シャーペイの基本情報!歴史や性格・特徴について。心配なしつけやお手入れ方法もご紹介

シャーペイ

「もうだめだ」と諦めてしまっては、シャーペイも飼い主さんも幸せにはなれません。

成犬になってしまってからのしつけはさらに難しくなってしまいます。

ぜひ、諦める前にしつけ教室へ飼い主さんとシャーペイ共に通い、一緒に成長するようにしましょう。

そうすることで、しつけをしながら絆を深めることもでき一石二鳥です。

しつけ

犬のしつけ教室で愛犬と一緒に楽しく学ぼう!

2月 8th 2018

シャーペイの散歩の仕方と頻度

シャーペイはある程度の運動量が必要になります。

運動不足が続くと、ストレスが溜まり、問題行動の原因にもなります。

もし、飼っている環境が、自由に家の中と庭を行き来できるようであれば、シャーペイにとってベストかもしれません。

シャーペイに必要な散歩の頻度:1日2回1回につき30〜60分

月に何回かはドッグランや、広場で好きなように、ノーリードやロングリードで遊ばせてあげることをおすすめします。

ただしその場合、犬の性質上、他にも犬がいるときなど、その犬たちとうまくその場にいられるかどうかを、きちんと見定める必要があります。

シャーペイのお手入れ

シワシワな体が特徴なシャーペイは、毎日どんなケアをしてあげたら良いでしょうか。

ちょっとした一手間で、シャーペイを清潔に保ち、病気から守ることができます。

シャーペイにトリミング必要?

基本的に、シャーペイはトリミングが必要ない犬種になりますので、ドッグサロンへ行く必要もありません。

ただ、シワシワの皮膚のケアとして、最近よくある犬用の泥パックや、ハーブパックをしにドッグサロンを利用してみるのもいいですよね。

シャーペイの臭いは、シワのせい?シャンプーと日々のケアで臭い対策

シャーペイのシャンプーは、基本的に2〜3週間に1回で十分です。

もしかしたら、夏など湿気の多い時期は、それより少し、回数を増やしてもいいかもしれませんが、洗いすぎも皮膚へ負担がかかるので、注意が必要です。

また、しばらくシャンプーをしていないと臭ってくることがありますが、ほとんどは「シワ」が原因です。

2日に1回は、シワの間を濡れタオルなどで優しく拭いて、清潔を保つようにしましょう。
シワには汚れが溜まりやすく、放置することで、臭いだけではなく、皮膚疾患にもつながります。

シャーペイのブラッシング

シャーペイは、抜け毛は多い犬種ではありませんが、ゼロではありません。

抜け毛対策のためにも、ラバーブラシでブラッシングをしてあげましょう。

仕上げに獣毛ブラシでブラッシングすることで、被毛にツヤが出ます。

ブラッシングは、皮膚へのマッサージにもなりますので、血行促進のためにも、極力毎日してあげることをおすすめします。

シャーペイの歯磨きは大事な日課です

一般的に、3歳以上の犬の約半数以上が、何かしら口内トラブルを抱えているといわれます。

昔はそれほど気にされてきませんでしたが、近年、口内をキレイに保つことと、健康でいることが比例するということがわかってきました。

シャーペイもそれに例外ではなく、小さい頃から、歯磨きを癖づけておくことが大切になります。

もともと犬は、マズルを触られたり、口の中を触られるのは大嫌いです。

最初から歯磨きをできると思わず、マズルを触ることから始め、少しずつ慣らしていきましょう。

シャーペイの注意する病気

近年、犬の寿命は、着々と伸びつつあり、現在での平均は15歳くらいといわれる中、シャーペイの平均寿命は8〜10歳とされています。

もちろん、個体によって15歳以上頑張って生きてくれるシャーペイもいますが、平均年齢は、他の犬種に比べればやはり低いので、健康管理にかなり気を遣ってあげたいですね。

シャーペイの注意する病気 その① 目の病気

目に関する病気になりやすいようです。

緑内障、眼瞼内反症、乱生まつげ、チェリーアイが主な病気です。

それぞれの病気の度合いにより、内科的治療になるか、外科治療になります。

目に関しては、何の症状がなくても、定期的に検診をすることで早期発見でき、薬で進行を抑えることもできます。

シャーペイの注意する病気 その② 皮膚の疾患

シャーペイのシワのせいで、どうしても皮膚炎になりやすいところがあります。

いくら清潔を心がけていても、シワの間が蒸れて炎症を起こしたり、場合によっては、アレルギーの炎症を起こしたりします。

多いのは、アトピー性皮膚炎や、膿皮症などです。

シャーペイがよく体を掻いていたりするときは、いつもより念入りに皮膚のチェックをするようにしましょう。

内服薬と塗り薬で治療します。

シャーペイの注意する病気 その③  家族性シャーペイ熱

シャーペイ特有の病気になります。
自己炎症性疾患で、多くはストレスが溜まって起こるようです。

症状は様々で、微熱に始まり、関節やかかとが腫れたり、食欲不振、嘔吐、下痢、不整脈などで、ひどい場合は、呼吸困難になります。

悪化すると、アミロイドーシスという、命に関わる病気に進展してしまうことがあるので、いつもとシャーペイの様子が違うと思うときは、迷わず病院へ急ぎましょう。

シャーペイとのミックス犬

もともとシャーペイ自体世界的に見ても、珍しい犬種になりますが、さらにそのミックス犬というと、大変珍しく、贅沢にさえ思えますよね。

さて、どんなシャーペイとのミックス犬がいるのでしょうか。

シャーペイ+アメリカンコッカースパニエル

シャーペイの特徴であるシワは、完全になくなってはいませんが、アメリカンコッカースパニエルとのミックスは、若干シワが伸びるようです。

でも、特徴的なシャーペイの顔は強く遺伝する傾向にあり、アメリカンコッカースパニエルの被毛の質を持ちながら、シャーペイの顔になることが多い傾向にあります。

シャーペイ+ジャーマンシェパード

どちらの血を強く受け継ぐかによって、容姿は変わってきます。

多くの場合、被毛の質や毛色はジャーマンシェパードに似、皮膚のシワはジャーマンシェパードに比べてたるみが出ます。ただ、シャーペイほどは出ないことが多そう。

また、顔はシャーペイとジャーマンシェパードが拮抗するのか、うまい具合にどちらの要素も取り入れた顔立ちになりそうです。

シャーペイ+ラブラドールレトリバー

全体的に皮膚は程よくタルタルした見かけですが、シャーペイのようにシワシワにはなりません。

顔つきは、100%そうなるとはいえませんが、ラブラドールレトリバー寄りの顔つきになります。

フレンドリーな性格を持つラブラドールレトリバーの血を受け継ぎ、扱いやすい犬になる可能性もありますが、シャーペイ自体は気難し屋さん。

ミックスであっても、子犬の時から徹底したしつけが必要になります。

シャーペイはどんな人向けの犬種?

シャーペイは、私たちが知るどの犬種とも違う、独自の世界観を持つ、本当にミステリアスな犬です。

もちろん、飼い主さんが愛情を持って生活を共にすることが、1番大切なことですが、シャーペイの場合は、それプラス、ある程度この犬種について、しっかりした知識を持って飼ってあげないと、後々、お互いが不幸になってしまうかもしれないことを、考えなければなりません。

犬と向き合い、じっくり時間をかけて、一緒に成長していけるという方なら、きっとシャーペイは安心してあなたに心を開き、良きパートナーであろうと努めてくれるはずです。

それらを踏まえた上で、どんな人がシャーペイの飼い主に向いているか、3つにまとめました。

1.犬初心者ではなく、ある程度犬のしつけを熟知していること

ご紹介してきたように、シャーペイは少し特殊な犬になります。

ただ愛情をかけて育てれば大丈夫!とはいえない面もあるため、犬を飼ったことがあり、なおかつ、犬のしつけをきちんとできる人なら安心して飼うことができます。

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