また、ドッグフードに記載されている量は1日のトータル量が記載されています。
これを1回分だと思っている飼い主さんが意外にも少なくはないようです。
与え過ぎることによって、肥満や病気の原因に繋がってしまいます。
犬が餌を食べない理由と対処法
「愛犬が餌を食べない、」、どこか体調が悪いのか、病気なのかと心配になりますが、ほとんどの飼い主さんが経験したことがあることではないでしょうか。
犬が餌を食べない時の理由とそれぞれの対処法を見ていきましょう。
犬が餌を食べない理由①
~気分によるもの~
犬が餌を食べない理由に最も多いと言われているのが「犬の気分」によるものです。
具体的には、フードに飽きている、いつでも食べられると思っている、食べないと構ってもらえる、好き嫌いなどがあります。
◆対処法
- トッピングなどによって香り・舌ざわり・食感・見た目の工夫をして食欲を誘う
- 時間内に自分で食べなければ片付ける
- フード自体を変えてみる
犬が餌を食べない理由②
~体調が悪い、病気など~
何日も食べないというような時には体調を崩している可能性があります。
犬の食欲低下は多くの病気にある症状のひとつです。
◆対処法
便の状態や愛犬の様子をよく観察して、動物病院で診察してもらいましょう。
犬が餌を食べない理由③
~そもそもお腹がすいていない~
犬もお腹がすいていなければ食べないことがあります。
運動不足によるものや、おやつの時間との間隔が狭すぎる、前の食事量が多すぎることなどがあります。
◆対処法
- 適度な運動をさせる
- 食事の時間を見直しする
- おやつを与えすぎないようにする
- 食事量の分配を考慮する
犬が餌を食べない理由④
~老化による食欲低下~
シニア犬になると寝て過ごすことが多くなるため、必要なエネルギー量が減ることに伴い、食欲も低下します。
◆対処法
- ドライフードの場合、ふやかして食べやすくしてあげる
- 1回当たりの量を減らして回数を増やす
- トッピングなどによって香り・舌ざわり・食感・見た目の工夫をして食欲を誘う
- フード自体を変えてみる
- フードボールを高い場所にして食べやすいようにしてあげる
犬が餌を食べすぎる理由と対処法
適量の餌をきちんと与えているにも関わらず、食べたりないとでも言わんばかりに催促してくるようなことがあります。
犬には本能的に食い溜める習性があるため、基本的には与えたら与えた分だけ食べてしまうのです。
生まれながらの性質上から食欲の強い犬種なども存在します。
しかし、食べすぎることによって「肥満」のリスクが高くなってしまうでしょう。
「肥満は万病の元」とも言われる通り、様々な病気を引き起こす原因に繋がりますので、食べすぎには十分注意しなければなりません。
また、食べすぎによって消化が間に合わず、嘔吐や下痢になることもあります。
犬が餌を食べすぎる理由①
~おねだりすると食べられると思っている~
愛らしい愛犬のおねだりに、ついつい食べ物を与えてしまってはいませんか?
欲しがる度に与えていると肥満の原因だけでなく、飼い主との主従関係にまで影響を及ぼしてしまいます。
◆対処法
基本的にはおねだりに屈することなく、1日に必要なカロリー分だけを与えるようにすることです。
それでも急激に与える量を減らすことはストレスになってしまうので、おやつの量を調整したり、おやつをドッグフードの数粒に置き換えるなどして工夫してみましょう。
これは、肥満予防やダイエット中の犬にも有効的と言えるでしょう。
犬が餌を食べすぎる理由②
~病気が隠れている、治療薬の副作用など~
犬が食べすぎる理由には、重大な病気が隠れていることや、治療中の薬の副作用によって食欲が増加してしまうことも挙げられます。
食欲が増加する症状のある病気には、「糖尿病」や「クッシング症候群」、「痴呆」などがあります。
◆対処法
かかりつけの獣医師に相談し、フードの種類や食事の回数・量などの見直しを行ってあげましょう。
犬の餌の選び方
総合栄養食
犬の体が必要とする主な栄養素は、「脂質」「タンパク質」「炭水化物」「ビタミン」「ミネラル」などです。
販売されているドッグフードには「総合栄養食」や「一般食」「副食」と表記されていることがあります。
「総合栄養食」とは、ドッグフード公正取引協議会が犬に必要な栄養素を満たしていると認めた食品のことを指します。
基本的にそのドッグフードと水を与えていれば栄養不足になることはありません。
「一般食」や「副食」と表示されているドッグフードは、ビタミンやミネラルなどといった栄養素が不足しているため、サプリメントなどで補ってあげることでの栄養管理が必要となります。
そのため、手軽に犬に必要な栄養を取らせてあげたい場合には、「総合栄養食」と表示されたドッグフードを選ぶことをおすすめします。
ライフステージに合わせたフード選びを
ドッグフードには、パピー犬用・成犬用・シニア犬用とライフステージによって分けられているものがあります。
ライフステージによって必要とされる栄養量が異なるためです。
そのため、愛犬のライフステージに合わせたものを選んであげるようにしましょう。
◆子犬期
子犬期は、短期間で骨や筋肉などの体全体が大きく成長する大切な時期です。
そのため、成犬と比べても2倍近くの栄養を摂る必要があります。
しかし、子犬はまだ胃が小さく、消化機能も未熟であるため1度に多く食べて栄養を摂ることができません。
そこで、量よりも質から栄養を摂ることが大切になります。
◆成犬期
成犬期には「健康維持」を目的としたドッグフードを選んであげることが必要です。
栄養が偏ってしまうことで、健康へ悪影響を及ぼしてしまったり寿命にも影響を及ぼしてしまうでしょう。
今以上に成長する必要はなくなるため、子犬期よりはカロリーが控えめのものになります。
◆シニア期
シニア犬になると、活動量が減って寝て過ごしていることが多くなります。
その分、必要とするカロリー量も減少していくことになります。
そのため、カロリーが控えめのドッグフードにしてあげないと肥満の原因になってしまうでしょう。
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