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ボロニーズのオスとメスの性格の違いは?
ボロニーズのオスとメスに見られる目立った性格の違いはありません。
一般的にオスの犬はリーダーとしての意識が高くテリトリー意識が強いといわれています。
家に来る来客を警戒したり、部外者から家族を守ろうとする本能がメスよりも強い傾向にあります。
ボロニーズは穏やかな性格なので、オスであっても部外者に対する攻撃性はあまりありません。
一般的にメスの犬は落ち着いていて、知らない人や他犬にも冷静な対応ができます。
また、メス犬はマイペースでわがままなところもありますので、ボロニーズのメスにもその傾向はあるかもしれません。
ボロニーズに限らず犬の性格は親からのDNAや飼育環境やしつけ方によって大きく違ってきます。
オス・メスの違いにこだわらず、しっかりとしたしつけと正しい飼育環境を整えてやることで、ボロニーズの持つ良い性格を育んでやることができます。
ボロニーズの飼い方としつけ
愛玩犬として人のそばで暮らすことを目的として作られてきたボロニーズ。
その飼い方やしつけにはどんな注意が必要なのでしょうか。
ボロニーズは人が好き
ずっと昔から愛玩犬として生きてきたボロニーズは、人に対する警戒心を持っていません。
基本的に人のそばにいることが大好きです。
飼い主には従順なのでしつけに苦労することはあまりありません。
臆病で怖がりなところもありますので、知らない人や他犬には慣れるまで少し時間がかかりますが、慣れると誰とでも仲良くできます。
自分より大きな犬は特に苦手なので一緒に飼うのは避けましょう。
散歩と遊びでスキンシップ!
愛玩用小型犬なので激しい運動は必要ありませんが、社会性を育てたり、肥満を防止したりするためにも一日2回、20~30分の散歩をしましょう。
公園や室内の広いスペースでのボール遊びや、ロープを使ったひっぱりっこなども大好きです。
人と触れ合ったり、じゃれたりするのがなにより大好きなので、遊べる時間はたっぷりとってあげましょう。
留守番の時間が長い家やお年寄りには少し不向きな犬種かもしれません。
ボロニーズには肥満が大敵!
遺伝的疾患もなく比較的健康なボロニーズですが、運動量が少ない犬種ですので肥満には十分注意する必要があります。
肥満になると関節に負担がかかり歩行に支障が出たり、さまざまな生活習慣病の原因になります。
犬は野生の本能として飢餓を防ぐために食べられる時に食べられるだけ体内に食物を補給しておくという習性があります。
欲しがるままにおやつや食事を与えているとすぐに肥満になります。
食事の量はしっかりと計って与え、おやつを与えるときはその分の量を食事から減らすようにしましょう。
トイレは室内が基本
犬種によっては外でしか排泄しない犬もいますが、ボロニーズは純粋の室内犬なので室内での排泄が基本になります。
子犬を家に迎え入れたらトイレトレーニングを始めましょう。
子犬がその場でくるくる回ったり、臭いを嗅いだりし始めたら排泄のサインです。
すぐに設置したトイレトレーに連れて行き、シーシー、ウンチなど声かけしながら排泄をさせます。
失敗しても決して叱らず、根気よくトレーニングを続けましょう。
ボロニーズのお手入れ
真っ白ふわふわもこもこのボロニーズはお手入れが大変そう!と誰でもが思いますね。
ボロニーズの真っ白な綿菓子みたいな毛並みを保つにはどんなお手入れをしたらいいのでしょうか。
失敗しないお手入れのコツをご紹介します。
ボロニーズのお手入れは以外と簡単?
ボロニーズの被毛は、シングルコートであまり抜け毛がありません。
臭いも少なく、室内犬としては最適な犬種といえるでしょう。
被毛のお手入れは特に神経質にならなくてもかまいませんが、毛玉防止や毛並みを整えるため毎日の丁寧なブラッシングは欠かせません。
真っ白な被毛は散歩や食事などで汚れやすいので、濡れタオルなどでこまめに拭いてやり、月1回はシャンプーをしてあげるといいでしょう。
涙やけは特に目立ちますので、ガーゼやコットンに涙やけ拭き取りローションを含ませて優しく拭き取ってあげましょう。
アンダーコートがないので寒さには弱く、寒い季節では室内の温度管理が大切です。
冬の散歩時は服を着せるなどして防寒しましょう。
ボロニーズがボロボロニーズにならないためにはトリマー探しが決め手!
ボロニーズ独特のあの綿帽子のような頭のカットを保つには、月1回のトリミングが必要です。
ボロニーズは希少犬なので、ボロニーズをトリミングできる経験豊富なトリマーが非常に少ないのが現状です。
ボロニーズは一度間違って短くカットしてしまうと、伸びてきた被毛は違う毛質になってしまうのだそうです。
写真などを見ながらのトリミングはトリマー泣かせでもありますが、仕上がり具合によっては飼い主泣かせになることも・・・。
ボロニーズをボロボロニーズにさせないために、トリミングはボロニーズのカットを良く知っているトリマー探しから始めるのが鉄則だといわれています。
ボロニーズの注意する病気
ボロニーズの寿命は平均13~15年前後で比較的長寿な犬種です。
基本的には健康で丈夫ですが、小型犬特有の病気には気をつける必要があります。
ボロニーズの注意する病気① レッグ・ペルテス
足を引きずる、足に力が入らず歩けないなどの跛行がみられます。
生後6~7ヶ月の成長期の小型犬によくおこる病気です。
股関節周りの関節痛から触れられるのを嫌がり、食欲の低下などもおこります。
多くは片足に発症しますが、まれに両足に起こる場合もあります。
症状が軽い場合は運動制限や痛み止めの内服などの内科治療を行います。
内科治療では進行を止めることはできないため、最終的には外科手術となります。
手術後は長期のリハビリが必要となります。
ボロニーズの注意する病気② 僧帽弁閉鎖不全
7歳以上の小型犬によくみられる心臓疾患です。
心臓の増帽弁の異常から心臓に負担がかかりいろいろな症状がでます。
興奮したときの軽い咳から始まり、進行すると息切れや激しい咳をするようになります。
完治させる治療法は今のところありません。
治療は症状の緩和と進行を抑えるための食事療法や体重の管理、運動制限などを行います。
投薬治療として血管拡張剤の投与などがあります。
早期発見・早期治療が大切で7歳を越えたら定期検診を欠かさないようにしましょう。
ボロニーズの注意する病気③ 白内障
水晶体の一部や全体が白濁した状態を白内障といいます。
老化による変化で、6歳以上の老犬に多くみられます。
徐々に進行していきますが、視覚を失わずにすむ場合もあります。
糖尿病や重度の目の疾患から起こる場合もあり、遺伝により2歳以下の犬に発症する若年性白内障もあります。
治療は薬物療法と外科治療があります。
薬物療法は点眼薬などで、進行を遅らせるためと、白濁を減らすためのものです。
外科手術は水晶体を人工レンズに取り替える手術ですが、眼科専門獣医師の高度な技術と最新の設備が必要となります。
ボロニーズの注意する病気④ 外耳炎
ボロニーズはたれ耳なので外耳炎になりやすい犬種です。
定期的な耳掃除が必要になります。
耳の奥は傷つきやすいので耳垢などは無理をせず獣医師に取ってもらいましょう。
外耳炎の治療には点耳薬がありますが、耳垂れなどが出なくなっても途中で止めたりせず完治するまで続けましょう。
ボロニーズのミックス犬はいる?
最近では異なった純血種同士のミックス犬に人気が集まっています。
ミックス犬というのは通称で、ブリーダーではハーフ犬やデザイナードッグ、ハイブリッド犬やF1などと呼ばれています。
昔からいわれている雑種犬とはどう違うのでしょうか。
祖父や祖母などの血統がわからず、親犬の犬種も不明なものが雑種犬です。
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