アメリカンコッカースパニエルを飼うときに注意しておきたいこと

それでも、とっても甘えん坊な性格をしているので、つい甘やかしてしまいがちですが、何でも許すことで手が付けられないほどのわがまま犬になってしまうこともあります。

子犬の頃からメリハリを持ってしっかりしつけていくことが大切です。

実はとても食いしん坊。肥満に注意!!

運動量が多い一方で、食べるのが大好き、さらには太りやすいといった体質も持っています。
おやつの与えすぎや食事内容に気を付けて、肥満にならないよう注意が必要です。

肥満になると足腰への負担になるだけにとどまらず、内臓への負担もかかってきます。
あらゆる病気の原因となってしまうため、日ごろから食事内容と体重管理を行ってあげましょう。

安全な室内環境を

人にとっては安全な室内でも、犬にとって危険なものが隠れていることがあります。
まず、室内のフローリングは、犬の足には滑りやすく足腰への負担になる他、転倒や滑って家具などにぶつかるなどしてケガをしてしまう恐れがあります。
じゅうたんや滑り止めマットを敷いてあげてください。

また、とても活発で身体能力も高いため、ソファやベッド位の高さなら軽く上り下りすることもあります。
しかし、それもまた足腰の負担になってしまうでしょう。
スロープなどを使って関節への負担を防いであげましょう。

また、階段からの落下防止、キッチンでの誤食を防止など、室内や家庭環境に合わせてゲートを取り付けるなどのあらゆる安全対策をしてあげるようにしましょう。

快適な室内温度を

アメリカンコッカースパニエルの長く豊富な毛量からも分かる通り暑さに弱い犬種です。そして以外にも寒さも苦手です。
とくに夏は、熱中症に注意して室温23~25℃前後を目安に室内温度を保ってあげると良いでしょう。

冬は26~28℃に設定してあげましょう。

アメリカンコッカースパニエルのような洋犬は日本の高温多湿の環境は適しているとは言えません。
湿気が原因で皮膚病を発症してしまうこともあるため、梅雨頃からの湿気にも対策を講じてあげましょう。

冬場は乾燥しがちですので、加湿も忘れずに行ってあげてください。
快適な湿度は50%前後です。

お手入れが欠かせない犬種

アメリカンコッカースパニエルのお手入れは、とても大変です。
さらには、外で遊ぶことが大好きなので、散歩から帰ると小枝や葉っぱやゴミなどいろんなものを毛に絡めて帰宅するでしょう。

美しい毛並みを維持するための毎日のブラッシングはもちろんのこと、被毛が伸びるのが早いのでこまめなトリミング、さらには抜け毛も多いので掃除の面でも大変となるでしょう。

お手入れを怠ってしまうと毛玉になりやすく、不衛生になると皮膚病の原因にもなります。

毎日のブラッシングと月1~2回のトリミングが必要となります。
日々のメンテナンスの大変さに加え、トリミング代も嵩むということになります。

目や耳のケアもしっかりと

被毛のケア以外にも、アメリカンコッカースパニエルは目と耳の病気になりやすい犬種です。

目の周りが汚れていれば蒸しタオルなどで拭き取ってあげて、毛が目にかからないように目の周りの毛はカットしてあげましょう。

耳は、垂れ耳のため通気性が悪く汚れやすいので、できるだけ毎日確認して汚れていれば乾いたタオルなどで拭き取ってあげましょう。
イヤーローションを使った定期的な耳掃除も忘れずしてあげましょう。

アメリカンコッカースパニエルが注意したい病気

アメリカンコッカースパニエルの平均寿命は12~15歳と言われています。

寿命を全うするためにもアメリカンコッカースパニエルがかかりやすい病気のことをあらかじめ知っておきましょう。
そうすることで病気の予防や早期発見・早期治療につながり、健康的な生活が送られ長生きにも繋がっていくでしょう。

病気① 突発性激怒症候群

家庭犬として欠点の少ない性格を持ったアメリカンコッカースパニエルですが、突然攻撃に転じる「突発性激怒症候群」というキレる行動異常のある子がいます。

しつけをせずにワガママ放題にさせていればどんなに性格の良いとされるアメリカンコッカースパニエルでも噛む犬に育ってしまうこともありますが、この病気は、噛むまでの唸る、歯をむき出すなどの威嚇行動なしに突然憑りつかれたかのように怒り出すのが特徴です。

脳の病気で、ソリッド・カラー(単色系)の個体で多いと言われています。

しつけ云々で対処できるものではなく、遺伝性の疾患と考えられているため予防法もありません。

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