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食欲旺盛なアメリカンコッカースパニエルにとって食事回数が減ることは、とてもショックなことかもしれませんね。
しかしこの時期から脂肪組織が発達するようになり、太りやすい体質を持ったアメリカンコッカースパニエルは、1日3回で与え続けると肥満の原因になります。
愛犬の健康のため、ここは心を鬼にして朝晩1日2回の食事に切り替えていきましょう。
1日2回の食事に慣れるまでは、おやつとしてドッグフードを数粒与えてあげながら慣れさせていくと良いでしょう。
与え方
生後6ヵ月に満たない子犬は、消化器官がまだまだ未熟な期間です。
食事を1日3回に分けているとは言っても、歯が生え始める頃まではお湯でふやかしたものを与えましょう。
フードをふやかすのには、歯が生えそろっていない子犬にとって食べやすく口内を傷つけないといったメリットや消化吸収を手助けするメリットがあります。
成長につれて徐々に水分量を減らし芯が残るくらいふやかしたものから、少しずつドライフードに変えていきます。
この時に、便の状態を合わせて確認して様子を見ながら焦らず切り替えていくようにしましょう。
アメリカンコッカースパニエルの子犬期の食事に関する注意点
子犬期にダイエットさせない
アメリカンコッカースパニエルは、食欲旺盛で太りやすい体質をもっている犬種です。
そのため肥満に注意する必要がある犬種ではありますが、子犬期に下手にダイエットさせることは危険です。
成長のためにしっかりと栄養を摂る必要がある大切な期間ですので、肥満にならないように食事量を減らしたり、低カロリーのフードにしたりと神経質になる必要はありません。
生後6ヶ月以降になると、徐々に肥満にも注意していかなければいけない時期となります。
それでも生後10か月~1年まではまだ成長をしていく時期でもあります。
この時期にはおやつを覚える時期でもありますので、おやつの与えすぎに注意だけして、食事は必要分をしっかりと与えて健康に成長していくようサポートしてあげるようにしましょう。
食事の出しっぱなしにしない
食事を出してもすぐに食べてくれない時があったとしても、出した食事をそのまま放置しないようにしましょう。
ドライフードの脂肪分が空気に触れることにより酸化しすることで、風味や鮮度が落ちてしまいます。
唾液などから雑菌が繁殖することもあるため、衛生上でも良くありません。
特に暑い時期になると傷みやすくなって、それを食べることによって下痢や嘔吐を起こしてしまう可能性もあるでしょう。
食事を出しても、食べない、残してしまうといった場合でも、20分ほど経ったら一度食器は片付けるようにしましょう。
1時間〜2時間くらいたってからもう一度与えてみると良いでしょう。
食事を出しっぱなしにしておくことは、食いつきの面やしつけの面でも影響してきます。
一定時間経った時点で一旦取り上げることで、「この時間に食べないとエサがもらえない」と学習し、時間に合わせてお腹を空かすようになり食いつきが良くなっていくでしょう。
子犬のおやつについて
アメリカンコッカースパニエルの子犬を見るとあまりの可愛さからおやつをあげたくなりますよね。
しかし、基本的には子犬のころにおやつは必要ありません。
本来必要な栄養は、食事だけで十分足りているのです。
それでも、躾やコミュニケーションの一環として与える場合や、食事回数を3回から2回に減らす際に、お昼の食事に置き換えておやつとして与えるということもあると思います。
おやつデビューをする時には、毎日与えているフードをおやつとして与えるようにしましょう。
徐々に人参やキャベツなどの野菜を試してみるのも良いでしょう。
一般的に販売されているおやつに関しては、生後6カ月頃からを目安に記載されている参考年齢を基準に徐々に試していくと良いでしょう。
この記事のまとめ
- 子犬期の食事は身体の基礎を作り、将来の健康を支える重要のもの
- 成犬に比べて約2倍のエネルギー量が必要に。
少量で効率よくエネルギーがとれる食事が大切。 - 迎えたばかりの時はそれまでと同じフードを与え、切り替える時は必ず徐々に。
- フード選びのポイント
「動物性たんぱく質が25%以上のもの」
「新鮮で良質(添加物・原材料)なフード」
「消化がよく栄養吸収しやすいもの」 - 1日に与える食事量はドッグフードのパッケージ表示を参考に、子犬の食いつきや便の様子を見ながら微調整すること。
- 消化機能も未熟な生後5~6ヶ月頃までは1日3回に分けて与えよう。
- 子犬期のダイエットは危険。
必要な食事をしっかり与え、生後6ヶ月以降はおやつの与え過ぎに注意しよう。 - 食べない食べ残しがあっても食事を出しっぱなしにしないこと。
アメリカンコッカースパニエルの子犬への餌の与え方 さいごに
食べることが大好きなアメリカンコッカースパニエルにとって、食事はとても楽しい時間と言えるでしょう。
子犬期の食事は成犬になってからの健康を左右するとも言われていますので、できるだけ良質な食事を正しく与えてあげるようにしましょう。
子犬のころからしっかり食事の管理を行い、丈夫で健康な体に育てていきましょう。
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