犬の餌の与え方の注意点。量や回数をまもって健康維持

さらに、食欲低下などが見られることもあるため、食べやすく嗜好性の高いものを与えてあげるなど、様々な配慮が必要になってきます。

グレインフリー・グルテンフリーのすすめ

「グレイン」とは、穀類のことを指し、米・小麦・とうもろこし・オート麦などがあります。

「グルテン」とは、穀類から生成されるたんぱく質の一種のことで、アレルギーの原因になるとも言われています。

多くの市販のドッグフードにはこれらの穀類が第一原料として使用されています。

しかし、犬はもともと肉食寄りの動物のため、こういった穀物の消化を得意とせず、胃などの消化器官へ負担となってしまうことがあります。

そのため、価格は高めになってしまいますが、できるだけ「グレインフリー」「グルテンフリー」のドッグフードを選んであげることをおすすめします。

しかし価格上続けられないなどの理由から「グレインフリー」「グルテンフリー」を選ぶことができない場合には、第一原料に良質なお肉が使われているドッグフードを選びましょう。

犬の餌 安全性チェック

粗悪な材料が使われていないか

前述で紹介した「グレインフリー」や「グルテンフリー」のドッグフードは、たんぱく質が多く使われれていることがポイントとなります。
そのたんぱく質の原料となるお肉の安全性をチェックすることが必要となります。

ドッグフードのパッケージには原材料が記されていますが、そこに「〇ミート」「〇肉パウダー」「〇肉エキス」「〇肉副産物」という表記のあるドッグフードは避けた方が良いでしょう。

それらは「4Dミート」とも呼ばれていて、「Dead(死んだ動物)」「Dying(死にかけていた動物)」「Disabled(障害のある動物)」「Diseased(病気の動物)」など人間が食べることのない肉が使われている可能性が高いドッグフードです。
他にも歯や羽、排泄物などが含まれている可能性もあるそうです。

たんぱく質は犬が日々活発に活動するために必要とするものです。
良質なたんぱく質が使われているドッグフードほど、犬にとって安全なドッグフードと言えるでしょう。

添加物

ドッグフードには、保存料や酸化防止剤、着色料、香料などの「添加物」が使われています。
しかし、ほとんどの人口添加物は犬にとって安全であるとは言えません。

消化しにくく内臓に負担がかかることで、アレルギーを起こす原因になったり、体調不良を起こす原因にもなってしまうでしょう。

できるだけ人工的に作られた添加物ではなく、自然素材のものを選ぶようにしましょう。

◆酸化防止剤・保存料

ドッグフードの酸化やカビの発生を防いで長持ちさせるためのものです。

「エトキシキン」「BHA」「BHT」「クエン酸」「没食子酸プロピル」「ソルビン酸K」などがありますが、犬の体にアレルギーや発がん性を高めるなどの悪影響を与える恐れがあり注意が必要です。

◆着色料

ドッグフードを色鮮やかに美味しそうに見せるための「着色料」です。

「青2」「赤102」「黄4」「黄5」「二酸化チタン」などがありますが、これらの成分はガンやアレルギーを引き起こしたり甲状腺に異常をきたす可能性のある成分です。

◆香料

ドッグフードの食いつきを良くするために使われている「香料」。

一般的に香料がドッグフードのパッケージに表記されていることが少ないですが、「ソルビトール」「キシリトール」「グリシリジン・アンモニエート」「ビートパルプ」「コーンシロップ」などが使用されている場合、「便秘」や「嘔吐」「腎不全」などを引き起こす可能性のある成分となります。

できるだけ「はちみつ」などの天然甘味料が使われているものを選ぶようにしましょう。

◆その他

その他にも発色剤として使われる「亜硝酸ナトリウム」は犬にとって発がん性物質に変化するものであったり、保湿剤として使われる「プロピレングリコール」は毒性が強いものとなります。

この記事のまとめ


犬の餌の与え方の注意点
  • 餌の量の計算方法
    1日に与える餌の量(kcal)=(体重kg×30+70)×係数
  • 適切な餌の回数
    「離乳期:4~5回」「生後2カ月頃~:3~4回」「生後4カ月頃~:3回」
    「生後6カ月頃~:2回」「1歳~:2回」「シニア:3~4回」が目安。
    愛犬の体調や便の状態によって調整すること!!
  • 新しいフードに切り替えるときは少量ずつ徐々に。
  • おねだりされて可愛いからと餌を与えすぎないこと。
  • 犬が餌を食べない理由には
    「気分によるもの」「体調が悪い・病気」「お腹がすいていない」「老化によるもの」などがあり、理由に合わせた対処が必要
  • 犬が餌を食べすぎてしまう理由には、
    「おねだりに応えてもらえる」「病気や治療薬の副作用」などがあり。
  • ドッグフードの選び方
    「ライフステージに合わせたドッグフード選びを」
    「ドッグフード公正取引協議会が認めた「総合栄養食」を」
    「グレインフリー・グルテンフリーもしくは第一原料に良質なお肉が使われているものを」
  • 「4Dミート」などが使われていない安全な原材料かをチェックすること
  • 人口添加物には犬の健康を損なう危険なものが。天然で安全かのチェックをすること

さいごに

「食」は犬にとっても「健康の源」となります。

犬の現在の健康状態に影響を及ぼすだけでなく、何カ月・何年先の健康状態や寿命にも関わる大切なことです。

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