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混合ワクチンで予防できる病気と種類
混合ワクチンは、2種類~10種類の様々な病気が予防出来るワクチンです。
犬パルボウイルス感染症
パルボウイルスが原因で、激しい下痢や嘔吐や、食欲や元気が低下する症状がでます。
さらに症状が酷くなると、脱水を起こしたり、血便が出たり、ショック状態を起こし死に至る病気です。
パルボウイルスは、感染力がとても強く、便や嘔吐物の接触で感染してしまいます。
子犬の頃に感染すると、致死率が高い病気なので、感染を起こさないためにも混合ワクチンの中には必ず含まれている病気です。
犬ジステンパー
ジステンパーウィルスが原因で、初期症状は、発熱や鼻水、目やになどがでます。
酷くなると、下痢や嘔吐、くしゃみや咳などの症状もでてきます。
さらに重症化すると、肺炎を起こしたり、神経系にまで症状がでてき、痙攣や麻痺なども起こったりする場合があります。
感染経路は、感染している犬の鼻水や目やにの接触感染や、くしゃみなどの飛沫感染です。
混合ワクチンを打っていると、感染が予防出来ますし、もし感染したとしても症状はとても軽く済む場合が多いです。
犬ジステンパーを予防するワクチンもどの種類にも含まれています。
犬伝染性肝炎
アデノウィルスⅠ型というウィルスが原因で、肝臓に炎症が起こり、腹痛や下痢、嘔吐、発熱という症状がでてきます。
肝臓の炎症が重症化すると、肝臓が正常に機能しなくなり、肝性脳症を起こします。
肝性脳症を起こすと、痙攣や麻痺などの神経症状も認められます。
感染経路は、便や嘔吐物などの分泌物の接触感染です。
アデノウィルス1型は、5種混合ワクチン以上から予防できるように含まれています。
犬伝染性気管支炎
アデノウィルスⅡ型や、犬パラインフルエンザウィルスなどのウィルスが原因で咳や発熱などの症状がでてきます。
別名ケンネルコフとも呼ばれている病気です。
感染経路は、咳やくしゃみなどの飛沫感染や接触感染です。
アデノウィルスⅡ型と犬パラインフルエンザウィルスは、5種ワクチン以上から予防できるようになります。
犬コロナウィルス感染症
コロナウィルスが原因で、下痢や嘔吐、食欲が低下するなどの腸炎のような症状がみられます。
しかし、パルボウイルス程強くないウィルスですので、ほとんどの場合は軽い症状で済みます。
感染経路は、感染した犬の便を口に入れると感染します。
コロナウィルスは、6種類混合ワクチンと、8種混合ワクチン以上で予防できます。
レプトスピラ症
混合ワクチンで予防できるレプトスピラには、たくさん種類があります。
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