ポメラニアンの散歩の仕方と注意点

誤って飲み込んでしまうことで呼吸困難や腸閉塞も引き起こしかねませんので、拾い食いをしないよう細心の注意が必要です。

落ちているものを口に含みそうになったら、足などで遮り注意を他のことに向けさせる訓練をしておきましょう。

お散歩に行きたがらない時の対処法

活発で遊びが大好きなポメラニアン、きっとお散歩も大好きだろうと思うかもしれませんが、実はお散歩嫌いの子も少なくはないようです。

その理由は様々で、散歩に不慣れであったり、不安・怖い思いをした経験からであったりします。

そんなお散歩嫌いのポメラニアンに無理やり引っ張ってでも連れて行くというような必要はありませんが、お散歩には、運動やストレス発散、社会化といったメリットも多いので、できれば愛犬にも楽しくお散歩してもらえるのが理想的ですよね。

愛犬に散歩を好きになってもらうために、飼い主さんが適切に対処することが大切です。

ポメラニアン,白黒

対処法① 短い距離・時間でポメラニアンのペースに合わせてあげる

まずは短い距離・時間で散歩できるコースを考え、散歩自体に慣れさせることから始めましょう。
愛犬が嫌がるようなら無理に続けようとせず、中断して帰宅するなど、焦らずゆっくりと、愛犬のペースに合わせて克服させることが大切です。

また、犬の散歩は飼い主さんのペースに犬が合わせて歩く「リーダーウォーク」が基本と言われてはいますが、お散歩嫌いの子には、まず散歩は楽しいという事と覚えてもらうことに努めなければなりません。

散歩に慣れるまではポメラニアンの好きなように歩かせてあげると良いでしょう。

対処法② ご褒美をあげる

お散歩好きになってもらうためには、お散歩が良いもの、楽しい事だと認識してもらう必要があります。
そのためにおやつなどのご褒美を取り入れてみるのも効果的です。

ただし、ご褒美の与え過ぎは肥満につながるため、徐々に量や回数を減らすなど工夫することが大切です。

対処法③ 首輪やハーネスを変えてみる

お散歩嫌いの子の中には、首輪やハーネスが合っていないことが原因になっていることもあります。
愛犬の身体とサイズが合っているか今一度確認し、合っていない場合には変えてみることも大切となるでしょう。

子犬のお散歩デビューはいつから?

ポメラニアン,茶色

お散歩デビューはワクチンプログラム終了後

基本的には子犬期に必要なワクチンプログラムの終了後がお散歩デビューのタイミングとなります。
3回に及ぶワクチンプログラムが終了するまでは感染症予防のため本格的なお散歩はできません。

お散歩デビューの最初のうちは、家の前を歩かせる程度の短い時間、距離で構いません。
できるだけ交通量や騒音が多くない静かな場所や時間帯を選んで、少しずつ慣らしていきましょう。
愛犬の様子を伺いながら、慣れてきたら徐々に時間や距離を増やしていくようにすると良いでしょう。

ワクチンプログラム中は抱っこ散歩を

犬の生後1ヶ月~3ヶ月頃(3週齢~12週齢)は犬の社会化期と言って、犬の性格や精神面、ストレス耐性などに大きく影響する期間で、あらゆる環境やものに慣れさせるのに適した時期です。
しかし、この時期はワクチンプログラム中ということもあり、お散歩をさせることはできません。

それでも、社会化期に適した時期に家に閉じ込めていては社会化も遅れてしまうでしょう。
そこで、抱っこやキャリーバッグ、ペットカートなどを利用して外に連れ出して外の世界に少しずつ慣らしてあげると良いでしょう。

自分で歩いたり、他の犬とコミュニケーションを取ったりといった経験はできませんが、外の世界に出て、外の環境を感じ、見たり聞いたり、他の犬の存在を感じたりといったことも立派な社会化訓練になるでしょう。

また、この頃から、室内で首輪やリードにも徐々に慣れさせておくと良いでしょう。

そうすることでお散歩デビューがしやすくなったり、社会性が身に付くことで日常的な吠えや攻撃行動などの困った行動の予防や愛犬自身が不要なストレスを受けにくくなり、健康面でも良い方に繋がっていくでしょう。

この記事のまとめ

ポメラニアンの散歩の仕方と注意点
  • 散歩は「運動・健康のため」「ストレス解消」「社会化」のために必要
  • ポメラニアンのお散歩は1日2回それぞれ15分を目安に。
  • お散歩に飽きないよう同じコースばかりは避けよう
  • お散歩マナーとしつけを身に付けさせよう
  • ポメラニアンは関節・骨が弱いため過度な運動はNG。
  • 夏場のお散歩に注意。時間帯や量に配慮してあげよう。
  • 傾斜や段差、溝があるお散歩コースは避けよう
  • 拾い食いに気を付けよう

ポメラニアンの散歩の仕方と注意点 さいごに

ポメラニアンが安心・安全にお散歩させるために必要なことは、マナーと最低限のしつけです。
「おすわり」「待て」などのしつけを単なる芸と思っている方も多いようですが、これは主従関係をはっきりさせて、犬の興奮を抑えるといった意味があります。
犬の安全を守るために基本的なしつけは必須なのです。

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