とても綺麗な目を持つ、パピヨンの適切な目のケア方法とは?

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⑤犬の目尻から目薬を垂らしましょう。しばらく上を向いた状態をキープしてください。

⑥指し終えたら目から溢れてしまった薬剤をコットンなどでやさしくふき取りましょう。

⑦最後におやつなどをあげてたくさん褒めてあげてください。

◆人間用の目薬は犬にも使える?

人間用の目薬を犬にも使えるのでは?と思った経験がある人もいらっしゃるかもしれません。

人間用の目薬にはアレルギー用、充血用、疲れ目用など種類がたくさんあり、それぞれに適した成分が含まれています。
それらの成分は犬にとっては強すぎることが多いため、人間用の目薬で代用することはあまりおすすめできません。

ただし、中には代用できる目薬もあります。
「人工涙液」「生理食塩水」などの、薬効成分が含まれていない目薬なら代用しても大丈夫です。
特に子ども用や赤ちゃん用の目薬なら、低刺激で薬効成分が少ないので、犬にも使えることがあるようです。

他にも人間と犬が共通で使えるものに「ホウ酸水」があります。
ホウ酸には殺菌作用があり犬の涙やけ対策で使われることもあり、おすすめです。

ホウ酸の濃度が2%以下になるよう精製水などに溶かして使うようにしましょう。

パピヨンが注意したい目の病気

パピヨンは遺伝性疾患が少なく比較的病気の少ない犬だと言われることもあります。
それでもパピヨンがなりやすいとされる病気もいくつかあり、その中には目の病気もあります。

その病気の症状や予防・対処法などを知っておくことで、普段の目のケアを通して病気の早期発見・早期治療に役立つことになるでしょう。

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目の病気① 進行性網膜萎縮症(しんこうせいもうまくいしゅくしょう)

進行性網膜萎縮症は、遺伝性によるもので、目の網膜にある光を吸収する部分が委縮する病気のことです。

暗い場所で目が見えにくくなり、進行するにつれて明るい場所でも見えなくなり最終的に失明をしてしまいます。
目の外見上では見分けがつきませんが、暗いときの外出を嫌がる、物につまずく、不安そうなどの様子が見られます。

遺伝性のため予防することはできず、発症すると投薬やレーザー治療などで進行を遅らせることはできますが、最終的な失明は避けられません。

ただ発症から失明までの期間が長いため、目が見えなくなるまで不安やストレスが少ない生活が送れるよう生活環境を整えるといいでしょう。

目の病気② 眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)

眼瞼内反症とは、まぶたが内側に巻き込まれる「逆さまつげ」で、まつ毛が眼球に当たることで炎症を起こしてしまう病気のことです。

角膜や結膜角にまつ毛が刺さった状態になるため、目やにや涙が出やすくなったり、痛がる、目が開けられないなどの様子が見られます。

軽度の場合ではまつ毛を抜く処置や点眼薬が行われますが、根本的な治療では外科手術による瞼の矯正が必要となります。

予防が困難な病気なので、症状が見られたら早めに動物病院で処置してもらいましょう。

目の病気③ 白内障

白内障とは、目の水晶体の一部や全体が、白く混濁する病気のことです。

若齢のうちに発症する「若年性白内障」と加齢とともに発症する「老年性白内障」があり、いずれも進行性のもので視力の低下、最悪の場合失明の恐れもあります。

治療法には、投薬治療で進行を抑える方法と、手術によって人口の眼内レンズを目に入れる場合があります。

残念ながら予防することができない病気ではありますが、早期に治療することで進行を抑えられることができます。

この記事のまとめ

  • 目のケアを行うことで健康的な目を維持しよう
  • 犬に起こりやすい目のトラブル「充血」「目やに」「涙やけ」「白く濁る」
  • 目の周りの毛は目に入らないようカット
  • 涙やけは放置せず濡れコットンなどで優しくふき取る。
    根本的な改善には動物病院で一度相談を
  • 精製水、またはホウ酸水で洗眼しよう
  • パピヨンが注意したい目の病気「進行性網膜萎縮症」「眼瞼内反症」「白内障」など

とても綺麗な目を持つ、パピヨンの適切な目のケア方法とは? さいごに

いかがでしたか?今回はパピヨンの目について注目していきました。
とても綺麗な目をしているパピヨンですが、その目を健康的に維持するためには日頃の目のケアが大切です。
そして、いつもと変わった様子がありましたら、早めにかかりつけの動物病院で見てもらってくださいね。

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