チャウチャウの基本情報!歴史や性格・特徴について。心配なしつけやお手入れ方法もご紹介

チャウチャウ.t中型犬.もふもふ

チャウチャウの基本情報

チャウチャウは、中国を原産とする犬種です。

中国では古くから番犬や猟犬、時には食用や毛皮のために飼育されてきた歴史を持つ犬です。

被毛にはラフコートとスムースコートの2種類があり、ラフコートは、「チャイニーズ・エディブル・ドッグ(Chinese Edible Dog:中国の食用犬)」や「ヘイシートゥー(Hei She-Tou)」などと呼ばれ、スムースコートは「シャン・ドッグ」とも呼ばれています。

チャウチャウの歴史

チャウチャウの歴史
~ルーツ~

チャウチャウの歴史は非常に古く、中国で2000年以上前から飼育されている土着犬です。
その生い立ちは現在でも詳しく分かっていませんが、シベリアやモンゴルなどの中国北部に起源をもつと言われています。

一説では、中国の古代犬種である「ハン・ドッグ」を食用に改良されたのが「チャウチャウ」だと言われています。
中国では、悪霊や災いからお寺を守る守護獣として飼われていたことや、7世紀では中国皇帝で飼われていた事がある犬種です。

チャウチャウの歴史
~食用から家庭犬になるまで~

初期のチャウチャウは猟犬として飼われていましたが、中国では古代から犬の肉は体を暖める効果があると言われ、チャウチャウは、肉は食用、骨は漢方、毛皮は防寒用に利用されてきた悲しい歴史を持っています。
走ったり飛び跳ねて逃げることができないよう、後ろ足を改良して動きのにぶい犬に改良されたとも言われています。

18世紀頃にアメリカやイギリスに渡り、愛犬家で有名なヴィクトリア女王がチャウチャウを愛玩されたのをきっかけに、家庭犬として各国で広まっていくこととなります

ショードッグとしての人気が高まってからは、鼻はペチャンコに、毛並みはゴージャスにと更なる改良をされていったそうです。
犬のペット文化が世界中で浸透している現在でも、残念ながら一部の地域では犬食文化が残っている地域も存在し、食用に改良されたチャウチャウを食しているそうです。

チャウチャウの特徴

 

身体的特徴
  • ずんぐりむっくりな中~大型犬
  • ライオンドッグとも呼ばれる風貌
  • 黒~紫の舌
  • 高音で吠える
  • 被毛はラフコートとスムースコートの2種類

チャウチャウの特徴
~大きさや身体的特徴~

チャウチャウは、体高48~56cm体重18~27kgの中~大型犬に分類されます。

がっしりとした筋肉質な体で、「ずんぐりむっくり」といった印象が強い体型をしています。
棒状に突っ張った後ろ足は関節が真っすぐになっていて、ちょこちょことぎこちない歩き方をします。

マズルが短く、しかめっ面をしたような特徴的な表情をしていますが、意外にもシワは多くありません。

緩い巻尾と立ち耳を持ち、被毛の豊かさからもライオンのような姿をしているため「ライオンドッグ」とも呼ばれています
黒~紫色系の「青舌」を持っていることや、大型犬には珍しい高い声で吠えることもチャウチャウの特徴です。

セントバーナード,大型犬,ハイジ

抱き心地にうっとり!大型犬の飼い主にありがちなこと6選

2月 8th 2018

チャウチャウの特徴
~被毛と毛色~

チャウチャウの被毛には、

  • 長く立ち上がった毛をした「ラフコート」
  • 短く滑らかな毛の「スムースコート」

の2種類があり、いずれも下毛は綿のように柔らかい毛が密集しているダブルコートの犬種です。
毛色には、ブラック、レッド、ブルー(灰色)、フォーン、クリーム、ホワイト、シナモンなどがあり、定番カラーはレッドやブラックといったカラーになります。

チャウチャウの価格相場

チャウチャウの子犬の価格相場

チャウチャウの子犬の価格相場は、だいたい30~35万円前後です。
繁殖が難しい犬種と言われているため、金額が高めに設定されていることが多いようです。

チャウチャウを購入するならブリーダーから

犬を飼うことになった場合、まずペットショップを連想する人が多いかもしれませんが、チャウチャウは希少なため、ペットショップで見かけることはあまりありません。
そのため、チャウチャウの繁殖を行っているブリーダーから購入することになります。
また、性格やしつけ面でも独特な犬種のため、飼い方のアドバイスが受けられるブリーダーからの購入をおすすめします
数は多くありませんが、専門としているブリーダーさんが国内にもいらっしゃいます。

しかし国内のブリーダー数は決して多くはないため、近くで見つからないこともあるでしょう。
そんな時には、ペットショップで子犬を探してくれるサービスを行っていることもあるので、一度相談してみると良いかもしれません。

チャウチャウの価格相場の違いについて

チャウチャウは、個体によって異なる金額が設定されています。
その金額を決める要因には、主に「毛色」「性別」によって大きく異なってくるようです。

◆毛色

チャウチャウの定番カラーである「レッド」や「ブラック」は比較的価格は低く、希少カラーである「ホワイト」は通常より5~10万円ほど高い価格が設定されているようです。

◆性別

メスは繁殖することのできる点やオスよりも生まれる比率が少ないことから、メスはオスよりも高い価格で設定されています。
だいたいオスよりも2~5万円ほど高くなっているようです。

◆月齢による価格の変化

本来、一般的な犬種の場合には、月齢を取ることで価格が低くなっていくものですが、チャウチャウの場合、月齢による価格の変動は見られないようです。
その理由には、月例を取って価格が下がるまで残っていることはほぼないためです。
繁殖することが難しく、子犬数も限られているため子犬のうちに売れてしまうので、月齢を取るほど売れ残っていることがないようです。

チャウチャウの性格・気質

性格
  • 冷静沈着だが隠し持った愛情深さ
  • 他の動物との相性はNG
  • マイペースな頑固者
  • 生まれつきの番犬

チャウチャウの性格・気質
~飼えば飼うほど魅力的な犬種~

チャウチャウは、静かで冷静な性格をしています。
飼い主に対して忠誠的で愛情深い面を持っていますが、感情を大きく表現することはありません。
ベタベタされることを好まず、犬の中で一番遊ばない犬種とも言われています.

それでも実は寂しがり屋な一面を持っていることも多く、飼い主の後ろをぴたっとくっついてくるようなこともあるようです。
飼えば飼うほど愛らしい一面を見せてくれる犬種です。

チャウチャウの性格・気質
~生まれつきの番犬~

チャウチャウは、「生まれつきの番犬」とも言われているほど、警戒心や独立心が強く短気で、飼い主以外の人には懐きません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です