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運動不足によってその骨や関節周りの筋肉が減ってしまうと、足腰をスムーズに動かすことが難しくなったり、骨や関節を動かすことで骨がすり減ることになり痛みを伴うようになるでしょう。
そうなると犬は動きたがらない、足腰をかばいながら歩くようになり、それがさらに負担となって肥満やヘルニアといった病気を引き起こし悪循環になるでしょう。
ストレス
アメリカンコッカースパニエルは、散歩や遊ぶことが大好きな犬種です。
それが制限されてしまうと、アメリカンコッカースパニエルはストレスを感じることになるでしょう。
ストレスを抱えると、そのストレスを発散しようと吠える噛む、イタズラなどあらゆる問題行動が増えたりストレスからくる不安を鎮めようと体の同じ箇所を舐め続けるといった行動や体調を崩してしまう子もいます。
そういった時には、決して叱るのではなく、ストレスの発散のためにたくさん運動をさせてあげて問題行動に対処していきましょう。
アメリカンコッカースパニエルにおすすめの運動
おすすめの運動① 散歩は坂道も取り入れて
運動量が多く必要なアメリカンコッカースパニエルにとって、日々の散歩は欠かせません。
そんな散歩をより効果的にするためには、平地をただ散歩するよりも坂道があるコースを選んであげると良いでしょう。
坂道の上り下りは、体幹を支える腹筋や後ろ足に適度な負荷がかかるので、筋力をアップする効果が期待できます。
また、信号待ちなどの機会にオスワリをさせてあげることもおすすめです。
立った状態からオスワリの姿勢になることは、スクワットのような筋力トレーニングの効果があり後ろ足の筋力強化に期待できるでしょう。
おすすめの運動② レトリーブ(取ってこい)
レトリーブとは「運ぶ、持ってくる」を意味し、ボールやフリスビーなどを投げて取ってこさせる遊びです。
思い切り走りまわることが出来る上、狩猟本能が刺激され、飼い主さんとのコミュニケーションも図れる最適な運動方法になるでしょう。
ドッグランやロングリードを使って遊ぶことができる場所があれば、他犬と競争をすることもできるので、より刺激的な遊びともなります。
ただし、ドッグランや公園によってボールなどおもちゃの利用を禁止している場所もあるのできちんと確認しておくようにしましょう。
おすすめの運動③ 水遊び・水泳
狩猟犬として時に水中での作業も得意としていた犬を祖先に持つだけに、アメリカンコッカースパニエルにおいても水遊びが大好きな子が多いです。
水中は体重による負荷が軽減されるため足腰への負担も軽減される反面で、普段使わない筋肉を動かす為、筋肉トレーニングをしている様な効果が期待できます。
そのため、肥満犬のダイエット方法としても勧められています。
自宅で小さなプールを構えてあげたり、近場の川や海で泳がせてあげたり、最近ではドッグランのようにドッグプールも増えてきましたのでそういった施設を利用してあげるのも良いでしょう。
水遊びが好きな子は遊びに夢中になりすぎて低体温症になってしまう危険性があるので、こまめに休憩させて体を温めてあげてくださいね。
また、近年話題になっている「水中毒」にも注意しておきましょう。
低ナトリウム血症とも呼ばれており、水遊びでお水を飲んでしまうことで起こります。
遊ばせる際には体調の変化が無いかもよく観察し、連日水遊びさせるようなことは避けた方が良いでしょう。
この記事のまとめ
- アメリカンコッカースパニエルは遊びや運動が大好きな犬種
- 散歩は毎日朝晩2回それぞれ30~40分程が目安
- 日々の散歩に加えて室内遊びやドッグランでの運動を取り入れよう
- 必要な運動量はライフステージによって変わる
- 運動不足になると
「肥満」肥満があらゆる病気のリスクにも。
「足腰が弱くなる」
「ストレス」ストレスを発散しようと問題行動や体調を崩すことも。 - 散歩では坂道のあるコースを
- レトリーブや水遊びで楽しく運動がおすすめ
アメリカンコッカースパニエルに必要な1日の運動量と、運動不足になると出てくるリスクとは? さいごに
アメリカンコッカースパニエルは、1日に必要な運動量も多く、更に体のお手入れもあるので、飼うのは大変だと言うことは正直否めません。
それでもアメリカンコッカースパニエルを飼っている人には、多頭飼いや繰り返し飼う人がいます。
どんなにお世話が大変でも、明るく陽気な性格を持ったアメリカコッカースパニエルの愛らしい魅力には勝てないようです。
アメリカンコッカースパニエルと楽しい生活を送るためにも、運動量には気を付けていきたいですね。
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