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また、夏の暑い日のドライヤーは大変ですが…
自然乾燥でも…と思いがちですが、やはり、きちんと地肌から乾かさなければいけないということを考えると、ドライヤーで乾かしてあげることが重要になります。
アメリカンコッカースパニエルのシャンプー時の注意すること
アメリカンコッカースパニエルのシャンプーの仕方をご紹介してきました。
次に、シャンプー時に注意したいこと2つをご紹介します。
絶対に人間用のシャンプーを使わない
犬の皮膚は人間の皮膚より大変薄く、pHも人間が中性~弱アルカリ性(6.5~7.2)なのに対し、犬は弱酸性(4.5~5.2)になります。
これらのことからも分かるように、人の皮膚と犬の皮膚は全く違うため、人間用のシャンプーは犬には合いません。
絶対に人間用のシャンプーを共有するようなことはしないようにしましょう。
耳の中に水を入れないように注意
アメリカンコッカースパニエルの耳は垂れ耳で、シャンプーの時はきちんと洗ってあげる必要があります。
ただし、耳の中に水が入らないように注意が必要になります。
垂れ耳のため、耳の中の水分が乾きにくく、蒸れてしまうことがあります。
蒸れる状態が続いてしまうと、耳が炎症を起こすことがあるので、シャンプー後はきちんと水分を拭きよるようにしましょう。
どうしてお風呂が嫌いなの?
アメリカンコッカースパニエルは、もともと本能的に水が好きで、泳ぐのが上手いというDNAを持っているのですが、犬によってお風呂の好き嫌いが出るのはどうしてでしょう。
被毛の違いから水が嫌いになる
同じアメリカンコッカースパニエルでも被毛の量はそれぞれに違います。
ダブルコートの上毛が多い犬は、水をかけてもすぐに弾いてしまいますが、少ない犬はすぐに下毛までびっしょり濡れてしまいます。
皮膚に感じる水の感触の違いから、水そのものを嫌いになることがあります。
水を怖がる場合は少しずつ水に慣らしていくことが一番です。
最初は少しの水をかけることからはじめ、我慢できたら一番好きなおやつをあげましょう。
お風呂に入れば大好きなおやつがもらえる、このことがわかれば水を嫌がらなくなります。
シャワーの水の音が怖い
お風呂にシャワーは必須なのですが、風呂場に響くシャワーの音を怖がる場合があります。
最初はシャワーの量を少なめに出して足から始め、いきなり体にはかけないようにしましょう。
慣れないと顔や耳にシャワーがかかるのを嫌がることがありますので、最初は濡れタオルでふいてあげるだけにしましょう。
嫌なトラウマがある
アメリカンコッカースパニエルに限らず、犬にとって嫌な記憶はトラウマになって残ります。
川や海、プールなどにいきなり投げ込んだり、慣れないシャワーを頭からかけたりすると、そのときの恐怖がトラウマになって、頑固な水嫌いになることがあります。
濡れるのは気持ちいいことだということを教えるのが一番大切です。
雨の日は散歩にいかないという人がよくいますが、雨の日こそ水に慣れるチャンスです。
飼い主との散歩は楽しいことなので、雨の散歩=楽しい=水に濡れる=気持ちいい、となるのです。
季節ごとのお風呂の入れ方
季節によってお風呂の入れ方もかわってきます。
季節に合ったお風呂の入れ方を見ていきましょう。
春~夏
暖かくなってくる春から夏は、アメリカンコッカースパニエルにとって皮脂も増え脂っこく体臭が強くなる季節です。
特に活動的になる夏は汚れやすくなるので、ベランダや庭で水かけやプールなどで遊びながら体を洗ってあげましょう。
夏なら濡れた体を自然に乾かすことができます。
熱中症には注意して、水遊びを楽しみながら被毛や皮膚を清潔に保ちましょう。
秋~冬
寒くなる秋から冬はお風呂場とお部屋の温度差に気をつけましょう。
浴室暖房や入る前のシャワーで、お風呂場を暖めておくことが必要です。
乾かすときにドライヤーを怖がる時は、ゲージに入れ布団乾燥機を使うのもひとつのアイデアです。
使うときは時間と設定温度に注意し、決して目を離さないようにしてください。
同じアメリカンコッカースパニエルでもお風呂が大好きな犬もいれば、どうしても嫌いな犬もいます。
嫌いな原因は必ずありますから、まず犬の持つ性格や被毛の状態を知ってください。
決して無理強いをせず、いろいろな工夫をしながら慣らしてあげましょう。
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