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注意したいのはお散歩などで外に行くときになります。
夏の暑い日は要注意
日本の夏は猛暑が続き、湿度も高いのが特徴です。
ヨークシャーテリアはシングルコートの被毛を持つため、直射日光の日が皮膚に届きやすく、体も小さいため、地面の反射熱も受けやすいので、熱中症になりやすい傾向があります。
飼い主さんが地面を触ってみて、熱いと感じるときは歩かせないようにしましょう。
基本的に夏の暑い日のお散歩は、早朝か日が沈んで、地面の熱が下がってから行くことになります。
冬、寒い地域に住んでいるヨークシャーテリアには…
ヨークシャーテリアは暑さに弱いのですが、寒さにも強いわけではありません。
特に雪が降ったり、気温がマイナスになるような地域にお住まいのヨークシャーテリアには、外に出るときは洋服を着せて出かけるなど、防寒対策をするようにしましょう。
また、寒いところに長時間いるのは、肉球の凍傷の危険や、年齢によっては心臓や関節に負担がかかってしまうこともあります。
寒い日のお散歩は、防寒対策をした上で、あまり長時間のお散歩は避けた方がいいかもしれません。
月に何回かはドッグランに出かけよう
もともと猟犬であったヨークシャーテリアは、体こそ小さいですが体力があり、思い切り動き回ることを好みます。
元気いっぱいの成犬期には、普段のお散歩だけでは物足りないこともあります。
お散歩プラス、時々ドッグランで自由に思い切り遊ばせてあげることで、本来のテリア系の血が騒ぎ、ストレス解消にもなっていいでしょう。
どんな人々と生活を共にしたのか?
ヨーク地方は古代から錫、亜鉛、石炭などの鉱産資源で知られていました。
勤勉な人々と共に生活してきた犬ですので、ヨークシャーテリアはとても真面目で賢い犬種です。
人々の生活にかかせない相棒として、長年活躍してきたヨークシャーテリア。
明るく活発な性格も、当時のままなのかもしれませんね。
原産国を知ってワンコライフに役立てよう
先に述べました通り、原産国を知ることは、その犬が元々どういう環境で生み出されたのかを知ることとなり、それによってどういう環境下で飼育すればより良いのかを考えることができます。
湿気の多い日本に向いていないヨークシャーテリアは、日本ではむくみやすく、でき物ができやすいため、それらのケアを中心に行うことで快適な生活が送れるようになるでしょう。
ヨークシャーテリア誕生の歴史
イギリス北部のヨークシャー地方が起源であるとされている「ヨークシャーテリア」ですが、どんな歴史をたどり今に至るのでしょうか。
ヨークシャーテリアの原型は19世紀に作出されました。
ただ当時は今のヨークシャーテリアとは違い、体重は5kg以上あり、被毛も現在のようなシルキーな被毛とはかけ離れたものでした。
ヨークシャーテリアに与えられた仕事は、倉庫や工場などでネズミを獲ることがメインで、労働階級の市民に飼われていました。
やがて交配を続ける中、小型化が進み、現在の被毛の質に行きつきました。
それと同時に、ヨークシャーテリアの活発で明るい性格が、イギリスの貴族たちの目を惹き、上流階級でも愛玩犬として飼われるようになり、現在のヨークシャーテリアにつながっていきました。
1861年にイギリスのドッグショーに初めて登場し、1870年にはヨーロッパ中にヨークシャーテリアは知られるようになりました。
そして、1872年にヨークシャーテリアはアメリカに渡り、愛玩犬として愛されるようになりました。
体が小さくてもテリア系
ヨークシャーテリアはチワワに並び、超小型犬に分類されています。
他のテリア犬と違い体が小さいぶん、テリア系とは名前だけで、テリア系としての特徴はとっくの前に薄れているのでは…と思われがちです。
見かけは確かにテリア系の犬種とは違います。
ですが、もともと持っている性格としては、きっちりテリア系の性格を持ち合わせています。
負けん気が強く、縄張り意識が強いところがあります。
ただ現在では昔のように狩りをすることはなく、愛玩犬としての役割なので、飼い方次第でそういった困った特徴は抑えてあげることができます。
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