カニンヘンダックスの基本情報!歴史や性格・特徴について。心配なしつけやお手入れ方法もご紹介

ミニチュア・ダックス

体のサイズが小さく自宅の洗面所でもシャンプーすることができるので、合わせてご自分で全身ケアをしている飼い主さんも多いようですが、ご自分でできない場合にはトリミングサロンや動物病院にお世話になりましょう。

カニンヘンダックスのお手入れ その④ 耳掃除

垂れ耳のカニンヘンダックスの耳の中は、通気性が悪く耳垢が溜まりやすい環境です。

放置することで細菌が繁殖し外耳炎などの病気を引き起こすこともあるため、できれば毎日少なくても週1~2回は耳の中を覗いて、臭いや耳垢のチェックをしましょう。

汚れている時には綿棒やコットンを使って汚れを取り除き、1カ月に1~2回はイヤークリーナーを使った耳掃除もしてあげると良いでしょう。

カニンヘンダックスの注意する病気

愛犬に健康的に長生きして欲しいと願うのは飼い主として当然のことです。

カニンヘンダックスは、小さくて愛らしい姿からも人気のある犬種ではありますが、その容姿ならではのかかりやすい病気もあります。

カニンヘンダックスの注意する病気① 『椎間板ヘルニア』

ダックスフンドの病気として最初に思い浮かぶのが「椎間板ヘルニア」だという人が多いほど、カニンヘンダックスを含む胴長短足のダックスフンド全般にかかりやすい病気です。

激しい運動や肥満によって、姿勢や動きを支える椎間板への負担となり損傷して起こる病気で、胴長短足ゆえに腰への負担になりやすくなります。
椎間板ヘルニアになると、神経麻痺となり足を引きずるといった症状から重症になると自力で立ち上がれなくなることや半身不随などになります。

軽症であれば、投薬治療と安静にすることで症状が改善されることがありますが、症状が重い場合には、手術が必要となり手術後には長期的なリハビリ治療が必要となります。

遊ぶことが大好きなカニンヘンダックスが安全に遊べるように、フローリングへの滑り止めや段差の軽減の他に、肥満の予防を行って椎間板への負担を軽減してあげましょう。

カニンヘンダックスの注意する病気② 『外耳炎』

前述でも述べましたがカニンヘンダックスは、垂れ耳のために耳掃除を怠ることで外耳炎になりやすい犬種でもあります。

外耳炎とは、細菌や寄生虫などによって耳の外耳道が炎症する病気のことです。
外耳炎を放置することによって炎症が内部にまで進行し中耳炎といった病気になることもあります。

治療法は、洗浄薬で耳の中を綺麗にした後、点耳薬や駆虫薬で治療を行います。

耳の中を清潔に保つことで予防ができる病気ですので、定期的な耳のチェックと掃除を怠らないようにしましょう。

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カニンヘンダックスの注意する病気③ 『PRA(進行性網膜萎縮症)』

目の網膜にある光を吸収する部分が委縮する病気で、暗い場所で目が見えにくくなり、進行するにつれて明るい場所も見えなくなり失明をしてしまいます。

この病気は遺伝性のため予防することもできず、完治することもできない病気です。
進行を遅らせることしかできません。

親犬がPRAの因子を持っている場合は、その子犬もほぼ確実に発症すると言われていますので、購入前に確認するようにした方が良いでしょう。

万が一病気の因子を持っている場合でも進行はゆっくりのため、家具にクッションをつけて衝撃の防止をしたり、危険な場所には入れないようようゲートを取り付けるなどして、上手に病気と付き合っていきましょう。

カニンヘンダックスとのミックス犬

近年ミックス犬が大人気で、その中でも「チワックス」「ダップー」などのダックスフントとのミックス犬は人気上位を占めています。

「スタンダード」や「ミニチュア」ではなく、「カニンヘン」が親犬に持つミックス犬の場合、より小型のミックス犬が生まれてくることが予想されます。

ミックス犬① 「カニンヘンダックス×マルチーズ」

純白の美しい被毛を持つ「マルチーズ」とのミックス犬で、「マルックス」と呼ばれています。
マルックスの外見は、カニンヘンダックスの胴長短足の体型を引き継ぐことが多いようですが、中には脚が長いマルチーズ寄りの子もいます。
性格は、両親犬の共通とする性格を受け継ぎ、甘えん坊な性格をしています。

ミックス犬② 「カニンヘンダックス×チワワ」

ミックス犬人気の中でも、1・2位を争うほど人気のある組み合わせで「チワックス」と呼ばれています。
個体差もありますが、全体的には「顔はチワワ、体はダックスフントの胴長短足」の子が多く人気があるようです。
飼い主の事が大好きな甘えん坊な性格をしていますが、警戒心の強い面があるため社会性を身に付けさせてあげることが大切です。

ミックス犬③ 「カニンヘンダックス×ミニピン」

細身のボディが特徴的な小型犬「ミニチュアピンシャー」とのミックス犬で、「ダッピン」「ピンクス」などと呼ばれています。
全体的な印象としては、胴長短足のミニピンといった雰囲気の子が多いようです。
性格は、両親犬から活発で明るい性格を受け継いでいるようです。

カニンヘンダックスを飼うのに向いている飼い主は?

一般的にカニンヘンダックスは、体が小さく扱いやすいことから飼いやすい犬種と言われています。

ただし、その可愛い見た目からつい甘やかしてしまいがちですが、それが原因となって問題行動に頭を悩まされている飼い主さんも少なくありません。

カニンヘンダックスとの暮らしをより良いものにするためにも、愛情と甘やかすことの違いを理解してしつけていける方に向いているでしょう。

マンション・一人暮らしでも飼える?

小型犬なのでマンションでも飼育することができます。

ただ、寂しがりの性格をしているため、留守の多いご家庭や一人暮らしの方よりは、自宅にいる時間が長く、一緒に遊んであげることができる人の方が向いているでしょう。

また、無駄吠えによって近所迷惑にならないよう、しっかりしつけを行わなければなりません。

高齢者や子どもがいる家庭でも飼える?

カニンヘンダックスは、家族に対して愛情深く遊びが大好きな犬種ですので、子どもさんの遊び相手になってくれることもあるでしょう。

また、他のダックスと比べても運動量も少なく扱いやすいため、高齢者でも飼育することができるでしょう。

カニンヘンダックスの寿命と長生きしてもらうために

カニンヘンダックスの寿命は、13~16歳と言われています。
一般的な犬の寿命と比べると平均~長寿と言えるでしょう。

健康に長生きしてもらうためには人間同様、質の良い食事と適度な運動、快適に過ごせるための整った環境、病気の「早期発見・早期治療」が大切です。

その基本となるのは、たくさん愛情を注いで大切に育てていくことでしょう。

カニンヘンダックス まとめ

ミニチュア・ダックス
カニンヘンダックスはこんな犬
  • ダックス最小サイズ。超小型犬~小型犬
  • 性格:明るく遊び好き。毛質によっても異なる性格を持つ。
  • 被毛:「スムース」「ロング」「ワイヤー」の3種類あり
  • 毛色:定番カラーは「レッド」や「ブラック&タン」。その他にも多彩にあり
  • しつけ:猟犬ならではの「吠え癖」「掘り癖」に注意!!トイレのしつけは根気強く!!
  • 注意したい病気:椎間板ヘルニア・外耳炎・進行性網膜萎縮症など
  • 子犬の相場価格:20~25万円程度
  • 平均寿命:13~16歳

カニンヘンダックスについて さいごに

カニンヘンダックスについてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?

現在の日本でのダックスフンドの人気はとても高く、愛らしい容姿や飼いやすさからも今後の人気も継続していくことが予想されます。

それでも可愛いからだけで飼うのを決めるのではなく、カニンヘンダックスの特徴や飼い方を理解して、カニンヘンダックスが快適で幸せな生活ができるかに重点を置いて迎え入れるようにしましょう。

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