犬に下痢止めを飲ませる?飲ませない?下痢止めの正しい知識

これも、神経質な犬に多くみられますが、普段はストレスを感じにくいという犬でもその環境の変化の内容によっては、下痢を引き起こしてしまうこともあります。

環境の変化というのは、具体的には引っ越し、飼い主さんが赤ちゃんを出産したり、新しいペットを迎えたり、大好きだった飼い主さんや同居していたペットの死などによる家族の変化、ペットホテルなどに預けた場合などで、体調を崩して下痢を引き起こしてしまいます。また、季節の変わり目や温度差が激しい場所などにいることでも、下痢を引き起こしてしまう原因となります。

食餌内容

普段と違うものを与えたり、食餌内容を変えたりした時も下痢を引き起こしてしまうことがあります。

例えば、普段おやつを与えない犬におやつを与えた場合や、人の食べ物を食べた場合、ドッグフードを変更した場合、ドッグフードの質が悪い場合などによく下痢を引き起こしてしまいます。また、散歩中などに拾い食いをして下痢を起こすこともあります。特に体質的なものもあり、胃腸がもともとそんなに強くない犬には、普段与えなれていないものを与えるとすぐに下痢を起こしてしまう子もいます。

病気

下痢を起こす一番のトラブルといえば、消化器系の病気です。軽い胃腸炎から命に関わる重い病気まで下痢という症状は起こります。

病気とはいっても、下痢を引き起こしてしまう病気とは多種多様で、下痢の状態を見ただけではその原因がはっきりとすぐにわかるとは限りません。動物病院で診察や検査を受けてわかる病気もありますが、はっきりとした病名が分からない場合もあります。