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雑種は2種類以上の犬種の血が混じって生まれた犬で、親犬の血統がわからないものをいい、ミックス犬は基本、血統書がある2頭の犬を人工的に交配して生まれます。
そのため、ミックス犬の場合は親犬の犬種がはっきりしているため、成犬となったときのイメージが親犬のどちらかの血を引き継ぐことがわかるため、イメージがしやすくなります。
パピヨンのミックス犬は血統書はもらえない
パピヨンのミックス犬は、血統書がある純血の犬同士の犬にはなりますが、同じ犬種同士の犬ではないため、血統書は発行されません。
どうしても血統書が欲しいなどという希望があるときは、純血種の犬を探すようにしましょう。
パピヨンのミックス犬を選ぶときのポイント
ミックス犬は、それぞれ違う2種類の犬種を交配させて生まれた犬になります。
それぞれのいいところだけを引き継いでくれるとは限らず、悪いところも引き継ぐ可能性があります。
その中で、いかに健康なミックス犬を探すかがポイントになります。
どうしてもミックス犬が欲しい場合は、ブリーダーから譲り受けるのがベストになりますが、悪徳ブリーダーに捕まらないようにしなくてはいけません。
両親犬の犬種がなにかということだけでなく、直接犬舎に出向き、両親親の状態を見て、質問をし、ミックス犬である子犬の健康状態などもチェックすることが重要になります。
犬舎に出向いたときに確認することは、
- 両親犬の健康状態をブリーダーに質問
- 直接両親親を見せてもらい、元気があるか、被毛に艶があるかなど目で確認する
- ミックス犬の子犬も同様、子犬らしくハツラツとしているかチェックする
- 考えられる健康問題はないかなど質問し、同時に何かあったときの保証なども確認する
など、細かいところまで話をするようにしましょう。
ここで面倒臭がるブリーダーであれば、犬を大事にしているとはいえないかもしれません。
レアカラーのパピヨンには要注意
パピヨンの毛色には、ブラウン&ホワイト、セーブル、フォーン&ホワイト、ブラック&ホワイトなどがありますが、たまにそれ以外の毛色のパピヨンが生まれ、レアカラーと呼ばれ、ときにかなりの高額で売れれることがあります。
スタンダードで認められていない毛色で、特に白っぽいカラーや薄い毛色の場合、生まれるき体が弱かったり、なにかしら先天的に疾患を持っている場合が多く見受けられますます。
レアカラーの犬は遺伝子異常で生まれてきてしまった犬なのです。
ブリーダーの中には、健全なブリーディングを無視し、レアカラーの子犬を産ませることに特化している悪徳ブリーダーも存在し、本来ならば、あってはならないレアカラーを進んで作り出しています。
不幸な子犬を増やさないためにも、そういったレアカラーのパピヨンには注意しましょう。
ショードッグになれるパピヨンの条件
愛玩犬として飼われること多いパピヨンは、ショーなどとは無縁なことが多く、健康で元気なら見た目はこだわらないということが多いですよね。
でも実際、ショーに参加するパピヨンの基準にはどんなものがあるのかご存知でしょうか。
みなさんのパピヨンにどれくらい当てはまるか、ぜひチェックしてみてください。
- 体重:2~5kg以下
- 体高:20~28cm 体長がやや体高より長い
- 色素:唇、目の周り、鼻は色素が濃い黒
- 目:大きなアーモンド型 出目はNG 目頭はスカルとマズルの交わる場所にあることが理想
- 毛色:白地であればOK 頭の下部に白のマーキングがあることはOKだが、大半が白だと減点
- 垂れ耳:止まっている状態で、耳は高い位置にある。垂れ下がっていても良く動き、ウエーブのかかったキレイな長毛の被毛で覆われている
- 立ち耳:高い位置に耳があり、よく開いた耳は外向きであること。耳の内側のラインは45度
パピヨンの毛色は成長とともに変化!?
パピヨンの毛色は、子犬期から成犬期になるまでの1~2年くらいで変化します。
毛色が濃くなっていくか、薄くなっていくかは個体差があります。
また、子犬期はパーティーカラーだったのに、成長とともにトライカラーになるということもあります。
そういった毛色の変化を楽しめるのも、パピヨンの魅力に1つではないでしょうか。
超小型パピヨンって大丈夫?
小型犬は、小さければ小さいほど人気がある傾向があります。
パピヨンも例外ではなく、小さいほど人気があります。
小さくても健康で元気であれば問題はありません。
ただ、業者の中には、小さく育てようと食事をセーブしたり、ブリーダーの中には、小さなパピヨンを産ませようと、無理な繁殖をしているところもあります。
きちんとしたブリーダーは、小ささにはこだわりません。
少しでもスタンダードなパピヨンを繁殖しようとします。
極端に小さいパピヨンは、なにかしら健康的な問題を抱えている可能性もあるので、小さいからと無条件で飼うのではなく、きちんと健康状態などを確認した上で決めるようにしましょう。
この記事のまとめ
- 体重3.2〜4.5kgの小型犬。イギリス系はシングルコート、スウェーデン系はダブルコート
- 毛色:ブラウン&ホワイト、セーブル、フォーン&ホワイト、ブラック&ホワイトなど
- 性格:明るく活発、好奇心旺盛、人懐こく甘えん坊、賢い、感受性が強い、プライドが高い、社交的
- パピヨンの種類:立ち耳、垂れ耳(ファレーヌ)、ミックス犬
- パピヨンの耳は生後60日くらいでピンと立つ
- 垂れ耳のテーピング矯正は、生後2ヶ月経っても耳が立たない場合に試す
- パピヨンの毛色は、子犬期から成犬になるまでの1〜2年くらいで変化する
- 垂れ耳「ファレーヌ」パピヨンは1つの個性
- 垂れ耳@ファレーヌ」パピヨンはパピヨン専門ブリーダーから譲りお受けるのがベター
- 垂れ耳「ファレーヌ」パピヨンは耳の炎症を起こしやすい
- パピヨンのミックス犬は、いかに健康なミックス犬を探すかがポイント
- パピヨンのミックス犬は両親親のいいところを引き継ぐことも、悪いところを引き継ぐこともある
- レアカラーのパピヨンは先天性の健康問題を抱えている可能性があるため注意する
- 超小型パピヨンは健康で元気ならOKだが、虚弱体質である可能性があるため注意する
まとめ
純血犬もミックス犬もそれぞれのよさがあり、どちらがよいということはありません。
飼うときは、よいところだけに目を向けず、デメリットな点もしっかりと考慮して決めるようにしてくださいね。
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