アメリカンコッカースパニエルに必要な1日の運動量と、運動不足になると出てくるリスクとは?

遊ぶことへの欲も強い犬種なので、運動を兼ねた遊びを取り入れてあげると喜んでくれるでしょう。

散歩の目安

アメリカンコッカースパニエルの毎日のお散歩は、他の中型犬と比べてもやや多めの朝晩2回それぞれ30~40分程が目安となります。

もちろん個体差もあるので、愛犬の様子を伺いながら調整しましょう。

それでも、犬の散歩は運動をするためという目的もありますが、日光浴や気分転換といったメリットの方が大きくなります。

毎日の散歩だけでは運動量が充分でない場合もありますので、室内で遊びの時間などを取り入れて運動させてあげるようにしましょう。

◆自転車を使った散歩は違法です!!

アメリカンコッカースパニエルに必要な運動量と運動欲求を考えるとできれば走る機会を作ってあげることが望まれます。

そのため、お散歩の時に自転車を使って散歩しているという飼い主さんも少なくありませんが、自転車に乗っての散歩は日本では違法となるので注意しておきましょう。

道路交通規則第8条に「傘を差し、物を担ぎ、物を持つ等視野を妨げ、又は安定を失うおそれのある方法で、(中略)自転車を運転しないこと。」また、「自転車を運転するときは、携帯電話用装置を手で保持して通話し、又は画像表示用装置に表示された画像を注視しないこと。」とあります。

リードを持つことで片手運転になったり、犬に引っ張られて操作上の安定を失うことになるため違反になるのです。

ドッグランで思いっきり走らせてあげよう

日々の散歩に加えて、休日などにはドッグランで運動する機会を作ってあげましょう。
リードフリーだからこそ思いっきり走ることができ、他の犬と遊ぶことで良い刺激の機会となります。

また、一緒にボールで遊んだりすることで、飼い主さんとのコミュニケーションの機会ともなり、とても喜んでくれるでしょう。

雨が多い梅雨の時期などは、特に運動不足になりがちですので、屋内のドッグランなどを利用してあげると良いでしょう。

ライフステージに合わせた運動を

運動量や運動内容は、子犬と高齢犬では明らかに違ってきます。

子犬期は好奇心旺盛で夢中になって遊び続けたり走ったりと、底知れぬ体力と遊びへの欲求を持っています。

高齢犬にも運動能力、健康体重、精神的な刺激を維持するために適切な運動が必要ではありますが、子犬や成犬時の時よりも遊びや運動の欲が低下し、体力も落ちてきます。

そのため、ライフステージに合わせて運動量を変えて行ってあげることが必要となるでしょう。

運動不足になるとどうなるの?

犬にとって運動をするということは、体と心の健康に繋がります。
運動不足になってしまうと運動不足になると肥満や、様々な健康上のリスクを伴うことになるのです。

それでは犬が運動不足になるとどのようなことが起きるのか、具体的に見ていきましょう。

肥満

「運動不足=肥満」というのはだれでもイメージしやすいことですよね。
アメリカンコッカースパニエルは、スタミナが豊富でその分食欲も旺盛です。
体質的にも太りやすい体質を持っていますので、健康のために肥満にならないよう食事と運動の管理をしてあげる必要があります。

「肥満は万病の元」ともいわれる通り、足腰や心臓・内臓など体のあちこちへ負担をかけることとなり様々な病気のリスクを上げることになってしまうでしょう。

さらに肥満の犬は、無気力にもなり、運動・遊び・活動に対する欲が乏しくなりやすくなり、まさに悪循環となってしまうでしょう。

◆肥満から起こりうる病気やリスク

  • 寿命が大幅に短縮する
  • 循環器と呼吸器の問題
  • 糖尿病
  • 免疫力の低下(感染やその他の病気のリスクが高まる)
  • 関節炎などの骨関節疾患
  • 心血管疾患
  • シュウ酸カルシウム尿路結石  など

足腰が弱くなる

骨や関節周りの筋肉は、足腰を動かす時のクッション材のような役割を持っています。

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