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また、肥満も関節に負担がかかってしまうので注意しましょう。
誤飲
誤飲は病気ではありませんが、これも注意が必要です。
アメリカンコッカースパニエルは食べることが大好きなため、個体によってはなんでも口に入れてしまいます。
人間の薬や洗剤、おもちゃを噛んだ破片、観葉植物など、お腹に入ったら危険なものはたくさんあります。
うんちで出てくるようなものならいいのですが、状況によっては手術で取り出さないといけないこともあります。
アメリカンコッカースパニエルが口に入れていけないものは、手が届くようなところには置かないようにしましょう。
トリミングはマスト!でもサマーカットは要注意
豊富な被毛を持つアメリカンコッカースパニエルは、暑さに大変弱いです。
特に、日本の夏は高温多湿なので、アメリカンコッカースパニエルにとってはきついでしょう。
少しでも涼しくしてあげようと考えがちなのが、サマーカットになります。
注意したいのは、犬は人間のように汗腺を持っていませんので、被毛を短くカットしても涼しいと感じるかどうかは別問題になります。
また、被毛は皮膚を紫外線や直射日光の熱から守る効果もあります。
短くしすぎてしまうと、逆にアメリカンコッカースパニエルにとって負担になってしまうことがあります。
サマーカットをお考えになる際には、トリマーさんとしっかり話し合って決めるようにしましょう。
アメリカンコッカースパニエルの暑さ・寒さ対策
アメリカンコッカースパニエルは室内飼いをします。
犬が快適と感じる温度は21~25度で、湿度は50~60%といわれています。
寒い時期、アメリカンコッカースパニエルは寒さには強いので、人が快適に感じる室温で過ごし、就寝時は暖を取れるブランケットやベッドを準備してあげれば、暖房を切って就寝しても良いでしょう。
気をつけたいのは暑い時期になります。
エアコンの設定は26度以下にし、アメリカンコッカースパニエルを留守番させるときもエアコンはつけっぱなしにしましょう。
冷感素材の寝具など、涼しく過ごせるグッズなどを併用することをおすすめします。
暑い時期の散歩
暑い時期の散歩は十分に注意が必要になります。
気温が高いのと同時に、歩く地面も相当熱いので、日中の散歩はしないようにします。
早朝まだ涼しい時間帯か、日が沈みある程度地面の温度が下がってから行くようにしましょう。
散歩に出るときはまず、飼い主さんが地面を手の甲で温度チェックをし、暑いと感じる地面を歩かせないようにしてください。
無理をして外を歩いてしまうと、肉球がやけどをしてしまったり、熱中症にかかってしまったりします。
犬にとっての熱中症は、場合により命にかかわります。
また、散歩に注意するのと同時に、暑い時期は絶対に、アメリカンコッカースパニエルだけを車に置かないようにしましょう。
ほんの数分といっても、車内の温度はあっという間に上がってしまいます。
アメリカンコッカースパニエルの肥満に注意
アメリカンコッカースパニエルだからこそ、気をつけたいことの1つが肥満になります。
食べることが大好きな個体が多く、つい食べさせ過ぎると肥満になってしまいます。
一度太ってしまうと犬のダイエットは大変で、栄養を摂らせながら、食事管理を徹底していかなければなりません。
アメリカンコッカースパニエルにとってのストレスもかなりかかってきます。
まずは太らせないようにすることが重要です。
検診に行こう
動物病院は、病気やケガ、ワクチン接種のためだけに行くところではありません。
日頃から定期的に検診を受けることで、健康なときの数値を把握でき、異常があったとき、早期に発見することができます。
子犬~成犬時は1年に1回、シニア期になってからは6ヶ月に1回のペースで検診を受けることをおすすめします。
この記事のまとめ
- 体重11〜13kgの中型犬。ダブルコートの長毛種
- 毛色:単色、パーティーカラー、トライカラーなど20種類以上の毛色の組み合わせあり
- 性格:社交的、温厚、ほぼ警戒心なし、寂しがり屋、甘えん坊、賢く物覚えが早い
- アメリカンコッカースパニエルは別名「メリー(陽気な)コッカー」
- 初めての人でも飼いやすい犬種
- アメリカンコッカースパニエルの必要なお手入れ:毎日…ブラッシング、歯磨き 定期的にするお手入れ…シャンプー、澪みのお手入れ
- 気をつけたい病気:皮膚の病気、目の病気、耳の病気、関節の病気、誤飲
- サマーカットは要注意
- 快適と感じる温度は21〜25度 湿度は50〜60%
- 暑い時期の散歩:早朝まだ涼しい時間帯か、日が沈みある程度地面の温度が下がってから行く
- 肥満に注意
- 子犬〜成犬時は1年に1回、シニア期になってからは6ヶ月に1回のペースで検診を受ける
アメリカンコッカースパニエルを飼いたい! 性格・特徴は? さいごに
アメリカンコッカースパニエルは穏やかな性格で、飼い主にも忠実です。
抜け毛も多いので、被毛の手入れは欠かせません。
室内犬としては体が大きく、食べることも大好きなので太りやすい傾向があります。
運動も大好きで、ストレス解消と肥満防止のために散歩も欠かせません。
手間のかかることを差し引いても、とても愛らしい魅力的な犬で、犬を飼うことが始めての人でも一緒に仲良く暮らしていけることでしょう。
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