそ34万円かかります。
(検査、投薬、点滴、処置含め)
皮膚炎(アレルギー性含め)
犬の皮膚炎は慢性化になってしまうと治療が長引きます。
また、1回の受診で完治することはあまりなく通院が必要になるのと、再発も珍しくありません。
診察 800円~1000円
皮膚炎の検査(アレルギー検査含め)15000円
薬 1500円~3000円
こちらが初診でかかるおよその費用になります。
これに通院が必要な場合、診察や薬代が状態によって加算されていきます。
膝蓋骨脱臼(パテラ)
ポメラニアンは四肢が弱く、膝蓋骨脱臼(パテラ)になりやすいともいわれています。
軽度の場合は経過観察で問題ありませんが、ひどくなると外科的治療が必要になり、その場合の費用は20万円~30万円とかかります。
歯石取り
小型犬であるポメラニアンは歯石がつきやすい傾向があります。
歯石がびっちりついてしまっていると、臭いだけでなく歯周病になったり、それ以外の全身疾患の原因になるともいわれています。
つかないように歯磨きなどのケアが1番大事ですが、ついてしまった歯石を除去するにはほとんどの場合全身麻酔をして行います。
費用はだいたい2万円~4万円ほどになります。
最近では無麻酔で行えることもあり、費用は麻酔下で行う歯石除去よりも安価になります。
ただ1度の通院では終わらず、数回に分けることと、ポメラニアンが怖がって暴れてしまう可能性があります。
緊急事態に備え、ペット保険を検討しよう
大きなケガや病気がないのなら、ペット保険は必要ないかもしれません。
ただ、そればかりは誰にもわかりません。
そんな万が一の時のため、ペット保険に加入することを検討してもいいでしょう。
保険内容によっては、普段の小さな病気やケガから保証してもらえます。
または、ペット保険に加入しないまでも、万が一高額な医療費が必要になるかもしれないことを考え、普段から愛犬用の貯金をしておくというのもおすすめします。
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