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トイプードルがかかりやすい病気とは?
トイプードルがかかりやすい病気にはどんなものがあるのでしょうか。その症状や治療法についてお話します。
膝蓋骨脱臼
後ろ脚の膝のお皿の脱臼です。後ろ脚を引きずるようになり、触ると嫌がります。治療法は薬で痛みを抑える方法と手術とがあります。
症状の重さによって治療法が違ってきますから、獣医師によく相談してから決めましょう。肥満も原因のひとつになりますので体重のコントロールも必要です。
外耳炎
たれ耳のトイプードルがかかりやすい病気です。
耳の中に雑菌が繁殖して炎症を起こします。
耳を掻いたり、しきりに頭を振ったり、耳の中が臭く匂ったりします。動物病院で耳の洗浄をしてもらい、毎日の点耳薬投与で治療します。
クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)
副腎皮質ホルモンの分泌異常から起こる病気です。
生後半年から発病することもありますが、多くは7歳以上の老犬にみられます。原因としては、ステロイド剤の長期投与や脳下垂体の前葉や中葉にできた腫瘍によるものがあります。
多飲多尿や腹部の腫れ、背中に左右対称の脱毛がみられるのが特徴です。
治療法は副腎皮質ホルモンの分泌のコントロールやステロイド剤の使用中止などがありますが、獣医師の適切な判断が必要になります。
トイプードルのミックス犬って?
最近ではトイプードルのミックス犬が人気を集めています。
トイプードルのミックス犬にはどんな種類があるのでしょうか。
チワプー(トイプードル×チワワ)
体高25cm・体重2.7kg程度。
チワワ独特の大きな目とトイプードルのくりくりふわふわの毛が特徴です。
親犬の遺伝の強さによってチワワの立ち耳かトイプードルの垂れ耳かに分かれます。
トイプードル賢さとチワワの甘え上手なところが上手く混じり合ってとても飼いやすい犬種です。
マルプー(トイプードル×マルチーズ)
体高20~30cm・体重2~3kg程度
マルチーズのシルクのような艶やかな被毛が特徴です。
抜け毛はすくないのですが被毛の伸びは早いので定期的なトリミングが必要です。
両犬の賢さと人懐っこさを兼ね備えています。
活発で明るい性格ですが、マルチーズの気の強さも持っています。
ダップー(トイプードル×ミニチュアダックスフンド)
体高24cm・体重5.2kg程度
トイプードルのこもこもこふわふわの被毛とミニチュアダックスの胴長短足な体型を引き継いでいます。
ミニチュアダックスよりは足は少し長めなので一見するとトイプードルのように見えます。
活発で運動能力に優れたところはミニチュアダックスから、陽気で人懐っこいところはトイプードルから引き継いでいます。
ポメプー(トイプードル×ポメラニアン)
体高34cm・体重8kg程度
仔犬の時はポメラニアンのような直毛ですが、成犬になるとトイプードルのような巻き毛になります。
仔犬のときは抜け毛がありますが、成犬になるとトイプードルのように抜け毛がなくなります。
立ち耳で丸い顔はポメラニアンそのもので、足の長さはトイプードルより短めなのが可愛いです。
飼いやすい犬種同士のミックス犬なので始めて犬を飼う人にもおすすめの犬種です。
トイプードルを飼うのに向いている飼い主は?
トイプードルは飼いやすい犬として、始めて犬を飼う人や子供やお年寄りのいる家庭にも人気がある犬種です。
人懐っこく従順で飼い主にとても良く懐き、抜け毛がないので部屋も汚さないことも人気のひとつです。
そうはいっても一人暮らしであったり、マンション住まいだったりするとどうなのだろうと考える人も多いのではないでしょうか。
マンションや一人暮らしや共働きでもトイプードルは飼える!
トイプードルに関わらず、一人暮らしや共働きの家庭で犬を飼う場合に、一番問題なのが長時間のお留守番でしょう。
トイプードルを迎えた次の日から長時間のお留守番をさせることは禁物です。
トイプードルを迎える時は連休時やできるだけ長期の休暇を取ってからにしましょう。
傍にいてやれる間にトイレトレーニングをして、留守番の時間を数分から数時間へと少しづつ長くして慣れさせます。
広めのサークルにトイレトレーとベッドかクレートを置き、愛犬が一人でいても不安なく落ち着ける場所を用意してあげましょう。
毎日20分か30分の散歩は欠かさないこと、新鮮な水と外出時も季節に合った室内温度のコントロールを忘れないこと、帰宅時やお休みの日はできるだけ一緒に遊んでやること、などが実行できれば一人暮らしでも共働きの家庭でもトイプードルと一緒に楽しく暮らすことができます。
無駄吠えをさせないためには徹底的な主従関係と社会化が必須!
マンションで飼う場合でも長時間のお留守番があるときは上記の飼い方と同じですが、マンションで一番迷惑になるのが無駄吠えでしょう。
無駄吠えはトイプードルに限ったことではありません。
人間にとっては無駄吠えですが、犬にとって吠えるという行為は本能です。
本能を全く無くしてしまうことは不可能ですが、不用意な無駄吠えをなくすためには仔犬のころからの徹底した主従関係と社会化を育てることが必要です。
プードルについてまとめ
・プードルの種類 スタンダードプードル(45~60cm)・ミディアムプードル(35~45cm)・ミニチュアプードル(28~35cm)・トイプードル(26~28cm)・タイニープードル(23cm程)・ティーカッププードル(20cm程)他にチワプーやポメプーなどの他犬種とのミックス犬もある。 ・性格 性格は明るく活発で人懐っこく友好的 ・毛色・毛の長さ 毛色はソリッドカラー(単色)ホワイト・ブラック・ブラウン・ブルーグレー・シルバーグレー・クリーム・カフェオレ・レッド・アプリコット・ベージュ・シャンパンと多種。シングルコートで巻き毛。抜け毛は少ない。 ・気を付けたいしつけ 頭が良くしつけの入りやすい犬種だが、可愛さについ甘やかして何でも許してしまう傾向がある。トイプードルの賢さがずる賢さとなって、吠える、噛むといった問題行動につながる危険性がある。子犬のときからしっかりと飼い主との主従関係を築く必要あり。 ・注意したい病気 膝蓋骨脱臼 外耳炎 クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症) ・記事の重要箇所 トイプードルの特徴(毛色・毛の長さなど身体的特徴について)・トイプードルの飼い方やしつけ方について・トイプードルの価格相場
トイプードルのさいごに
トイプードルは誰もが可愛いと声をかけたくなるような犬ですが、可愛さだけではない行動的でとても知能の高い優秀な犬であることがわかって頂けたでしょうか。
その高い能力をうまくコントロールして引き出してやるのは、飼い主であるパートナーの役目でもあります。
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