犬がご飯を食べない泣。原因と対策

スープをかけただけでは食べない場合には、出汁をとるのに使った鰹節やささみなどを割いて一緒に与えるといいでしょう。

犬がご飯を食べない時は病気のサインかも?

犬がご飯を食べない時には病気が隠れていることもあります。
特に、ご飯だけでなく水を飲まない時には注意が必要です。

さらに下痢や嘔吐などの他の症状が出ていないかも注意深く観察し、いつもと様子が違うようであれば速やかに動物病院で診てもらうようにしましょう。

ブルドック,病気

病気① 「誤飲・誤食」

家の中に何か食べ物や小さなものが落ちてしまっていることなどはないでしょうか。
犬が興味本位などで間違えて飲み込んでしまうことがあります。

誤飲や誤食をしてしまうと嘔吐や下痢などの症状を起こすことがあります。

ご飯を食べないことに加えて以上の症状があると誤飲や誤食をしてしまった可能性があるので、すぐに病院に連れていきましょう。

病気② 「熱中症」

犬も人間同様に、夏の暑さに堪え夏バテ気味になると食欲が低下してしまいます。
さらに熱中症になると「元気消失」「軟便・下痢」「嘔吐」「呼吸が荒い」「ボーとしている」などの症状が見られるようになります。

こまめな水分補給や暑さの対策をすることで熱中症を予防をすることはできますが、このような症状が見られる場合には病院に連れて行くようにしましょう。

病気③ 「発熱」

風邪や何かと併発した症状により発熱を起こすと、食欲がなくなることがあります。

極端に食べる量が少なくなってしまったり、場合によっては何日間も食事を拒むこともあります。
一度だけ以上の症状がある場合はあまり心配が要らないことが多いですが、数日間食事を拒むようであれば病院に連れていきましょう。

病気④ 「嘔吐・下痢」

誤飲や誤食でもそうですが、胃や腸に何らかの症状が起こっている場合でも下痢や嘔吐を引き起こします。

食事をしてもすぐに吐き出してしまったり、長い間下痢の症状が改善されない場合には体の中に異常が起きている証拠なので、早めに病院を受診しましょう。

病気⑤ 「歯周病」

歯周病とは歯肉炎と歯周炎を合わせた病気です。
この病気は痛みを伴い、食事の際に痛むことによって拒食を起こしてしまうことがあります。

唾液が異常に出ている、口の周りを触られるのを嫌がる、また歯を磨いても嫌な臭いが消えない場合は歯周病の可能性があるので、普段からチェックをするよう心がけましょう。

歯ブラシ

病気⑥ 「フィラリア症」

フィラリア症は蚊が媒介者となる寄生虫に寄生されてしまう病気です。
心臓や肺動脈に寄生し、最悪の場合死に至る恐ろし病気です。

予防薬もあるので、定期的に薬を投与していれば感染率は低いですが、万が一感染してしまった場合には咳や腹部のふくらみ、血尿、食欲不振などの症状がみられます。

病気⑦ 「腎不全」

犬の腎不全の原因は脱水、心疾患、細菌感染症、腫瘍など様々なものが挙げられます。

また過度な中毒症状によっても引き起こされ、ブドウやレーズン、抗生物質などが原因になることもあります。

主な症状は食欲不振、嘔吐、水を異常に飲む、脱水症状、すぐに息切れを起こすなどがあります。

病気⑧ 「呼吸器疾患」

犬の呼吸器疾患は気管支炎、喘息、肺炎などが挙げられます。

特に喘息はアレルギーが原因でも引き起こされるものなので、まず与えている食事の中にその犬のアレルギーの原因となるものがないか確認しましょう。
呼吸器の発作を起こすと、呼吸困難や咳、嘔吐、食欲不振、ぐったりしてしまうなどの症状を起こします。

病気⑨ 「ケンネルコフ」

ケンネルコフは伝染性気管支炎とも呼ばれるウイルスや細菌によって引き起こされる病気です。

ケンネルコフの症状は突発的な咳や発熱、嘔吐などが挙げられます。
重篤な症状の場合は食欲の低下や膿状の鼻水、肺炎などの症状を引き起こします。

多くの場合には自然治癒しますが、重篤な症状が現れた場合にはすぐさま病院に連れていきましょう。

この記事のまとめ


愛犬がご飯を食べないとき
  • 犬がご飯を食べない時に考えられる原因は様々!!
    「好みの味ではない」「飽きてしまった」「おやつの与えすぎ」「発情期である」
    「置き餌をしている」「運動不足」「ストレス」などが考えられます。
  • 年齢によっても原因が異なる!!
    「子犬期:環境の変化によるストレス」
    「老犬期:老化による食欲の低下」
  • 犬がご飯を食べない時は、食べない原因に合わせた対策を!!
  • いつものフードをアレンジして嗜好性UPも効果的
    アレンジ方法は、「ぬるま湯でふやかす」「温める」「トッピング」「スープをかける」など簡単ひと手間でOK!!
  • ご飯を食べない時に考えられる病気には、
    「誤飲・誤食」「熱中症」「発熱」「嘔吐・下痢」「歯周病」「フィラリア症」「腎不全」「呼吸器疾患」「ケンネルコフ」 などが考えられます。
    ご飯を食べない以外の症状が出ていないかも注意すること!!

犬がご飯を食べない原因と対策のさいごに

食事は犬の健康状態を把握するのに大切なバロメーターです。
犬がご飯を食べなくなることで、病気の早期発見につながることもあるでしょう。

また、ご飯の与え方が正しいのか、運動量は適切か、コミュニケーションは足りているかなど根本的な飼い方を見直す機会にもなり得ます。

普段から愛犬をよく観察ことを心掛け、食事の管理をしてあげることで愛犬が元気で快適に過ごせるように努めてあげましょう。

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