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特にお腹まわりは被毛がほとんど生えていないため、まず最初にチェックしてあげましょう。
そして、首もと・脚の付け根など柔らかい部位や肉球も乾燥しやすいといわれていますので、忘れずにチェックするようにします。
毛で覆われている部分は肌の状態が見えにくいため、パッと見ただけではわかりにくく、乾燥肌を見逃しがちですが、乾燥しないわけではありません。
念入りにチェックするようにしましょう。
犬の乾燥肌対策
それでは具体的に、犬の乾燥肌対策をご紹介していきます。
保湿力が高いシャンプーやローションを使う
シャンプーやコンディショナーを選ぶときは保湿成分が入っているかどうかチェックしましょう。
乾燥肌になると皮膚にかゆみが出やすくなりますが、しっかり保湿することで、痒い症状を軽減することができます。
保湿によって予防できる皮膚トラブルも多いので、乾燥時期はとにかく保湿効果がある成分のものを使うようにしましょう。
一般に保湿できるといわれている成分は、セラミド、オートミール、スクワラン、ヒアルロン酸、コラーゲンなどがあります。
また、シャンプー後にコンディショナーを使うことや、犬用の保湿剤を使うことで、より高い保湿効果が期待できます。
保湿剤は様々なタイプがありますので、愛犬との生活環境に合ったスキンケアを選びましょう。
シャンプーのしすぎはNG
どんなにいい成分のシャンプーで体を洗ってあげても、シャンプーをすることで犬の油分が流れてしまうため、シャンプーのしすぎは乾燥肌を加速させてしまうことがあります。
頻繁なシャンプーは避け、1ヶ月に1回くらいのシャンプーにするなど、ご自身の愛犬の肌の調子を見て判断するようにしましょう。
部屋の加湿を行なう
犬にとって快適な湿度は50~60%といいわれています。
寒い時期は、室内の暖房をつけっぱなしにすることが多くあります。
しかし、暖房は乾燥の最大の敵です。
だからといって、暖房を使わないわけにはいきません。
そこで使いたいのが加湿器になります。
部屋の大きさに合った加湿器を使用し、併用して濡れタオルを干すなどして加湿をするようにしましょう。
また、湿度計で湿度を目で確認することで、適度な湿度をキープすることができるので、湿度計を準備することもおすすめです。
食事の工夫
寒い時期は、犬が飲む水の量も減ってしまいます。
皮膚のケア以外に、水分補給で身体の中を潤してあげることも重要になります。
ただ飲みたがらない水を無理やり飲ませることはできないので、普段あげているドライフードをふやかして水分補給させたり、肉の煮汁と一緒にドライフードをあげたり、食事からも水分補給できるように工夫してみましょう。
肉球には専用のクリームで保湿
乾燥した肉球は硬く、ゴツゴツしてきます。
乾燥が進むと、肉球に痒みが出始めそこを執拗に舐めることで、肉球周りの被毛の脱毛や皮膚疾患になってしまいます。
そういったことを防ぐために、肉球用の保湿クリームというものがあります。
散歩後、足を洗った後に塗り込んであげることで乾燥を防ぐことができます。
柔らかい生地の洋服を着させる
防寒対策として、洋服を着せてあげるのも効果的です。