異物が見える場合は、ピンセットなどでゆっくり取り出してあげます。
取り出せない場合には、犬の足の付け根を持ち、逆さに持ち上げ背中を叩いて異物を押し出す方法や、犬を横向きに寝かせ肋骨の下を押し上げるように圧迫する方法があります。
それでも取れない場合には、細長い棒などで異物を胃の中に押し込んで、気道を確保する方法があります。
誤飲の応急処置② 犬が誤飲したものを吐かせる方法
犬が玉ねぎやチョコレート、梅の種などを誤飲した場合、自宅で吐かせる対処法があります。
必要な物は、オキシドール、トラネキサム酸、塩のいずれかです。
オキシドールは溶液3%体重1kg当たり1~2mlで水に薄めたものを、トラネキサム酸は、止血剤として承認されている医薬品で犬の体重1kg当たり20~50mg、塩は海水濃度の食塩水(水100mlに3gの塩)を飲ませると嘔吐を誘発することができます。
しかし、食塩水は塩中毒になってしまう可能性などもあります。
これらの処置は基本的に、かかりつけの獣医師の指示のもと行うようにしましょう。
犬の誤飲について まとめ
犬の誤飲は、犬の性質上起こりやすい事故です。
命に関わることもあるので焦ってしまいがちですが、焦らず落ち着いて対処しましょう。
そして誤飲させないためにも、危険なものは届く場所に置かない、おもちゃで遊んでいる時には目を離さないなど細心の注意を払いましょう。
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