アメリカンコッカースパニエルの安全に暮らすための室内環境

アメリカンコッカースパニエル.わんわん物語.

また、肉球が乾燥してしまうと、カピカピに硬く鏡餅のようになってしまい、本来の役割であるクッション機能、衝撃を和らげるという役割が果たせなくなってしまします。
ケガの原因にもなりますので、肉球のクリーム等を使用して保湿ケアしてあげることもおすすめです。
足裏の毛のカットは、自宅でのセルフカットでも簡単にできますし、足裏カットだけのメニューが利用できるトリミングサロンや動物病院もありますので必要に応じて利用するとよいでしょう。

◆足裏カット方法
①作業しやすい高さの台に愛犬を乗せ、犬の体を脇で抱えるように固定する。
②足まわりの毛をコームで整えておく。この時指と指の間の毛をかき出しておく。
③つま先からかかとに向けて(毛の流れに逆らう)バリカンを水平に当てていく。
※大きな肉球を軽く指で押すことで肉球と肉球の間の毛がカットしやすくなります。
※ハサミを使ってカットする場合は、肉球にかかっている毛を少しずつカットしていきましょう。

室内環境⑤ 階段や段差は避けて

フローリングと同様に、階段やソファ・ベッドなどの段差もアメリカンコッカースパニエルの足腰・関節への負担になってしまうことがあります。

特に階段では、誤って転倒してしまう可能性もあるため、できるだけ上り下りさせないようにした方が良いでしょう。
それが難しい場合には、階段用の滑り止めマットなどを敷くなどして少しでも負担がかからないようにしてあげてください。

また、ソファやベッドなどへジャンプして上り下りすることもあるかと思いますが、その段差が大きいほど足腰への負担も大きくなってしまいます。
犬用のスロープや段差の低い階段などを設置してあげるようにしましょう。

室内環境⑥ キッチンは立ち入り禁止に

アメリカンコッカースパニエルにとって食べ物の匂いがするキッチンは家の中でも特に魅力的な場所となるでしょう。
しかし、キッチンは火や刃物を使う場所でもあり、さらには常備菜や落ちている食べ物などを誤って食べてしまう危険性も隠れています。

そのため、できるだけキッチンに入らないようにしておくことが必要となるでしょう。
テリトリーのしつけをする、柵をつけるなどしてキッチンには入れないようにしておきましょう。

室内環境⑦ 家具の配置にも工夫を

室内で安全で過ごすためには、家具の配置にも注意しておきたいものです。
とくに転倒の恐れのある家具や家電、インテリアなどには要注意です。

アメリカンコッカースパニエルが夢中になって遊んでいる内にぶつかって倒してしまわないよう、転倒防止対策を行っておくか遊ぶスペースには置かないようしておきましょう。

また、とても頭の良いアメリカンコッカースパエニルはイタズラをしてしまうことも。
大切な家財道具にイタズラされないためにも注意しておきたいですね。

室内環境⑧ 観葉植物は犬にとって安全なものを

室内に観葉植物を飾られているご家庭も多いかとは思いますが、実は観葉植物の中には犬が誤って食べてしまうと有毒な植物があります。

アメリカンコッカースパエニルはとても好奇心旺盛ですので、新しく取り入れた観葉植物に興味を示して誤って口に入れてしまう可能性も否定できません。
その植物が有毒なものだったら一大事となるでしょう。

観葉植物を置く場合には、犬に安全な観葉植物を選ぶようにするか、アメリカンコッカースパニエルに届かない場所に置くなど工夫して飾るするようと良いでしょう。

◆犬に有毒な観葉植物

・ポトス
・ポインセチア
・アロエ
・シクラメン
・チューリップやユリなどユリ科の植物  など

室内環境⑨ 電気コードは隠す

家の中にはたくさんの種類の家電製品がありますが、その家電製品の電気コードが床にあると、アメリカンコッカースパニエルが噛んで遊んでしまう可能性があります。
通電している電気コードを噛んでしまうと感電する可能性があり大変危険です。

家具などの後ろに電気コードを配置する、配線カバーをつけるなどして、愛犬が誤って電気コードを噛んでしまわないようにしましょう。

室内環境⑩ ゴミ箱には蓋をつける

ゴミ箱に興味を示す犬はとても多いです。
アメリカンコッカースパニエルにおいても例外ではありません。
ゴミ箱を勝手にあさって食べてしまうこともあり、食べるものによっては命にかかわることもあるとても危険な行為です。

実は犬の誤飲・誤食はとても多い事故で、留守番中にゴミ箱をあさってしまうこともあります。

留守番が苦手のアメリカンコッカースパニエルですので、寂しさを紛らわそうとゴミ箱をあさってしまうこともあるかもしれませんよね。

ゴミ箱は愛犬の届く場所に置かない、もしくは蓋付きのゴミ箱を使用する、さらに、愛犬が倒してしまっても蓋が開かないようなものを使うようにしましょう。

この記事のまとめ

ホテル
アメリカンコッカースパニエルの安全に暮らすための室内環境
  • 夏は23〜24度、冬は26~28度設定(目安)で快適に過ごせる気温を保とう。
  • 湿度は50~60%を目安に加湿も忘れずに。
  • 多湿の時期は、皮膚病や外耳炎を発症しやすくなる時期。除湿を心掛けよう。
  • 室内にサークルを設置してプライベートスペースを作ってあげよう
  • フローリングにはカーペットやマットなどで滑り止め対策を。
  • 足裏カットや肉球ケアも滑り止め対策に有効。
  • 階段や段差は避けるかスロープなどで軽減を。
  • キッチンには危険がいっぱい。立ち入らないようしつけするか柵の取り付けを。
  • 転倒の恐れのある家具や家電・インテリアなどに注意。
  • 犬に有毒な観葉植物(ポトス・ポインセチアなど)に注意。
  • 電気コードは隠すかカバーを取り付けて感電事故防止。
  • ゴミ箱の中身の誤飲誤食に注意。蓋付きのゴミ箱がおすすめ。

アメリカンコッカースパニエルの安全に暮らすための室内環境 さいごに

アメリカンコッカースパニエルと楽しく安全に室内で過ごすためには、犬目線で室内環境を整えることはもちろんのこと、日頃の手入れの際に肉球や耳の中など体の隅々まで見てお手入れしてあげることも大切です。

アメリカンコッカースパニエルが安全で快適に過ごせるようにしてあげてくださいね。

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