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室内で暮らす狆は、家の埃を被毛が吸い込みますので、毛玉防止やアレルギー防止のためにも、毎日のブラッシングをおすすめします。
また、ダブルコートの狆の場合、換毛期は抜け毛が増えますので、まめなブラッシングはなお重要になります。
狆のシャンプーで臭いや抜け毛対策
狆は比較的体臭が少ないといわれる犬種になりますが、やはり動物なのでゼロではありません。
月に1〜2回、皮膚の状態を確認してシャンプーをしてあげましょう。
シャンプーをすることで、体臭対策になるのと、余分な死毛を取り除くことができます。
シャンプーの時に重要なのは、愛犬の皮膚に合った、刺激の少ない自然派のシャンプーを選び、優しく洗い上げることです。
シャンプー後は必ずドライヤーで完全に乾かすようにしましょう。
自然乾燥をさせようと生乾きで放置してしまうと、臭いの原因になります。
狆の耳掃除は必須のお手入れ
狆の耳は垂れ耳になりますので、どうしても通気が悪く、蒸れやすくなります。
そのため、他の犬種に比べ、耳に炎症が起きやすいので、定期的に耳の掃除をすることが大切です。
方法として、
- 1〜2週間に1回…イヤークリーナーで耳の洗浄をする。
- 耳の中の毛を抜く…滑り止めでイヤーパウダーを手に塗り手で抜くか、ピンセットなどを活用。できない場合は獣医さんに依頼。
*耳は清潔に保っていないと炎症を起こしてしまう他、臭いの原因にもなります。
狆の歯磨きについて
近年、犬も人同様、口内環境を整えようということが常識になりつつあります。
というのも、歯周病などは口内に留まらず、全身疾患の原因になることがわかってきたからです。
特に、狆のような小型犬の場合、歯が小さく歯間も狭いため、歯周病になりやすいといいます。
子犬のうちから口の中を触ることになれさせ、成犬になる頃には歯磨きを日課にできるようにしましょう。
狆にトリミングは必要!?
狆にトリミングは必須ではありません。
とはいえ、ドッグサロンではトリミング以外にも、マイクロバブルバスやパックなど、様々なオプションがあるので、エステ感覚で愛犬を預けてもいいかもしれません。
また、飼い主さんによっては夏限定で、サマーカットをしてもらう場合もあります。
狆の注意する病気
狆の注意する病気①水頭症
小型犬に多いのが水頭症になります。
ほとんどが先天性になり、稀に後天性の場合があります。
脳室に水が溜まり脳室が拡張し、脳を圧迫してしまい、様々な脳障害を起こします。(意識障害・運動障害・斜視・発作など)
治療は内科治療が主になり、根治ではなく対症療法になります。
狆の注意する病気②アレルギー疾患
アレルギーには様々な種類があり、そのどれもに狆はなりやすい傾向があります。
特に室内で暮らす狆は、ハウスダストなどが原因のことが多いです。
室内をキレイに保つようにする他、狆が皮膚を痒がるような素ぶりを見せたり、湿疹を発見した場合は、早期のうちに病院にかかるようにしましょう。
皮膚疾患は慢性化してしまうと、完治に時間を要します。
狆の注意する病気③眼病
狆のチャームポイントのかわいい大きな目は、眼病になりやすいので注意が必要です。
- 白内障
- 角膜炎・結膜炎
- 眼瞼内反症
などがあります。
眼を執拗に掻いていたり、白目が赤いなどという場合、獣医さんに診てもらうようにしましょう。
狆の価格と入手方法
狆は日本犬でありながらも、日本で飼育されている数は圧倒的に少ないため、ペットショップなどではなかなか出会う機会はありません。
狆を探すには、ブリーダーから譲り受ける方法がほとんどになります。
子犬の価格は、10〜20万くらい。
血筋や毛色などによっては40万くらいになる場合もあります。
狆のさいごに
世界には狆のコミュニティーがあるほど愛されています。
人気の秘密は見た目の可愛さ以外に、飼いやすく、愛らしい人懐こしさにもあるでしょう。
1度飼ったら虜になってしまう狆をあなたのパートナーに迎えませんか?