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多くの犬は足先や尻尾、耳、マズル、お腹、腰などに触れられることに敏感です。
まずは、手のひらで優しく全身を撫でられるよう、スキンシップから始めましょう。
全身を触ってスキンシップをしてリラックスできるようになることが目標です。
対処法② ブラシに慣れさせる
ブラシに恐怖心や嫌なイメージをもっている場合には、ブラシに慣れてもらうようにしなければなりません。
被毛を梳かすことよりもブラシに慣れさせることを優先し、まずはブラシの背面を使って体をなでてみましょう。
それが大丈夫そうなら軽く毛を梳かしてみて、徐々にきちんとブラッシングができるように慣れさせていきましょう。
愛犬の様子を見ながら数週間かけて段階的に行っていくとよいでしょう。
対処法③ 部分的に分けてブラッシングする
ブラッシング嫌いの子に、長時間我慢をさせるのは酷なことです。
まずは、部分的にブラッシングして短時間で行って慣れさせていくようにしましょう。
今日は下半身、明日は上半身、あさっては顔・・・という風に部分的に行ってみましょう。
それに慣れてきたら1度の部分を少しずつ増やしていき、最終的には1度に全身をブラッシングできることを目指していきましょう。
対処法④ ブラッシングするタイミングをかえる
犬のブラッシングをするタイミングは、散歩が終わった後がおすすめです。
散歩でついた汚れをとることができるだけでなく、散歩で犬が疲れているためじっとしていてやりやすくなるでしょう。
対処法⑤ 作業台などに乗せる
ブラッシングをしている間じっとしていられないという子は、作業台などの高台に乗せてみましょう。
病院やサロンでは、犬を少し高い台に乗せますよね。
あれは犬の心理で、高いところに上がると犬は動かなくなるそうです。
ただし、台から飛び降りたり落ちて怪我をしてしまわないよう十分に注意しなければなりません。
ブラシを持たない方の手で必ず犬を支えるようにしましょう。
ブラッシングは良いことと覚えてもらうことが大切
愛犬のブラッシング嫌いを克服するためには、ブラッシングに対して良いイメージを持ってもらうことが大切です。
犬がブラッシングを好きになるか嫌いになるかは、慣れさせることも大事ですが、飼い主さんのブラッシングテクニックにもよります。
ガリガリ痛いだけのブラッシングでは、犬じゃなくても嫌になってしまいます。
愛犬が痛い思いをしないで済むようブラッシング方法を見直してみましょう。
また、ブラッシングが終わったら必ずご褒美を与えてあげてください。
愛犬の好きなおやつを与えてあげても良いです。
そうすることで「ブラッシング=良いことがある」と認識するようにしてください。
そして、何よりも大切なのは、飼い主さんの心構え。
嫌がる愛犬に対して、怒ったり焦ったり、必死になったりすると、その分犬はその感情を読み取って嫌がるようになってしまうでしょう。
愛犬にブラッシングでリラックスしてもらうためには、飼い主さん自身がリラックスして向き合うようにしましょう。
この記事のまとめ
- トイプードルは抜け毛は少ないが、毎日のブラッシングは欠かせない犬種
- ブラッシングを怠ると毛玉に。毛玉が原因で皮膚トラブルにも・・・。
- 日頃から全身を触れるようにスキンシップを
- トイプードルのブラッシングに必要なのは「スリッカーブラシ」と「コーム」
- ブラッシング前に毛玉チェック。毛玉をほぐしておこう
- ブラッシング手順
①全身をスリッカーブラシで梳かす。
②コームで整える。
③顔部分はコームで優しく少しずつ。
④ご褒美を忘れずに。 - ブラッシングスプレーを活用すると切れ毛や毛玉対策にも。
- ブラッシング嫌いにさせないためには「ブラッシング=良いことがある」と認識さることが大切。
- 飼い主さん自身がリラックスした状態で愛犬と向き合おう。
トイプードルのケアの基本はブラッシング さいごに
トイプードルの被毛は細く柔らかくくるくるしていて毛玉になりやすい特徴を持ちます。
毛玉を作らないためにも、皮膚の健康のためにも、必要なのが毎日のブラッシング。
そんなブラッシングの時間は、どうせなら飼い主さんと愛犬の楽しいコミュニケーションの時間になるようになればいいですね。
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