【動物看護士が解説!】犬の痙攣 原因と対処方法 もしもの時の応急処置まで

                                 ・・・その他、熱中症や脱水などがあります。

犬が痙攣した時 飼い主ができる応急処置

  愛犬が急に痙攣をした時に、飼い主ができる処置についてです。
初めは慌ててしまい、アタフタしてしまうことが多いかもしれません。
もしもの時の応急処置方法の知識を身につけていれば、迅速な対応をすることが可能になりますので、以下のことを参考にしてください。

 

  1. 犬の周囲の安全確保する・・・痙攣しているとき、周りの物にぶつかりケガをしてしまうことがありますので、犬の周りに倒れてきそうなものなどがありましたら物を移動するなどの対処をしましょう。

  2. 痙攣を起こしている時間を計る・・・1回の痙攣時間を測定してください。
    また、継続して起こる場合、前回と今回の痙攣の間隔時間も測定しましょう。

  3. 状態の把握をすること・・・痙攣を起こす前の状態(普段より落ち着きがなく、そわそわしていたなど)や、痙攣中の状態(よだれや失禁など)の記録をしましょう。

 

発作が落ち着いたら、薄暗い静かな部屋に連れていき安静にさせます。

 

※低血糖による痙攣の場合、自宅にあるはちみつを小さじ1杯程度、犬の歯肉に擦り込み、体内の血糖値を即座にあげるという方法もあります。
手を噛まれることがありますので注意が必要です。

 

飼い主が注意すること

 痙攣発作を起こしている間は動かさずにあまり触れないようにして、そのまま治まるのを待ちます。
決して犬を抱きかかえたり、体をゆすってはいけません。
(ただし、そのままにしておくと危険な場所などの場合は様子を見ながら移動させましょう。

 舌を噛んでしまうことがあります。
出血していても、ガーゼなどを口の中に入れるのはやめましょう。
喉に詰まって窒息する恐れがあります。

 騒いだり、大声を出したりしないようにしましょう。

 嘔吐する可能性があり、その嘔吐物が詰まることもありますので、仰向けの体勢は避けて横向きにさせるか、顔を横向きにさせてください。

 飼い主は犬の口のあたりに手を持っていかないようにしてください。
噛まれることがあります。

 

 また、緊急時に備えて、かかりつけの動物病院と対処などについての確認、救急動物病院などの夜間でも診察をしてもらえる病院も把握しておくと、いざという時に、慌てずに適切な対応ができると思います。

痙攣についてのまとめ

  いかがでしたか?人間と同じように、犬も痙攣になることがあります。
突然性の場合や前触れがあって痙攣が起こる場合など、痙攣の理由はさまざまです。
痙攣が起きたらまず、飼い主はできる範囲の応急処置をしましょう。
痙攣の起きている時間などをしっかり記録し、痙攣の際の注意事項を守り、素早くかかりつけの動物病院などに連絡し、獣医師の指示に従いましょう。

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