シャーペイの基本情報!歴史や性格・特徴について。心配なしつけやお手入れ方法もご紹介

シャーペイ

シャーペイの基本情報

シャーペイ

シャーペイという名前から推測できるように、中国出身の犬になります。

特徴はなんといっても、顔含め、体全体がシワシワとたるんだ皮膚に覆われているところではないでしょうか。

一生のうちにお目にかかれるかどうかというくらい、珍しいシャーペイです。

ずっしりとした体格や表情から、無表情な犬?と思われがちですが、実際は大きなハートの持ち主で、飼い主さんをとても深く愛する優しい犬なのです。

シャーペイの歴史

希少な犬種のシャーペイの歴史は紀元前から

シャーペイは、中国で誕生しました。
昔の書物から紀元前200年ごろにはもう存在していたとされる、かなり古い歴史を持つ犬種です。

ただ、正式な起源が定かではないのは、中国が今の共産主義国家になった時に、犬に関する記録が破棄されてしまい、詳細がわからなくなってしまいました。

チャウチャウと同様、紫色の舌を持つため、チャウチャウの血統も引いていると見られています。

シャーペイは長い歴史の中、いろんな役目を果たしてきました

シャーペイは、人々と寄り添い時代時代で、いろんな役割をしてきました。

主には、猟犬や番犬、使役犬として人々を助け、ある時代には闘犬にもなったりしました。

特に、シャーペイの身体中のシワは、シャーペイ自身、自身の体を守るのに良かったといいます。

また、中国では犬を食べる文化があることは知られていますが、このシャーペイも、食肉用に繁殖されていたこともあります。

シャーペイの危機! 1949年中国の思想統制と共に大量殺処分に

中国が、共産主義国になった当時、ペットとして飼われていた犬が大量に処分されてしまいました。

そのため、シャーペイは一気にその数を減らしてしまい、その数は60頭ほどしか残らなかったといいます。

それでもその生き残ったシャーペイは、香港や台湾で新たに繁殖され、愛犬家たちがこの危機的状況を世界に発信し、その後、アメリカの愛犬家の手によっても、繁殖が促されました。

シャーペイの特徴

  • 大きさ:中型犬
  • 体重:20〜25kg
  • 体高:46〜51cm
  • 被毛の長さ:ホースコート(1番短い被毛)ブラッシュコート(2.5cmくらいの長さ)ベアコート(2.5cm以上ある長さ)
  • 被毛の色:体の皮膚がシワシワなのが特徴で、成犬にナルト、ややシワは伸びますが、やはり、引っ張ると伸びます。
    また、皮膚はザラザラしています。
  • 皮膚:ブラック、ブラウン、フォーン、クリーム、サンド、レッド、ライラック

シャーペイの価格相場

シャーペイ

シャーペイの価格相場は20〜30万円くらいになります。

2017年1〜12月までの、ジャパンケネルクラブに登録されているシャーペイの登録数はたった5頭になります。

当然、ペットショップでは見かけることはほぼゼロで、ブリーダーを探すことになります。

そして、とても珍しい犬でいつでも探せば手に入る犬種ではないので、価格も必然的に他の犬種に比べ高めになってしまいます。

その中でもさらにシャーペイの価格が高くなる理由として、

  • 生後日数が若い
  • 親がチャンピオン犬
  • 輸入犬

などの場合、平均よりも価格が高くなるようです。

どうしてもシャーペイを飼いたいという場合、子犬にこだわらなければ、成犬の里親募集でシャーペイに出会うことがあります。

成犬でも…という場合、積極的に里親を募集している保護犬団体を探してみるのも方法です。

シャーペイの性格・気質

シャーペイの性格・気質① 自信家で、冷静沈着

ずっしりとした体は、見た目から自信に満ち溢れています。

実際、シャーペイの行動も見ていると、プライドの高さがわかります。

少々頑固な面もあるので、早いうちから信頼関係をうまく築き、しつけトレーニングをする必要があります。

飼い主さんに対して、感情的に怒りを露わにすることはあまりなく、冷静沈着な性格ではありますが、納得いかないことに関しては、頑なに言うことを聞かず、無視を決め込むなど、難しい性格の一面もあります。

シャーペイの性格・気質② あまり感情を顔に出しませんが、ハートは熱い!

シャーペイは、他の犬たちと違い、どうも感情表現が苦手な犬種になるようです。

嬉しい時や、甘えたい時にでも、うまく飼い主さんの膝に乗ったり、遊びに誘ったりとできません。

それでも、よーくシャーペイを観察すればわかります。

大切に飼われているシャーペイは、感情こそ大きく態度で表しませんが、のんびり飼い主さんのそばに寝そべる姿や、飼い主さんを見つめる眼差しから、飼い主さんを信頼している、本当に深い愛情を感じるとることができます。

シャーペイは普段はおとなしく穏やかですが、闘犬の血が騒ぐことも…

ルックスから見ても、機敏に駆け回ったり、頒布したりというイメージがわかないシャーペイです。

普段は、見た目どおりのんびり行動することが多い犬ですが、やはり闘犬の血が騒ぐこともあるのです。

個体によって、何かの拍子に攻撃的になったりする場合があるので、早くから社交性を身につけさせることは重要になります。

シャーペイのオスとメスで性格は違うの?

シャーペイのオスはのんびり屋で落ち着いていることが多いようです。

何事にも慌てず落ち着いて行動できるのがシャーペイのオスになります。

それではシャーペイのメスはというと、メスも他の犬種に比べればやっぱり、感情表現があまり得意には見えませんが、それでも明るく、オスに比べて人懐こさを見せることが多いです。

シャーペイの飼い方・しつけ

シャーペイを飼う上で大事なこと

シャーペイを飼う時に、とにかく徹底したいのは、攻撃的な面が出ないように、小さい頃から社会性を身につけるトレーニングをすることです。

いろんな人や犬と触れ合うことで、どうやって人や他の犬と付き合えばいいかを学習します。

本来シャーペイが持つ、おとなしく優しいという性格の良さを、限界まで引き出してあげるようにしたいですね。

シャーペイのトイレトレーニング

子犬の頃から飼うとしても、将来、成犬になった時のことを考え、準備するトイレトレーは大きいものを用意しましょう。

紹介してきたように、シャーペイはプライドが高く、頑固な一面を持ちます。

なおかつ、あまり感情が表に出るタイプではないので、トレーニングに戸惑う方もいらっしゃるかもしれません。

けれど、犬のトイレトレーニングの基本はまず、褒めることです。

表情が読めなくても、シャーペンも褒められると嬉しくて、また頑張ろうと思います。

まずは、犬の排泄のタイミングを見てトイレに促し、成功したら大騒ぎで褒めてあげます。
失敗したら、絶対に叱らずに無言で片付けます。

(トイレの失敗後は、完全に臭いが残らないように掃除することがポイントです)

飼い主さんの最初の試練!?犬のトイレトレーニングの方法と順序

2月 8th 2018

シャーペイのしつけポイント

シャーペイ

◆シャーペイが子犬の頃から社交性を身につけさせる

闘犬だった歴史があるシャーペイは、きちんと社交性を身につけさせ、攻撃的な面が出ないようにすることがとても大切です。

子犬の頃は積極的にいろんな場所に出かけ、人や犬に触れさせるようにします。

◆シャーペイはプライドを傷つけないようにしつける

シャーペイはとてもプライドが高いので、自分が納得いかないことを命じられたり、褒められるより叱られる方が多かったりすると、投げやりになったり反抗的な態度をとったりすることがあります。

シャーペイのしつけでは、褒めるということに重点を置き、叱るということはせず、失敗に対しては無視で対処します。

◆トレーニングが嫌いなシャーペイを飽きさせない

シャーペイは基本的にトレーニングが嫌いな犬種でもあります。

割とすぐ飽きてしまいます。

それでもトレーニングを続けようとすると、明らかに集中力が欠けているのがわかるくらい、テキトーな態度を取ることも…

シャーペイを飽きさせないように、遊びを取り入れながらトレーニングしたり、1回のトレーニング時間を制限して行う必要があります。

◆困った時はしつけ教室を頼る!

シャーペイは、なかなかしつけが簡単ではないとされる犬種になります。

そのため、頑張ってしつけようと思っても、うまくいかないこともあるでしょう。

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