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手作り食は人工添加物など一切使用しないので、それだけでも安心材料になります。
アレルギー反応を起こしそうなものを省き、ご自身の組み合わせでカロリーまできっちり管理できます。
また、ライフステージに合わせ、愛犬が食べやすいような食事を作ってあげられます。
デメリット1:毎日は難しい・続けにくい
魅力的な手作り食ですが、毎日毎食となると、結構な手間がかかります。
まとめて数日分作って保存することもできますが、添加物など含まれていませんので、傷みやすく、保存日数はドライフードの比ではありません。
お忙しい飼い主さんであれば、無理に毎食手作りとしなくても、1食だけ、週末だけなど、ご自身が続けやすい方法を取り入れることをおすすめします。
デメリット2:栄養管理が難しい
手作り食で1番意識したいのは、栄養が偏らないようにバランス良く作ることです。
適当に愛犬の好きなものだけで作ったご飯は、バランスが偏りがちになります。
さまざまな食材をうまく取り入れて作る必要があるので、初めて手作り食を作る場合には難しさを感じるかもしれません。
基本的な犬の栄養学を勉強し、獣医さんの意見を聞きながら作ることで改善できるでしょう。
デメリット3:ドッグフードを食べなくなる
おいしい手作り食だけを食べている愛犬は、ドッグフードを食べなくなる可能性があります。
それは、災害時や万が一入院するときなど、ドッグフードを食べないということは大きな問題になってしまいます。
手作り食をメインにする場合でも、ドッグフードもたまに食べさせるなどし、全く食べないというふうにならないよう対策をしましょう。
デメリット4:保存できない
手作り食は長期保存できません。
冷凍した場合も、あげるときの解凍時間が手間だったりします。
また、大量にまとめて作った場合、冷蔵庫のスペースをかなり使ってしまうかもしれません。
毎回作る時間がない場合などは、無理に100%手作りにせず、ドッグフードをプラスして、トッピングで簡単に上乗せであげられるものを作ってあげるのも方法です。
トイプードルの手作り食はどうやって始める?
手作り食を始めたいとき、気になるのがどんな食材をどれくらいあげたらいいの?っていうことですよね。
基本的に、タンパク質:野菜:炭水化物(穀物)の割合は、「1:1:0.5~0.8」と考えます。
まずタンパク質を必ずメインにし、炭水化物(穀物)は少なめにします。
ただし、活発なトイプードルで運動を十分にしている場合は、積極的に炭水化物をあげてもOKです。
まずは、上記の割合を基準にし、毎日のうんちの状態や食いつき具合を見て、食事の量や割合を調節していきましょう。
1回にあげる量は愛犬の頭の大きさ分(耳の付け根から頭部の1番上まで)といわれいています。
あげるそれぞれの食材は、鶏肉・牛肉・豚肉でもカロリーに違いがあります。
最初のうちは面倒でもカロリー計算をし、大体のバランスの基準を決め、それをアレンジしていくようにすると、手作りしやすいでしょう。
トイプードルにNGな食材をチェックしよう
手作り食をあげるとき、あげてはいけない食材を、きちんと把握することが大変大事です。
愛犬に毒になるような食材は、ものによってはほんの少量でも命の危険があるものもあります。
NG食材は細心の注意を払うようにしてください。
NG食材
- カフェインやチョコレート
- 玉ねぎなどネギ類
- ニンニク
- マカダミアナッツ
- 銀杏
- アボカド
- 香辛料
- 生の卵(特に白身)
- 鶏の骨
など
トイプードルの手作りご飯で注意したいこと
トイプードルに手作り食をあげ始めたとき、注意したいことがあります。
毎日うんちの状態を観察する
あげているご飯が適量か、体に合っているかは、毎日のうんちがバロメーターになります。
うんちが硬すぎる場合は量が少ないことが考えられ、逆に柔らかすぎる場合は、量が多いか、あげている食材の中に、アレルギー反応を起こしている可能性もあります。
まずはうんちの状態をチェックし、正常なうんち(手で掴める硬さ)ではない場合、食事を調整しつつ、獣医さんのアドバイスを受けるようにしましょう。
定期的に体重チェックする
手作り食をあげる場合、ドライフードと違い、あげ過ぎてしまうことがよくあります。
定期的に体重チェックと、体の線をマッサージしながら触ってみて、太り気味になっていないかチェックするようにしましょう。
犬は一度肥満になってしまうと、痩せるのに苦労します。
アレルギーを起こしていないかチェック
あげた食材でアレルギーを起こしていないか、食後はじめ、被毛のお手入れのときなどチェックするようにしましょう。
食後気にして欲しいのは、
- 口周りを痒がる
- 体をしきりに掻く
- 嘔吐
などがないか見ます。
被毛のお手入れ時などに見て欲しいのは、
- 被毛をかきわけ、皮膚に発疹がないか
- お腹や脇など皮膚の薄い部分に皮膚の変化がないか
- 耳垢などで耳の中が汚れていないか
- 毛並みに艶があるか
などをよく観察しましょう。
食べたがらない時は強要しない
愛犬にも嗜好があります。
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