春こそ気をつけたい!犬の熱中症対策

数分間であっても、愛犬を車内に置き去りにするのはやめましょう。

また、散歩やドッグランでも愛犬の息が上がるほどの運動を避けたり、犬の呼吸が荒くなっていないか、愛犬の状態をときどき観察するようにします。

そして、こまめな水分補給も忘れずにしてください。

予防方法②お留守番をさせるときの配慮

春は朝晩は涼しくても、日中は気温がぐんと上昇することがあり、室内にいても熱中症の注意が必要になります。

日中のお留守番ではエアコンを活用し、室内の温度·湿度が適度に保たれるようにしましょう。

気温が高い日の屋外では洋服を着せよう

人間と同じように薄手の洋服を着せてあげることで、身体を紫外線や直射日光から守るのもおすすめします。

着せるだけで広い範囲を被ってくれて、草むらの汚れや虫の対策にもなり、一石二鳥です。

おすすめの洋服

柔らかくよく伸びる薄手の生地で全身を覆うため、オールシーズン着用できます。

ロンパースは、洋服に慣れていない犬に着せるのは難しく思われますが、このおすすめするロンパースは大変伸縮性があるので着させやすく、薄手なこともあり、犬の動きを邪魔しないので、犬自身もストレスを感じることなく着ることができます。

アクティブロンパースおすすめの洋服はこちら「ワン ボヤージュ」

熱中症になりやすい犬種

犬にはたくさんの犬種があり、暑さに弱い犬種は熱中症になりやすい傾向があります。

ご自身の愛犬の特性を確認し、しっかりとした予防対策をしてあげましょう。

注意が必要な犬種

◆短頭種

パグ、フレンチブルドッグ、ペキニーズ、ボストンテリアなどの鼻ぺちゃと呼ばれる短頭種の犬種は、熱い外気を吸い込みやすい反面、気道が狭く熱を放出するためのパンティングが得意ではありません。

◆ダブルコートの長毛種

寒い国が原産のダブルコートの長毛種の犬種(シベリアンハスキー、サモエド、バーニーズ·マウンテン·ドッグなど)は、寒さには強いのですが、暑さにはかなり弱い面を持っています。

◆被毛が黒い犬

黒い被毛は直射日光の熱を吸収しやすいので、体温が上がりやすい傾向があります。

暑い日には洋服を着せたり、水で濡らして着せるクール加工のベストなどを活用しましょう。

◆肥満犬

肥満の犬は、気道が圧迫されて呼吸がしにくくなっている場合があります。

そのためパンティングの効率が悪くなり、思うように体の熱を放出できません。

また、皮下脂肪があるため体温が下がりにくく、熱中症になりやすくなります。

◆体力のない犬

体温調整が上手にできない子犬や、シニア犬、持病を持っている犬などは、体力的にも熱中症になりやすく、体調も崩しがちです。

最後に

春の日差しは心地よく、冬の寒さ対策や夏の暑さ対策のように対策がいらないように思えますが、実際は、日中一気に気温が上がる日も珍しくなく、熱中症の対策は必要になります。

また犬も人間も、季節の変わり目には体調を崩してしまうものです。

暖かくて気持ちいいと、くれぐれも油断はしないようにしましょう。

愛犬が、快適な春を楽しめるよう気遣ってあげてくださいね。