Contents
アメリカンコッカースパニエルには、どんなことに気をつけたらいいかをご紹介していきます。
ぜひ参考になさってください。
アメリカンコッカースパニエルに必要なお手入れは?
ご紹介したように、アメリカンコッカースパニエルは豊富な被毛を纏っています。
また、チャームポイントの垂れ耳は、定期的にチェックしてあげないと、他の犬種に比べ、炎症を起こしやすいので気をつけなければいけません。
それでは、アメリカンコッカースパニエルに必要なお手入れを見ていきましょう。
◆毎日するお手入れ◆
- ブラッシング
アメリカンコッカースパニエルは、毎日のブラッシングが必須になります。
使うブラシは、
スリッカーブラシをメインに使い、仕上げはコーム獣毛ブラシを使いましょう。
また、定期的に抜け毛ブラシ(ファーミーネーターやフーリーなど)を使うことで、余分なアンダーコートを取り除くことができ、抜け毛対策になります。
ただし、この抜け毛ブラシは毎日使ってしまうと、皮膚がダメージを受けてしまいますので、週に1回程度に留めましょう。
- 歯磨き
最近ではデンタルケアとして、噛む歯磨きガムなどがありますが、それでは十分ではありません。
犬の歯垢は3日で歯石になってしまうといわれています。
歯周病は、全身の健康を侵すことにも繋がります。
子犬の頃から歯磨きに慣れさせ、1日1回は歯磨きすることを習慣づけましょう。
使う歯ブラシは犬用もありますが、子供用の歯ブラシでも代用可能です。
歯磨き後のご褒美として、デンタルケアのガムなどをあげ、口内環境を整えてあげてください。
◆定期的にするお手入れ◆
- シャンプー
アメリカンコッカースパニエルは、比較的体臭が強い犬種になります。
月に2回ほどは、シャンプーしてあげるようにしましょう。
ポイントはシャンプー後、表面だけではなく100%被毛を乾かしてあげるようにします。
中途半端に乾かしてしまうと、被毛の中が蒸れてしまい臭いの原因になります。
- 耳のお手入れ
アメリカンコッカースパニエルの耳は垂れ耳で、立ち耳の犬と違い、耳の中が蒸れやすく、汚れなどが溜まりやすい傾向があります。
1週間に1回は耳の中をチェックし、汚れや臭いがないか観察しましょう。
イヤークリーナーを使用する際は、耳の中に液が残ってしまうと、そのせいで耳の中が炎症を起こすことになります。
獣医さんの指示がある場合を除き、イヤークリーナーを耳の中に垂らす方法ではなく、コットンなどにイヤークリーナーを湿らせ、見える部分をきれいにしてあげる方法の方がいいかも知れません。
アメリカンコッカースパニエルが気をつけたい病気
アメリカンコッカースパニエルは、先天性の疾患のような特別な疾患はありませんが、かかりやすく、気をつけたい病気があります。
皮膚の病気
アメリカンコッカースパニエルは豊かな被毛を持ち、脂性であることが多くあります。
そのため、定期的にシャンプーをしブラッシングをしていても、皮膚の炎症を起こすことがあります。
皮膚疾患は、慢性化してしまうと完治に大変時間がかかりますので、皮膚を痒がっていたり、湿疹などを見つけたときは早めに病院に行くようにしましょう。
目の病気
アメリカンコッカースパニエルは、目の病気になりやすいといわれています。
特に白内障と緑内障になりやすいので、目に異常がないか普段から観察してあげましょう。
目の充血や涙目、涙が止まらないなどの症状がある場合は、念の為獣医さんに診てもらうことをおすすめします。
また、散歩に行きたがらなかったり、よく見ると物にぶつかることがあったりするときも、目が原因のことがあるので、その場合も、獣医さんに相談しましょう。
耳の病気
垂れ耳であるアメリカンコッカースパニエルは耳に炎症を起こしやすいです。
特に多いのが外耳炎になります。
外耳炎の特徴は、きつい臭いとベタついた粘りのある耳垢が出てきます。
しきりに耳を痒がるときは耳の炎症を疑い、病院に連れて行くようにしましょう。
外耳炎が進行して中耳炎などになってしまうと、治療が難航してしまいます。
関節の病気
活発に動き回るアメリカンコッカースパニエルは、関節を傷めることがよくあります。
特に注意が必要なのが、膝蓋骨脱臼になります。
軽度のうちは、脱臼しても自ら戻るのですが、重度になると常に脱臼している状態となってしまいます。
最初は痛みもないので、症状としてはわかりにくいことが多いのですが、よく見るとときどきスキップをしているようなステップを踏むことがあります。
膝蓋骨脱臼の予防として、室内を滑りにくい環境にし、関節に負担がかかるような回転運動を控えさせるようにします。
コメントを残す