パピヨンの基本情報
たかが愛玩犬と見くびってはいけません。
パピヨンは、かわいらしさの中にも優雅な気品を漂わせる、その昔、ヨーロッパの貴族に愛された理由が一目瞭然な犬種になります。
またパピヨンは、小型犬の中でもかなり賢いとされています。
さまざまな魅力があるパピヨンは、時代が変わっても一定の人気をキープしている犬種になります。
パピヨンの身体的特徴
- 大きさ：小型犬
- 体重：3.2～4.5kg
- 体高：20～28cm
- 被毛の長さ：長毛種
- 被毛：シングルコート （スウェーデン系はダブルコート）
- 毛色：ブラックとブラウンのトライカラー、ホワイトとブラウン、ホワイトとブラック、レッドとホワイトのパーティーカラー
- 平均寿命：15歳
- 価格相場：15～18万円（血統の良さやスタンダードに近い場合、購入先（ペットショップ、ブリーダーからなど）にもよって価格は変わります。
パピヨンの特徴といえば、大きな立ち耳と飾り毛になります。
ただ、現在では探すことが大変ですが、垂れ耳のパピヨン（ファレーヌ）も存在し、かつてはファレーヌの方が多かったとされています。
いずれにしろどちらも、パピヨンに変わりはありません。
パピヨンの性格・気質
- 好奇心旺盛
- 賢く物覚えがいい
- 遊ぶのが大好き
- 自己主張がはっきりしている
- プライドが高い
- 甘えん坊
- 繊細で臆病
パピヨンは大変賢く、集中力もあるので、しつけトレーニングなどはさほど苦労することもないでしょう。
ただ、プライドが高い傾向があるので、叱られたり、残念な顔をされたりすることを嫌がります。
褒めて伸ばすことを基本にすることで、パピヨンはもっと褒められようと頑張ってくれるでしょう。
自己主張が強く、何事にも動じない風に見えますが、実際は繊細な神経の持ち主でビビりなところがあります。
子犬期の頃からいろんなものを見せたり、触れさせることがとても重要で、必要以上にビビりにさせないようにしましょう。
パピヨンの魅力とは?
パピヨンを一度飼うと、次に迎えるのはパピヨン以外無理っ!!というくらい、パピヨンの魅力を知ってしまうと、違う犬種を飼えないという飼い主さんが多数いらっしゃいます。
それくらい私たちを魅了するパピヨンとはどんな犬種なのでしょうか。
そんなパピヨンの魅力のヒミツを、今回は一気にご紹介していきます。
優雅で美しい外見
フランス語で「蝶」を意味するパピヨンですが、その名の通り、蝶が羽ばたいているような大きな耳が最大の特徴です。
気品あふれる優雅な姿は非常に美しく、パピヨンに魅了される人も少なくありません。
16世紀にはフランスの貴族たちにも愛され、かの有名なマリーアントワネットもかわいがっていたのだとか。
上品さとかわいさを兼ね揃えていますので、人気があるのも納得です。
また、絹糸のようなサラサラとした柔らかい被毛も、パピヨンの美しさを語る上では欠かせません。
お手入れが楽
長くて美しい被毛のパピヨン。
一見すると、お手入れが大変そうに見えますが、意外にも手間はそれほどかかりません。
というもの、被毛は長いですが、絡まりづらいために、毎日ブラッシングをしなくても平気だからです。
しかし、耳の毛だけは毛玉ができやすいので、そこはこまめにブラッシングをする必要があります。
また、トリミングをする必要もありません。
犬のトリミング代は決して安くはありませんので、月々のトリミング代がかからないのは、飼い主にとって非常に助かる点ではないでしょうか。
しかし、シャンプーや爪切り、肛門腺絞りなどは定期的なお手入れが必要です。
トリミングサロンでもやってもらえますが、獣医師からやり方をきちんと教えてもらえば、自宅でやることも可能ですので、さらに費用がかからなくて済みます。
活発で頭がいい
優雅な外見のパピヨンですが、実は運動能力が高く非常に活発で明るい性格です。
そのため、とくに犬と一緒に遊びたいという飼い主にとっては、うってつけといえるでしょう。
また、頭がよいため、しつけも積極的に覚えていくことができます。
ただし、間違ったことを教えてしまうと、それさえも覚えてしまうので気をつけなければなりません。
もし、そのようになってしまったら、場合によっては飼い主より自分のほうが偉いと思ってしまい、わがままな態度をとることも。
正しくしつけをすれば、これといった大きなトラブルを起こすことは少ないですので、飼いやすい犬種といえます。
体が丈夫
華奢な体格のパピヨン。
そんな見た目から「病気などは大丈夫？」と思うかもしれませんが、実は体が丈夫で、ほかの小型犬と比べると遺伝的な疾患が少ない傾向があります。
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