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短期間で身体の基礎を作るため、またこの時期の食事(栄養)が適切であることが成犬になってからの健康に影響を与えるとも言われており、とても重要な期間となるのです。
子犬は成犬よりも高い栄養が必要
子犬は成犬に比べて約2倍のエネルギー量が必要であると言われています。
急激な成長を遂げるためエネルギー豊富で栄養価が高いバランスのとれた食事を与える必要があるのです。
特に、成犬よりもタンパク質の必要量が多く、高品質の動物性タンパク質が子犬の新しい生体組織を形成するのに役立ちます。
それでも子犬はまだ胃が小さく、消化機能も未熟であるため1度に多く食べて栄養を摂ることができません。
そこで、少量で効率よくエネルギーがとれる食事が大切となります。
子犬のドッグフードの選び方
子犬を迎えたばかりの時は、それまでに食べていたものと同じものを与えるようにしてください。
突然違うフードに変えてしまうと、新しいフードの成分などにアレルギーを起こしたり消化不良になってしまう可能性があります。
フードを切り替える時は必ず徐々に切り替えていくようにしましょう。
ドッグフード選びのポイント
◆高タンパク
子犬に限ったことではなく犬にとって最も大切な栄養素が「タンパク質」となります。
たんぱく質の割合が全体の25%以上のものを選ぶようにしましょう。
また、小麦・トウモロコシ・米などの穀物は、植物性たんぱく質が豊富でドッグフードで良く使われる材料ではありますが、アレルギーを起こしやすい材料でもあり、やはり動物性たんぱく質が多いものが理想的です。
お肉やお魚の割合が多いフードを選んであげることをおすすめします。
◆新鮮で良質なフード
多くの市販のドッグフードには、保存料や酸化防止剤、着色料、香料などの「添加物」が使われています。
一般的に「添加物」というと「体に悪いもの」と思ってしまいますが、実は一概には言い切れません。
添加物は消化がしずらく内臓に負担がかかることで、アレルギーを起こす原因になったり、体調不良を起こす原因にもなってしまうことがありますが、ビタミン類やミネラル類など必要な栄養素を加えたり品質を保持するために加えられているものがあるのも事実です。
そこで大切なのは、添加物が何からできているのかということです。
できるだけ人工的に作られた添加物ではなく、自然素材の添加物が使われているものを選ぶことをおすすめします。
また、原材料をチェックし「〇〇副産物」・「ミートミール」「○○肉パウダー・エキス」などと書かれているものは、品質的に不安が残ります。
それらは「4Dミート」とも呼ばれていて、「Dead(死んだ動物)」「Dying(死にかけていた動物)」「Disabled(障害のある動物)」「Diseased(病気の動物)」など人間が食べることのない肉が使われている可能性が高いドッグフードです。
たんぱく質は子犬の急激な成長に役立ち、日々活発に活動するために必要とするものです。
「鶏肉」や「〇〇生肉」など、何の肉かがはっきりと分かるものを選ぶとより安心です。
◆消化がよいもの
子犬はまだ消化器官が発育途中であるため、栄養の吸収能力もまだまだ未熟です。
どんなに栄養バランスが良いフードだったとしても、消化されにくいと栄養の吸収量が低くなってしまうのです。
食事中の栄養の吸収量を高めるためには、消化によいものを選んであげると良いでしょう。
消化吸収力が高いフードは便の量や嫌な臭いも減ります。
便の様子を伺いながらフードを選んであげると良いでしょう。
アメリカンコッカースパニエル子犬の食事 与え方
1日に与える量
1日に与える食事量は、ドッグフードのパッケージ表示を参考に与えるようにしましょう。
それでもパッケージに記載されている量はあくまでも参考です。
子犬の食いつきや便の様子を見ながら微調整してあげるようにすると良いでしょう。
生後5~6ヶ月頃まではとくに肥満に注意する必要はありません。
体が成犬へと成長するための大切な時期ですので、必要量をしっかりと摂取させてあげるようにしましょう。
食事回数
子犬はまだ胃が小さく、1度に多くの食事を摂取することができません。
消化機能も未熟なので、生後5~6ヶ月くらいまでは1日に与える食事量を朝昼晩の3回に分けて与えるようにしましょう。
◆いつまで1日3回食べるの?
生後6カ月頃を目安に、食事回数を1日2回に減らしていきます。
食事中の様子や便の様子を伺いながら、昼の食事量を徐々に減らしいき、最終的には朝晩1日2回の食事にしていきましょう。
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