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子犬期・成犬期・老犬期別に、ご飯を食べない時に考えられる原因をご紹介します。
子犬がご飯を食べない時
子犬がご飯を食べない理由に考えられる大きな原因は、環境の変化によるストレスです。
新しい家にやってくるまでは親犬や兄弟犬、またはペットショップなどで他の犬に囲まれた環境で過ごしていたのが、突然環境が変わったことでストレスを感じているのかもしれません。
子犬が安心して過ごせる環境を準備してあげ、その場所でご飯を食べるようにさせてあげましょう。
ケージに目隠しをするなどして、周りの視線を感じにくいような環境を作ってあげてみてください。
成犬がご飯を食べない時
成犬がご飯を食べない原因としては、前述で紹介したような
「好みの味ではない」
「飽きてしまった」
「おやつの与えすぎ」
「発情期である」
「置き餌をしている」
「運動不足」
「ストレス」が考えられます。
ご飯の与え方や犬の飼い方を改めて見直してみると良いでしょう。
老犬がご飯を食べない時
犬の老化には個体差もありますが、一般的に小型犬なら9~13歳、中型犬9~11歳、大型犬だと7~10歳ごろから老化が始まると言われています。
老化が進むことよって、代謝や運動量が落ちることで自然と食欲が落ちてきてしまいます。
また、嗅覚や味覚が衰えていくことも食欲の低下の原因となっています。
毎日食べることは大切ですが、無理やり与えてしまうと、逆効果になってしまうこともあるので、ご飯の香りや見た目を変えることで嗜好性を高める工夫をして老犬の食欲を刺激してあげましょう。
さらに老犬は消化器官も衰えてきているため、ご飯の種類によっては体に負担をかけてしまうことにもなるでしょう。
便の状態を確認したり、獣医師と相談しながら食事内容や量を決めていくと良いでしょう。
犬がご飯を食べない時の対策とは?
対策① 原因に合わせた対策をすること
犬がご飯を食べない原因には、食事の与え方や運動が足りているかなど、食事の与え方や飼い方自体を見直す必要があるような原因も考えられます。
そのため、犬がご飯を食べない時には、食べない原因を探りその原因に合わせた対策を行っていくようにしましょう。
例えば、
「好みの味ではない」⇒ドッグフードの種類を変える。
「おやつの与えすぎ」⇒おやつを与える量を見直す。
「置き餌をしている」⇒置き餌をせず、一定時間でお皿を取り上げる。
「運動不足」⇒適度な運動をさせてあげる。
など、まずは根本的な問題から解決してあげなければなりません。
対策② 嗜好性を高めるためのアレンジ
犬は人間よりも味覚が衰えていますが、人間よりも嗅覚が優れています。
そのため、犬は食事の中で「香り」を最も重要視し、「香り>食感>見た目>味覚」の順番で好みが決まるようです。
このことを利用して、いつものフードをアレンジしてみましょう。
手軽にできる対策方法でもあるので、ぜひ試してみてください。
特に、ご飯を選り好みしている犬や老犬になって食欲が低下している場合などにできる対策としておすすめの方法です。
◆ぬるま湯でふやかす
いつものフードにぬるま湯をかけてふやかすことで香りが際立たせることができます。
さらにふやけることで柔らかい食感に変えることができます。
消化器官の弱い子犬や老犬の場合、柔らかくすることで消化を手助けすることにも繋がります。
◆温める
普段から与えているドッグフードやウェットフードを電子レンジで少し温めます。
温めることによって通常よりも香りが強くなり、犬の嗅覚を刺激することができます。
あまり熱く温めすぎると火傷をしてしまうことがあるので、人肌より少し温かいくらいが丁度いいでしょう。
◆トッピング
嗜好性が高く、香りが強いものを混ぜて与えます。
すりごまや鰹節、茹でたささみなどが望ましいです。
またドッグフードを缶詰などのウェットフードに変えてみるのも一つの手です。
食欲があまりなくても嗅覚を刺激し、普段とは違ったものを少し与えることによって少量でも食べてくれることがあります。
◆スープをかける
この方法も食べ物の香りを強くすることで嗜好性を高めることができます。
また固形物は食べずともスープだけでも口にしてくれることがあります。
鰹でとった出汁や、ささみなどの鶏肉をゆでた汁などが効果的です。
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