獣医師が解説!小型犬に多い、膝蓋骨脱臼ってどんな病気? Vol.1

ロングコートチワワ

●重症度Ⅳー膝蓋骨は常時脱臼しており、手で整復することができない。
大腿骨の滑車溝は浅くなっているか消失しており、脱臼方向への大腿4頭筋群の変位がみられる。
膝関節周囲の軟部組織の異常および大腿骨と頸骨の変位が顕著である。
→お皿は常にずれていて、もとの位置にもどすことが不可能です。
お皿がもとの位置にはまらない状態により、膝関節の構造自体が異常をきたしてしまいます。
この段階までくると、膝周囲の筋肉も萎縮し、足が不自然な方向に曲がり、地面に着かず、あがったままでいることが多いです。

まとめ

いかがでしょうか。
少し専門的な情報も入りましたが、自分のペットがもし膝蓋骨脱臼と診断されたら、今どのような状態なのか知ってもらう手がかりになれればと思います。
また、膝蓋骨脱臼は小型犬にはとても多い病気なので、はじめて小型犬をおうちの家族に迎えた方は、動物病院で一度チェックしておいてもらうとよいですね。

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