パピヨンにおすすめのペット保険の選び方

だからと言って安さだけに重視してしまうと、パピヨンのかかりやすい病気が補償対象外であったりという可能性も考えられます。
パピヨンがかかりやすい疾患に備えつつ、補償内容と保険料のバランスを考慮に入れてしっかりと検討しましょう。

また、トータルの保険料を計算しておくこともおすすめです。
パピヨンの平均寿命は13~15歳。
15歳までの保険料がトータルでどれくらいかかるのか概算してみましょう。

これは、一見すると保険料が安くても、保険会社によっては高齢になってから急激に保険料が上がることもあるからです。
ペット保険の加入は年齢制限があることが多いので、高齢になるとほかの保険に変更することが難しくなってきます。
幼犬期の保険料だけで判断せず、年齢を重ねるごとにどれだけ保険料が上がるのか、一生涯を通して保険料は妥当なのかをよく確認することをおすすめします。

選び方③ 年齢を考慮して決める

「子犬のうちからペット保険は必要なの?」と思うかもしれません。
確かに老犬のパピヨンと比べると病気にかかる確率は低いかもしれませんが、子犬のうちは骨折をしたり、誤飲をしたりするトラブルが多くみられます。
このような急なトラブルで高額な治療費がかかることもあるため、ペット保険に加入しておいたほうが安心と言えるでしょう。

また、成犬期になってからは、過去の通院歴などを考慮して保険会社やプランを決めるのもひとつの方法です。
例えば、病気やケガが少なく予防接種以外で診察を受けることがない場合は、月々の支払が安く補償割合が低いものでも十分かもしれません。

ただし、ペット保険は、加入できる年齢の上限が設けられています。
高齢になってからでは加入できない保険会社もあるということです。
どんなに保険に入れたくても、年齢をオーバーしていると加入できませんので、ペット保険への加入を考えているのであれば、若い年齢から加入するのがいいですよね。

ただし、老犬になってくると免疫力や体力が落ち、体調を崩しやすくなってくるため、一度、補償内容を見直したほうがよいでしょう。
手術が必要な病気になることも十分あり得るので、適切な治療が受けられるように、補償割合が高い保険を選ぶなどして備えておくと安心です。

選び方④ 既往症や加入条件をチェック

どの保険会社でも、加入時に既往症がないかどうかの確認があります。

既往症によっては保険へ加入することができない、条件付きで加入できる、と保険会社によっても対応が異なってきます。
加入することはできても、その既往症は免責となってしまう場合も多いため、保険会社の条件をよく確認して選ぶことをおすすめします。

他にも、予防注射を摂取していることを加入条件にしている会社もありますので、各保険会社の加入条件をよく確認してみるようにしましょう。

選び方⑤ 保険会社によるオプションプランも参考に

ペット保険によっては、病院でかかる医療費の補償だけではなく、特約を付けることができます。

例えば、他人の物を愛犬が壊してしまったり、他の犬とケンカになり怪我をさせてしまった!そんな事故の時にかかる費用の補償を、オプションでカバーしてもらえるものがあります。
他にも葬儀費用の補償プランがある保険会社もあります。

こういったオプションの種類や有無も選ぶ際の参考にしてみると良いでしょう。

パピヨンのかかりやすい病気と医療費

病気,病院.医者

パピヨンのかかりやすい病気にはどんなものがあるのか、医療費はどれくらい必要になるのかをご紹介します。
検討しているペット保険の補償内容に入っているのか、どれくらい治療費が負担されるのかなどを前提として検討することができるようになるでしょう。

かかりやすい病気① 膝蓋骨脱臼(パテラ)

膝のお皿がずれてしまう病気のことです。
先天的にかかる場合と、飼育環境によって足に負担がかかることから発症する後天的な場合があります。
初期のうちは内科治療を行いますが、慢性化してくると手術が必要となります。

◆医療費の目安

内科治療の段階であれば1通院あたり3,000円~10,000円程度で済みますが、症状の進行状態によって手術代は20~40万円ほどかかります。

◆ペット保険では

膝蓋骨脱臼を補償対象としているペット保険は多いですが、先天性の場合は保険会社によって扱いが異なる場合があるため注意が必要です。
また、膝蓋骨脱臼(パテラ)を発症してからペット保険に加入しようとしても、免責となり保障されないことがほとんどです。

かかりやすい病気② 胃腸炎

胃腸炎とは、胃、小腸、大腸の粘膜に生じた炎症のことです。
誤食などで細菌等を体内に取り込んでしまい発症する場合や、日常のストレスから引き起こされる場合など原因はさまざまです。
胃腸炎の中でも特に多く見られるものが急性胃腸炎で、脱水症状も引き起こす場合があります。パピヨンについては出血性胃腸炎も多いと言われており、出血性胃腸炎は、血液の混じった水溶性の下痢や嘔吐の症状がみられます。重症化すると命に関わることもあります。
主に投薬や点滴など内科治療を行うことになります。

◆医療費の目安

診察料、血液検査、内科治療で1通院あたり5,000円~13,000円程度が目安です。
症状や原因によって治療法や通院回数に幅がありますが、比較的短期間で治療を終えることができる傾向にあります。

◆ペット保険に関して

胃腸炎を補償対象としているペット保険は多いです。
ただし、胃腸炎になったからとペット保険へ加入しても補償対象外となるため注意しましょう。

かかりやすい病気③ 皮膚炎

皮膚炎は、皮膚に何らかの炎症が起こる病気のことです。
ノミ・ダニなどの寄生虫や細菌の繁殖、アレルギー性のものなど多岐にわたります。
内服薬や外用薬を用いた内科治療がメインとなりますが、症状によっては薬用シャンプーや食事療法なども行われます。

◆医療費の目安

1回の通院で約2000円~6000円の治療費が目安となりますが、定期的な通院が長期で必要となります。

◆ペット保険に関して

皮膚炎を補償対象としているペット保険は多いです。
ただし、皮膚炎になった後でペット保険へ加入しても補償対象外となることが多いため注意しましょう。

この記事のまとめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です